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41.初めての整形外科

先週末頃
買い物の為、家を出て歩きはじめたら
急に右足に
今まで感じて無かった異常を感じた。

全然平気だった右足に力が落ちて、
感覚も鈍く感じ、
普通に歩けなくなってしまった。

常に、
仕事上たくさん歩いて
腰や足が痛い時はあったが、
大体一晩寝たら治ったのに
こんな経験は初めてだった。

ただ、一時的な事だろう…
良く休んだら治るだろう…

しかし、足は治らず、翌日からは
更にひどくなって膝の裏筋肉痛まで出来てしまった。

週末、子供と遊ぶ為、近隣の公園に行くのも
当たり前だった普通の一歩、一歩が
とても辛かった。

ただ、一日での出来事。
ただ、右足の力が少し落ちた事で
日常生活は丸ごと変わる。

体が意思通り動かず、
とても不便で
何より心理まで不安定に…
一体、自分の体に何が起こってのか…
最近健康検診の結果があまりだったのも気になった。

不自由な体に従って
いらいらしすぎて
ネガティブな考えまで
心を支配し
うつ病になりそうで

翌朝、
思い切って初めて整形外科を訪ね。

幼い頃の大きい交通事故と数回の事故による負傷を除くと
最近では健康検診、ワクチン接種、風邪、花粉症、皮膚科など割と軽い症状以外行ってない病院。

不安な気分で病院に入った。
予想とおり患者のほとんどは年配の方々
歳を取ると仕方ないかとは思うけど…
何で僕はここにいるのかとため息が出た。

問診の後、名前を呼ばれて足のレントゲンを取って、追加で腰も撮影

後、案内されたのはリハビリ室
カーテンで囲まれ一人バットの空間で
若い男性のリハビリ先生が
親切にいろいろ相談にも乗ってくださり、
検診の後は簡単なマッサージと本格的な電気治療が続く…

その後は診療室へ入ってお医者先生からのレントゲン写真分析結果所見説明。

外の惑星から来た僕が気になったか
ジェスチャーを含むとてもゆっくりした
言葉使いで
親切に一生懸命説明させて頂く。

幸いにレントゲン上で見た限りは
大きなトラブルはなく、
ただ、背骨のディスクが右足につながる繊細な神経を(特に膝の裏側には繊細な神経の束集まっている)刺激し、
その影響で足又は膝の筋肉の力が落ちた様。

専門用語では
坐骨神経痛か
膝窩嚢胞というらしい。

もちろん100%ではないけれど、
一番心配した血管の問題ではなさそうで
ほっとした。

2時間も超えた時間。

来病患者数と比べて
診療時間が長いのはおそらく

ほとんどを示す年配の方々に合わせた
パート別の細かい気配りではないかと思った。
何とか感じたのは
やはりこの惑星は介護を含めて
福祉システムは進んでいるかと感じた。

人口の半分以上が年配の方という社会構造が
今のシステムを作ったかと…

念の為痛みの対して薬の処方せんをもらい
病院お出たら驚くことに
右足の調子が少し良くなった。

ただ10分間受けた電気治療が効果あったらしい。+心理的な事か

まだまだ右足は不自然だが、
少しだけでも回復できたら
軽くなって
暗かった世の中が変わって見えはじめた。

完全回復までには
まだある程度リハビリや運動が必要だろうが…

いきなり
一時的に
片方足が不自然になるだけで
こんなに不便で
悪い考えも出るのに 

まして
一生障害で体が不自由な方は
どんなに辛いか
少しでも共感するきっかけとなった。

人間というのは
どんなに小さな存在か…

もう自分も歳を取るのかと
言葉では健康管理に気をつけると言っても
一方では、甘く考えたかと反省も

そして、
誰でもある日いきなり
一日で人生が丸ごと変わる事も
十分あり得るという事実…現実

やはり
平凡な
つまらない日常は
誰かにとっては
贅沢な
決して、平凡ではない
スペースシャトルな人生というのを…

今まで黙々と働いて我慢してくれた
足と膝に感謝しながら

体に気をつける

ありがとう…

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