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1-7.「初」

お久しぶりのアップデートです。

前回で初という話が出ましたが、皆様にも「初」という思い出があると思います。
「初恋」、「初出勤」、「初旅」「初出産」

「どきどき」と「いらいら」が交差する、

誰でも必ず経験する「初」のイメージは今思い出すと
懐かしくて恥ずかしい?

複雑な感情にもなります。


あなたにどって「初」はどんなイメージでしょうか。

どんなに優れた成績で添乗員の過程を終了した者も(僕はもちろん…該当しないーー;)いきなりのデビューに緊張感は「白ご飯としらす」、「生ビールと餃子」、「お刺身とわさび」、「マグロ初競りと○○ざんまい」の関係ですよね。

そういうわけで普通はそのクッション役割として最初はベテラン先輩に沿って「サブ添乗」に出ます。
僕の場合、人に恵まれてジェントルでベテランの大先輩に添いました。
さらに、派遣会社の配慮で自分がデビューする初添乗予定のコースと同じコースに配属され、下見にもなりました。(こんなダブルラッキーなかなかです。)

2015年、春を迎えて駿河湾を背景に富士山が見える、北斎の作品に出そうな絶景!世界遺産に輝く三保の松原と解禁された駿河湾のカニ汁を味わえる「田子の浦」へ行きました。

先輩のこと…しゃべり方、小さなしぐさまで研究(?)して一生懸命学びました。

そして、いよいよデビューの日がやってきました。

......

よし!頑張るぞ!!

鎌田がスタンバイ(朝7時半)でちょうど妻の実家が周辺だったので

前泊して義理のお父さん、お母さんに応援の気をいっぱい頂いて

やっと出征(自衛隊?)しました。

あいにく初添乗だったこの日は3月の30日。自分がちょうど9年前日本に来た日でした。

春と言ってもまだ3月の寒さが残って、スタンバイ場所である鎌田駅の辺まで歩く20分の間、ひんやりとした気分を今まで覚えていますが、ただの寒さのせいではないと…それが「初」の気分、「初」のイメージだったなあと今はなんとなく認識しています。

スタンバイ場所に近づくほど、

時間が近づくほど、

緊張感は高まりました。

俺が本当にできるのか。

外人の俺が…

お客さんがびっくりしないのか。

俺…

大丈夫なのか…

あるほど覚悟はしましたが、

まさかあんなことが起こるのは

想像してなかったです。

    <続く>

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