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キャラクター作り武者修行(7)【創作ブートキャンプやってみた】

本記事は2023年10月22日開催の創作ブートキャンプにて教わった創作方法に基づき、作ったキャラクターを発表している記事です。

※イベント詳細は以下の記事をご覧ください。

前回作ったキャラはこちら



15人目:ジョン・グリーン(男性)

・表向きの立場:⑳インフルエンサー
・キャラの正体:④超人気者
・出自:③義理の親
・経験1「学生」:⑨約束
・経験2「世界」:⑭戦争
・ターニングポイント:⑲暴走
・信念:①忠誠

天使の歌声を持つとされるジョンは、幼少期から天才アーティストとして引っ張りだこだった。

そんなジョンに目を付けたのは、本家の現当主。才能あふれる子は本家にいるべきだと、無理やりジョンを養子にした。義両親や義兄弟にないがしろにされる中、祖母だけがジョンに優しくしてくれた。

ジョンが十五歳の頃、戦争が勃発。祖母が愛した祖国を守るため、ジョンは入隊することに。一兵卒として前線で戦うジョン。鬼神さながらの働きに、味方からは英雄として称えられる。

終戦して帰るも、親族から「人殺し」とされ、家から追い出されることに。祖母もなく、頼れる人もなく、絶望するジョン。退役時にもらった給金を使ってアパートを借り、人に合わずにいられる仕事として配信を始める。

高音ボイスは失われても、高い歌唱力を誇るジョン。顔出しなしでも動画がバズり、世界中から視聴される。

「これも祖国復興の一助になる!」

そう思ったジョンは積極的に祖国のことをPR。世界中から支援が届くことに。そのお金を使って集合住宅や商業施設を作り、ジョンは裕福になっていく。

しかし面白くない人もいて、ジョンのことを調査。「奴は人殺し」と公開し、ジョンは一気に炎上してしまう。

これからどうすべきか迷うジョン。しかしわずかながら、応援してくれるファンがいる。褒めてくれた祖母もいる。そんな大事な人たちのために、ジョンはもう一度頑張ることを決意する。

創作メモ

「インフルエンサー/超人気者」で意外性が出せず、義理の親で「八日目の蝉みたいな感じ?」と着想しました。

でもどうやってもありきたりになりそうだったので、世界観で一発逆転! ……を計ったら、戦争が出ました。どうしても現代社会と切り離せない感じがして、そのまま作っています。

現在世界では戦争が起きていますが「こんな感じの人もいるんじゃないか」と思いながら作りました。なので作品というより、一つの思考実験のつもりです。

もし書くなら、思考実験っぽい回想テイストで、上記に補足する形で、あっさり短編に仕上げようかなと。

内容的に映画が最適かと思いますが、「なんか有名な賞を取った作品だけど、終始しっとりした感じで特に面白味もない」と私が感じそうなので。

16人目:東雲マオ(しののめ まお/女性)※前世:MAO(男性)

・表向きの立場:⑱アーティスト
・キャラの正体:⑭転生者
・出自:⑯有名人の子
・経験1「世界」:③実験体
・経験2「一般」:④死
・ターニングポイント:①死
・信念:②断罪

かつてMAOという天才歌手がいた。当時の若者世代の心をがっちり掴み、デビュー1年で事故死したという伝説の存在だ。未だに根強いファンが多く、二十年経った現在でもカルト的人気を誇っている。

そんなMAOが死んだ時、ネット掲示板で「MAOを蘇らせよう」という動きがあった。具体的にはMAOの魂を新しい肉体に転生させようという試みだ。怪しい集いだったが、本気で実現しようとした者がいた。

その中に、某アーティストの妻・アヤメもいた。

アヤメはその被験体となり、無事女児を出産。性別の違いが悔やまれたが、娘マオは生前さながらの歌唱力とカリスマ性を兼ね揃えていた。(ちなみに夫は黒魔術について知らず、純粋に娘を天才だと思っていた)

周囲が喜ぶことで、マオも無邪気に喜んでいた。だが小学五年生の頃、大きな事故に遭う。生死の境をさまようマオは、記憶の狭間でMAOに出会う。そして自分の魂が弄ばれていることを知った。

生前の記憶も持ちながら、マオは回復。実験について調べ上げ、黒魔術集団に断罪を行うことを決意する。

そのために最も効果的な方法として、プロデビューして人気絶頂になったら、この曲を発表して引退すると決意する。

タイトルは「死後の魂にも人権を」。そのために今、頑張って執筆している。

創作メモ

「アーティストで転生?」と戸惑ったけど、出自を見て「推しの子の双子たちも同じ要素だな」と気づきました。

推しの子が転生した理由は謎ですが、何かしら転生orアーティストを目指す理由が欲しいと思いました。だって転生してわざわざアーティストを目指すんですから、何か理由があるのかと。よっぽど心残りがあるのか、アーティストじゃないとできないことがあるのか。

そこで思いついたのが、尾崎豊。彼のカムバックを強く願うファンが未だに多いだろうと思いました。もし過激なファンが、マジで過激なことをしたら……が本作の発端です。その後の要素も「死」ばかりで、うまく絡みました。

何気に困ったのが世界観です。異世界で歌手になるのか、異世界の人が現実世界で歌手になるのか。推しの子があったから「現代→現代」もアリと気づけました。「転生って色々あるんだなぁ」と学べたキャラです。


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団 卑弥呼
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