【全文無料】【CS3位】青緑レクスターズのススメ
Sobo (そうぼう)と申します。週末の大会で遊ぶのが楽しみの、三十路のデュエマプレイヤーです。
私は王来編で登場した「水レクスターズ」という種族が大好きで、彼らを使ったデッキを1年以上握っております。この度、その研鑽の成果と引きがかみ合ってCS にて3回、3位入賞することができました。
(ベスト8は2023年前期から2024年5月に至るまで6回入賞)
本記事では、「このデッキの構築」ならびに「環境に合わせた採用カード」を解説します。このデッキの誕生の経緯や、過去の変遷、搭載札の細かい解説につきましては、こちらの記事をご参照ください。
また、このデッキの立ち回り方につきましては、別の記事がございますので、そちらもご覧ください。
なお、口が裂けても「環境デッキ」などというつもりはございません。暇つぶしの読み物としてお楽しみ頂けますと幸いです。
デッキの設計思想
青緑レクスターズとは何ぞや?
攻撃時にドローができる、2種類の『マニフェスト』を主軸に置いたビートダウンデッキです。
古き良き【マルコ】【ラムダ】【ガネージャ】の精神を継いだ、文字通りのレクスターズデッキともいえるでしょう。
レクスターズと1年以上向き合ってきた私としては、このデッキの強みは以下の3つだと考えております。
① 水の進化獣と自然のタマシードによる、アドバンテージ獲得能力の高さ
② バウンスと呪文封殺による、テンポアドバンテージの獲得のしやすさ
③ 確定サーチと銀の弾丸による、さまざまな局面に対応できる柔軟さ
この3つの要素のうち、デッキの「確定枠」が ① を、「確定枠」の一部と「準確定枠」が②を、そして「自由枠」が③を実現しております。
以下にて、それぞれの枠についてご説明します。
確定枠について
このデッキの基本の動きは、2ターン目にブーストまたは軽減獣を召喚、3ターン目に『マニフェスト』のどちらかを出して攻撃する、という動きになっております。1度に2枚以上のアドバンテージを得る手段は、原則的には進化獣の効果のみなので、早期から攻撃を行えるようにすることは必須です。
なので、進化獣とその進化元となる足場が確定枠といえるでしょう。
『ヘルコプ太の心絵』はブーストではありませんが、1ターン目に『マニフェスト』をサーチできる他、5マナ以上ある場合、1マナで後続をサーチ → 4マナで攻撃という動きが可能になるため、確定枠です。
『フェアリー・ギフト』は不可能を可能にする1枚です。初手で引いた場合は、ブースト・軽減獣の9枚目としての役割を果たしますが、このデッキの場合『リーフ.Star』で攻撃した次のターン、5マナ圏で真価を発揮します。
2マナで『オニカマス』や『海底研究所』などのメタカードを配置しながら、残りの2ー3マナ(軽減込み)で進化獣を追加で召喚する。1ターンにとれる「手数」を増やせるのが、兎にも角にも強い。【鬼羅.Star】でメタクリーチャーを展開しながら殴るイメージ、というとわかりやすいでしょうか。
準確定枠について
続けての水自然のカード3種。これらのカードは、枚数は流動的なものの、投入はほぼ確定の枠だと思っております。
まずは攻めの2枚。
呪文・クリーチャーをロックしつつ連続攻撃が可能な『神ナル機カイ「亜堕無」』
侵略により0マナ1ドロー+盤面除去ができる『Code:1500<アダム.Star>』
これら2種の『アダム』は、相手の動きを阻害しつつ攻めることに長けています。『亜堕無』によって、返しのターンに相手が取れるアクションを狭め、トリガーや除去もケアしながら殴れるのは、非常に強力。自身の効果で手札に戻ることで相手の除去や殴り返しを回避しつつ、使いまわせるのも便利です。
『アダム.Star』は、ノーコストで相手のキーカードを戻しつつ、再展開を封じてテンポを狂わせる超強力カード。軽減して出した『リーフ.Star』を場に残すという大事な役割も果たします。
また、『ヘルコプ太』の成功確率を上げる意味でも進化獣の枚数は重要になってきますので、投入すること自体は確定だと思っております。
続いて追加の足場、『パーリ騎士の心絵』。
遅効性『天災 デドダム』こと『パーリ騎士』は、ブーストを引けなかったときに「溜める」動きができ、シンカパワーで着実にアドバンテージを稼ぎます。
自力で手札に戻ることができる『リーフ.Star』や『亜堕無』との相性の良さも見逃せません。
現環境では、進化獣を止めてくる『ボン・キゴマイム』や『Dの天災 進化研究所』、足場となるコスト2以下のエレメントを焼いてくる『Napo獅子-Vi無粋』などがおり、それらをケアしたゲームプランを立てられるのも重要です。墓地リセットは……なんぼあっても嬉しいですよね。
自由枠について
このデッキの強み、醍醐味、辛みです。膨大なカードプールの中からカードを吟味し、厳選し、約10-12枚の自由枠をどう練りこんでいくか。
使い手の腕の見せ所です。
いろいろな考え方があると思いますが、自分が自由枠ならびに準確定枠を考える上で大事にしているのは以下の3つの点となります。
① 自然のカードと進化獣の枚数はバランスが良いか
② 1枚にできるだけ複数の役割を持たせられるか
③ 環境に対しての回答札の枚数に偏りがないか
1つ目は言わずもがな、2ターン目のブーストの再現性をあげつつ、『ヘルコプ太』の成功確率を担保するために必要な要素となります。確率計算機などとにらめっこしつつ、どこまで許容するのかを考えましょう。
(例: 自然の進化獣が入っていない場合、『ヘルコプ太』の確率は、進化獣の枚数に応じて14枚:86%、15枚:88%、16枚:90%……と遷移します)
2つ目、「1枚あたりの役割の数」は枠を最大限活用するために必要な考え方です。使い所が限られるが、ガン刺さりする1枚を使いこなすのも楽しいですが、環境で戦うのであれば、複数の役割をこなせるカードの方が優先度は上となります。
例えば『海底研究所』は、【アナカラージャオウガ】や【赤緑アポロ】【グラスパーループ】の対策札でありつつ、【青黒魔導具】に入る『海底研究所』を除去する札でもあり、【天門】や【黒緑アビス】などのブロッカーを乗り越えるための1枚にもなります。何というユーティリティな1枚!
『空間型無限収納ストラトバッグ』は、EXライフをはじめとした除去耐性持ちのクリーチャーをマナ送りすることができるほか、革命チェンジやループギミックも止めることができる1枚です。強い。
仮想敵を並べてみたときに、自由枠のカードたちが対策札としてどの程度それらを網羅しているか、を考えることが重要です。どこまでを仮想敵として捉えるか、割り切るか、でも好みがでるところですね。
3つ目のポイントは、よく当たる仮想敵に対しての「再現性」となります。例えば『赤青マジック』の対策札は合計して何枚あるか、後攻をとったときにできることがないまま死なないか。2つ目のポイントに書いた「割り切り」との兼ね合いもありますが、高 Tier の環境デッキに対してあまりにも対策が無い状態は避けたいものです。
(2024年7月更新)自由枠についての記載がかなり長くなったので2023年11月から2024年7月まで、どのように変遷したか、については以下の記事に移しました。
【ログ用】【CS3位】青緑レクスターズ自由枠の変遷(2023年11月-2024年7月)|Sobo (note.com)
自由枠の採用候補
攻撃札
龍装者 バルチュリス
仮想敵: 特に無し、オールラウンダー
このカードをどう使うかで、勝率が大きく変わる、そんな1枚です。
受け札の影響を受けづらい、詰めの1枚として使うのはもちろんなのですが、相手のデッキのエンジンがかかる前に早い段階でこのカードを使うのも有効です。1ターンで盾を3-4枚持っていくことで、相手がどんなに上振れても返しきれない、そんな盤面を作ることができます。
このデッキの場合、『亜堕無』が単体で2度目の攻撃の機会を作れることも忘れちゃいけません。 『亜堕無』1点、出しなおした『亜堕無』→(侵略)『アダム.Star』で2点+『バルチュリス』みたいな動きはよくとります。
使い方を学びたいときは、【赤黒邪王門】や【クローシスバイク】等の名手のプレイを見ると良いかも。勉強になります。(実話)
裏斬隠 フォクシット
仮想敵:【黒緑アビス】【黒単アビス】【赤白カウンター】ブロッカーを持ったクリーチャーが多くなってきたため、本格的に採用が検討できる1枚。その性能は攻防一体で、複数体ブロッカーがいるときの押し込み、除去耐性を過信してブロックしてきた『アビスベル=ジャシン帝』の破壊、『邪魂龍 ジャビビルブラッド』のような攻撃に関与するシステムクリーチャーの排除、などと多岐に渡ります。
雑に
難点は火文明単色というところ。自然文明を削りたくない都合上、『異端流し オニカマス』などの水文明の足場を削るか、『光牙忍 ハヤブサマル』あたりと差し替えるか。どっちにせよ、トレードオフが生じます。
使用にあたっては、注意点が2つあります。
まず、このクリーチャーは『ニンジャ・ストライク 4』なので『珊瑚妖精 キユリ』ルートで最速で動いたターンは使えません。
また、ブロックされた後のタイミングにニンジャ・ストライクでこのクリーチャーを召喚し、ブロックしたブロッカーを除去しても、攻撃は止まったまま、というところも覚えておきましょう。***
***
相手のクリーチャーがブロックしたときに、「ニンジャ・ストライク」で《裏斬隠 ハットリトリ》を召喚しました。「バトルゾーンに出た時」の能力で、相手がそのブロックしたクリーチャーを破壊した場合、どうなりますか? | デュエル・マスターズ (takaratomy.co.jp)
超奇天烈 ガチダイオー
仮想敵:【アナカラージャオウガ】【赤青マジック】【黒緑アビス】【赤黒COMPLEX】【青黒COMPLEX】
リーサルに貢献するフィニッシャーです。『アダム.Star』とこいつで同時に侵略を行うことで、1体の代わりに3体まで選んでバウンスが可能。これは置換効果なので、置換効果が連鎖しない裁定を活用して、『CRYMAXジャオウガ』や『アーテル・ゴルギーニ』、EXライフ持ちなどを吹き飛ばせます。
また、相手の場に『同期の妖精』がいる場合も、「3体バウンスします」と宣言すれば、『同期の妖精』を含む3体を選べるので、誘導する効果の影響を最小限に留められます。(裁定はこちら)
その場合は『ド浮きの動悸』で除去されないように、『アダム.Star』を上に重ねることを忘れずに。
防御・妨害札
光牙忍ハヤブサマル、裏斬隠 カクシ・レシピ
仮想敵: 【赤緑アポロ】【アナカラージャオウガ】【赤青マジック】【黒緑アビス】
このデッキはバウンスで盤面を蹴散らしながら攻め続けられるため、シールド・トリガーで逆転を狙うよりも、殴り切ることにオールインしています。
そんな中、シノビは手札に予め加えておける受け札なので採用しやすいタイプのカードです。『フォクシット』も同様ですね。
『ハヤブサマル』は相手に最も刺さるタイミングで『オニカマス』などを守るのにも有用です。 (革命チェンジせずに突っ込んできたマッハファイター持ちクリーチャーなど)
空間型無限収納ストラトバッグ
仮想敵:【赤青マジック】【革命チェンジ】【マーシャル・ループ】【緊急再誕チェインコンボ】
なんだかんだ言って強いメタカード。【グラスパー】を除いた殆どのループやチェインコンボにぶっ刺さります。革命チェンジも不発にできたり*、『DARK MATERIAL COMPLEX』の下敷きからクリーチャーが出てこなくなったり、と相手の意識の外から蓋をすることができます。
【マトリクスループ】など、現環境ではカード指定除去を積まないデッキをこの1枚で詰ませられるのは他のメタカードにはできません。
置換効果が連鎖しない裁定を活用して、相手の耐性持ちクリーチャーをマナに叩き込むのも強力です。
異端流し オニカマス
仮想敵: 【アナカラージャオウガ】【赤緑アポロ】【クローシスバイク】【赤青マジック】
この枠は『飛ベル津バサ「曲通風」』などと競合する枠となります。これらのカードの特性は表裏一体でして、
『オニカマス』にできて『曲通風』にできないこと
・革命チェンジ・侵略を止める
・『母なる星域』や『瞬閃と疾駆と双撃の決断』などによる踏み倒しを止める
・永続的なアンタッチャブル
『曲通風』にできて『オニカマス』にできないこと
・『デドダム』『進化設計図』などの出力を下げる
・メクレイドギミックを弱体化させる
・出たターンに進化してジャストダイバーを引き継ぐ
となります。ガード・ストライクの有無は、このデッキの受け札の枚数的に、もはや誤差なのであまり重視してません。
両方とも使ってみて、今は『オニカマス』の方が総合的に優秀、と感じたので、こちらを採用しております。
ボン・キゴマイム/♪やせ蛙 ラッキーナンバー ここにあり
仮想敵:【赤青マジック】【黒緑アビス】【青黒COMPLEX】等多数
『オニカマス』や『曲通風』と競合する枠です。
【赤青マジック】対面では『ヒメカット』にバウンスされる一方『俺の歌』で焼かれない、【黒緑アビス】対面では、『オニカマス』と違って『ヤバーダンロウ』に処理されるが、ハンデスプランに強い、と差別化できます。
かつ、下面を手打ちすることで攻めにも使えるのが非常に強力な1枚です。『マルコ.Star』で場にあるこのカードを戻して、下面を手打ちする、なんてこともあります。
若き大長老 アプル、清浄のカルマ インカ/オキヨメ・水晶チャージャー
仮想敵:【赤青マジック】【黒単アビス】【黒緑アビス】【フィオナアカシック3】【青黒魔導具】【青黒COMPLEX】
手札以外の領域からの踏み倒しを対策するための枠です。
前者は【アカシック3】なども対策できる他、墓地回収などもメタれるのが強み、反面、デッキからの踏み倒しなどは対策できません。
後者は、デッキからのメクレイドなどを対策できるのが大きな差別点。その他、下面の墓地メタもチャージャーで増えるマナを考慮すれば、実質2コストで使えるので、比較的使い勝手が良いです。
D の天災 海底研究所
仮想敵: 【アナカラージャオウガ】【青黒魔導具】【赤緑アポロ】【黒緑アビス】
先述の通り、① 相手の『海底研究所』を張り替える、② 【アナカラージャオウガ】【アポロ】【グラスパー】を止める、③ ブロッカーを無力化するなど、幅広い用途がある1枚です。
このカードを搭載している多くのデッキは、2つ目の効果を使うことが少ないため、多くの人はわざわざテキスト確認をしても、忘れがちです。相手によるこちらの打点計算を狂わせて、進化獣の攻撃を叩き込むと本当に気持ちいいですよ。
デスマッチ・ビートル
仮想敵: 【アナカラージャオウガ】【赤青マジック】【黒緑アビス】
3枚目の『オニカマス』枠で、『5000VT』に引っかからない踏み倒しメタでもあります。メクレイドギミックも咎めることができますね。デッキ全体としての自然の枚数を担保できるのも悪くないです。
進化元にならず、攻撃にも参加できない点は注意。
ベイB セガーレ
仮想敵: 【赤白カウンター】【天門】
相手の巨大獣の早出しを咎めるメタクリーチャーです。「キャディ・ビートル」など違い、自分のターンにも妨害が有効なため、攻撃的なこのデッキにあっています。
特筆すべきはコスト。このデッキの場合、「リーフStar」の攻撃した次のターン、5マナあることが多く、このクリーチャー+4コストの進化獣という動きが取りやすいです。
除去札
竹馬の超人/テイクバック・チャージャー
仮想敵: 【アナカラージャオウガ】【青黒魔導具】【青魔導具】
実質2コストで使える軽量除去です。しかも、マナが増えるので自分の動きも阻害しません。
このデッキにおいては6マナ以降になると、この呪文を使ってメタカードをどかし、残りの3マナ+増えた1マナで進化獣を出す、といった動きをとることができます。『ボン・キゴマイム』は許さない。
『新世壊』を下の呪文ごとまとめてマナ送りにしてしまうのはご愛敬ですが、それでもないよりはあったほうが良い1枚ですね。
超球の超人/父なるタッチダウン
仮想敵: 特に無し、比較的オールラウンダー
このデッキは、クリーチャーの出た時の効果を主体に戦うデッキなので、『オービーメイカー』など、「出されたら詰む」天敵がいくつかいます。それらの対策札としてこのカードを搭載しています。ぶっちゃけると、対策など抜きで相手の大型クリーチャーを除去しつつ進化クリーチャーを出すだけでも十分強いです。
上面も『スロットンの心絵』『Dの博才 サイバーダイス・ベガス』等、ケアしづらいシールド・トリガーを封殺できるのが強みです。『フェアリー・ギフト』で早出しができるのもナイスですね。
飛翔龍 5000VT
仮想敵:【赤青マジック】【アナカラージャオウガ】など多数
言わずと知れた最強カード。
盤面をメタカードで制圧されてしまったときに、切り返しながら打点形成ができるのが本当に強い。
搭載しているクリーチャーのパワーラインが低いデッキ相手に出せば、確実に1ターンを稼ぐことができます。『フェアリー・ギフト』と合わせて持ってこれるのも、このデッキの強みの1つです。
このカード、自前でトリプル・ブレイカーを持っていることも強く、『リーフ.Star』で2点切った次のターンに、『5000VT』で蓋をして、残ったシールドをちょうど叩き割れるため、リーサルにも大いに貢献します。『ガチダイオー』に侵略できるのも地味ながらありがたいですね。
その他
晴舞龍 ズンドコ・モモキング
仮想敵:特になし
2コスト初動の10枚目として採用しています。
(9枚目は『フェアリー・ギフト』)
自由枠の説明でも書きましたが、進化獣であること、自然単色、というのが偉い。『ヘルコプ太』が絡まないと初動として機能しないにも関わらず『Re: 奪取 マイパッド』や『機生幻獣 ケラパッド』、『アクア・エボリューター』などの競合を押しのけて採用しているのは、そんな理由です。
試合の中盤から終盤にかけて、タマシードが場にある限り、実質1コストのスピードアタッカーとして運用できるのも忘れてはいけません。ぎりぎりのリーサルプランに貢献します。
蒼神龍アナザー・ワールド
仮想敵:【黒緑アビス】【アナカラージャオウガ】
ビートダウンデッキとしては、ハンデスを喰らった際に打点形成しつつ、手札回復ができるカードが欲しいなぁ、とずっと思っていました。願わくば、さらに、『CRYMAXジャオウガ』を受けられるとベスト。
『バイケン』と『パウアー』でハンデス対策の枠を争ってきたのも、まさにそれが理由で、両者は一長一短ありました。
なので、このカードが公開された時は最初コラかな?と自分の目を疑いました。今触れた全ての要素を満たしています。
相手の手札を回復してしまうデメリットこそありますが、そもそもこのデッキはビートダウンデッキ。ハンデスを喰らった際に相手の手札が4枚以上あることはざらにあります。文句なしの1枚です。
自由枠の解説としては以上です!
新弾が出るたびに、環境が変わるたびに、これらのカードを見直すことで対応できるデッキなので、試行錯誤の甲斐があると思います。
遊びましょう!
終わりに
ここまでお読みいただきありがとうございました。
このデッキの好きなところはいろいろあるのですが、特にお気に入りな点は、先述の通り【マルコ・ラムダ・ガネージャビート】といった、往年の「ドローしながら殴る」中速ビートダウンのノウハウが受け継がれているところです。
背景ストーリーでも現実でも歴史の継承者たるカードたちが織り成すデッキ、是非とも楽しんでいただけますと幸いです。
最後に、いつも調整に付き合ってくれる仲間、大会の対戦相手ならびに運営の皆様に感謝を述べて、終わりとさせて頂ければと存じます。
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