【青緑レクスターズ】から見た新規総評
皆さんこんにちは、『リーフ.Star』で確定サーチしていますか?
Sobo です。
2024年9月13日、公式の『ゴールド・オブ・ハイパーエンジェル銀河最速生開封』が配信されました。
今回のセットはジョーカーズ・ファンタジーBEST種族の強化、横に並べる効果持ちが多い、と聞いていたので、【青緑レクスターズ】使いとしては特に新規を期待していなかったのですが……
なんか知らないうちに強化カードが配られていました。
公式としてはハイパーエナジーを使ってほしい
↓
今の環境では横に並べるメリットが薄い
↓
せや、低コスト持ちの効果をインフレさせよう!
という思考回路なのか、どうなのかは知りませんが、これは僥倖。
コスト3以下の水のクリーチャー/タマシード、並びに、自然・無色のあらゆるカードが強化になりうるデッキですので、今回公開されたカードを見ていきたいと思います。
新戦力候補
『シェル・アルカザール』
除去性能: ★★★★☆
初動性能: ★★★★★
攻撃性能: ★★★★☆
枠圧縮率: ★★★★★
総合点数: 8ー9点(即採用)
新規の中で一番、このデッキに適性がある1枚です。
自身は進化元にならないものの、
1ターン目に『ヘルコプ太の心絵』
2ターン目にこのクリーチャーをだして、自身をマナ送り
3ターン目に『ヘルコプ太』進化→『リーフ.Star』
という動きができるのはかなり優秀。
同じような役割で投入されている『晴舞龍 ズンドコ・モモキング』と比べると『ヘルコプ太』で回収できない、という点は劣る反面、エレメント除去も兼ねてデッキの枠を圧縮してくれる点は、こちらの大きな長所です。
エレメント除去としても、2コストと軽いこと、並びにシールド・トリガー持ちという点も見逃せません。
前者のおかげで、6マナ圏で『ボン・キゴマイム』などの厄介なクリーチャーを除去ってから、4マナで進化獣召喚につなげられます。
後者はデッキへの採用枚数的に盾に埋まることを期待してはいけませんが、少なくともガード・ストライクよりは安心感があります。打点を減らしつつ、返しのターンで自身が打点になれるカードは偉い。
尚、今までエレメント除去の筆頭候補だった『テイクバック・チャージャー』は、「クリーチャーロックに引っかからない」「自分のタマシードをマナに送って、2ブーストできる」といった利点があるため、確定でお役御免になるわけではないです。
ここら辺は使用感を比べていきたいものですね。
『ツイン・シックス』
除去性能: N/A
初動性能: ★★★☆☆
攻撃性能: ★★★★☆
枠圧縮率: ★★★☆☆
総合点数: 6ー7点(試験期間採用候補)
『リーフ.Star』を軽減してくれる凄い人……なのですが、このデッキの場合、コスト4の『マルコStar』を軽減できないため、初動としての信頼度は実は低め。
自身から進化→『リーフ.Star』で攻撃した場合の使用感も意外と不便でして、
『アダム.Star』を侵略して『リーフ.Star』を残した場合
次のターンはほかに足場がない状態で4マナしかないため、『フェアリー・ギフト』か『ズンドコ・モモキング』が絡まないと追加打点の形成ができない
『リーフ.Star』を手札に戻した場合
次のターン、『ヘルコプ太』を出して3マナで動けるものの、『リーフ.Star』しか使えないのがネックになる(『神ナル機カイ「亜堕無」』などが使えない)
このような理由から、あくまでも9枚目の初動として、1枚さすかどうか、という評価になります。
このカードが持つ、他のカードが持たない権能として「ジャストダイバーと軽減効果の併せ持ち」、という点が挙げられます。
同一ターンに、『ツイン・シックス』→『リーフ.Star』に進化し、ジャストダイバーを引き継ぐ、という動きを5マナでできるのは、中々に強そう。
今までは『飛ベル津バサ「曲通風」』などでやってきた動きですが、5マナと6マナの違いはリーサルターンに直結するため、試してみたいところ。
別のデッキとなりますが、デュエパの『リーフ.Star』統率においては神のカードとなります。デュエパにおいては、3ターン目『リーフ.Star』を実現する初動は今までは『一撃奪取 マイパッド』2種と『アクア・エボリューター』だけだったのですが、この子が加わったことで、4枚に。
2ターン目までに手札に加わる確率が35.9%から45.1%へと、9.2%も上昇しました。しかも、この子はジャストダイバー持ちなので、一番のアタリです。
『キング・オルカディズ』/『響乱の不死帝 ブルース』
除去性能: ★★★☆☆
初動性能: ★★★☆☆
攻撃性能: ★★★★☆
枠圧縮率: ★★★☆☆
総合点数: 4ー5点(ベンチ入り)
こういう「低コスト」な除去札で、進化元にもなるクリーチャーはこのデッキにおいて重宝されそう……に思われるかもしれませんが、意外と優先順位は低いです。
理由としては、そもそもメインの動きである3ターン目の『マルコ.Star』や『リーフ.Star』→侵略『アダム.Star』でバウンスができてしまうからです。
なので、これらの新規クリーチャーをピン投したとして、
初手で素引きした場合
これらを出すよりも3ターン目に『マルコ.Star』を出すために『ジャスミンの地版』などを優先したい
『リーフ.Star』でサーチして、4ターン目以降に使う場合
『アダム.Star』や『5000VT』などで事足りる
と意外と使うタイミングが無いのです。
『オルカディズ』はエレメント指定なのと、2コストと非常に軽いため、まだ採用可能性があるかもしれません。
『♪楽楽楽 楽楽楽楽 楽楽楽』
除去性能: ★★★★☆
初動性能: N/A
攻撃性能: ★★★☆☆
枠圧縮率: ★★★★☆
総合点数: 6ー7点(ピンチヒッター)
先述の通り、このデッキは『マルコ.Star』や『アダム.Star』のように、何かのついでにバウンスするカードが多数入っているため、『リーフ.Star』の召喚のついでに無料除去ができる、という一点だけでは、差別化はできません。
このカードの強みとしては、「コスト6以上の」「呪文である」ことが挙げられます。そう、『∞龍 ゲンムエンペラー』や『十番龍 オービーメーカーPar 100』対策になるのです。今までは前者は『ガチダイオー』、後者は『父なるタッチダウン』などで対処してきましたが、どちらも兼ねられるのは大きな利点です。
また、アタック時ではなく召喚時に使うことができるため『リーフ.Star』の天敵こと『流星のガイアッシュ・カイザー』を予めバウンスできる点も評価できます。
番外編
『邪心臓の魔法陣』
レクスターズ種族を持っていないけどシンカライズ持ちの凄い奴。
過去、3色レクスターズを研究したことがある身としては、これで【クローシスレクスターズ】を組む場合は、進化獣で走れるターンがどうしても、1ターン後ろになってしまうため、『リーフ.Star』よりも、墓地肥やし・墓地からの侵略ギミックなどを優先した方が強い印象があります。
終わりに
まさか新弾で強化カードが来るとは思っていなかったので、慌てて書きました。この後もちょこちょこと更新をかけていきたいと思います。
ゆくゆくは自由枠候補のカード全部を網羅した超巨大記事にするのもありかもしれませんね。(フラグ)
最後に、いつも調整に付き合ってくれる仲間、大会の対戦相手ならびに運営の皆様に感謝を述べて、終わりとさせて頂ければと存じます。
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