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ビリ魔女 第5話 ハローワークって呼ばれ始めたのは、いつから?

前回(第4話)の、あらすじ

突然、異界に来てしまった、あたし鎧塚よろいづか 愛子あいこは平成11年…1999年生まれの25歳…

右も左も分からない異界で、幸運にも花織かおりさんに出会い、助けて貰った✨

魔法が満ち溢れた世界に驚き、何度も何度も、気を失ってしまう💦

助けて貰ったお礼に、この世界の【まるど】に連れて来て貰ったけど…

花織さんは

「マルドと言えば、マルクナルドでしょ?」

と、言っていたけど…

なんか似ているけど違う…

あたしの持っている旧札は使えなかったけど、お釣りで貰った、硬貨は同じだった

花織さんが、旧札に凄く興味を持ってくれたので、話しそびれてしまった

悪い人でないし

むしろ天然で、茶目っ気たっぷりな人だ

細かいことは、まあ、今はいいかな

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引き続き、【まるど】の店内で…

愛子あいこ「そういえば、花織さん。

どうして、あたしが倒れていた場所に、いらしたんですか?」


花織かおり「ハローワークに寄った帰りだったの。」


愛子「はるお?わく?」


花織「えっ、えーと…

職安?職業安定所?」


愛子「あ~はい、はい。職安ですね。」


職安で通じるの? 

昔の呼び方なんだけどな...

確か、1990年からハローワークって呼ばれ始めたんだっけ?

愛子ちゃん、私より一回りは若いのに、よく知っているな〜


まあ、いっか

花織「仕事辞めて、失業保険貰いながら、今は生活してるの。

失業者?無職ってやつ?」


愛子「そうだったんですね。

花織さんが通りかかってくれて、よかったです。

今の世の中、世知辛くて、自分の事だけしか考えない人が多くて...」

 
花織「そうかな?

愛子ちゃんは、どうしてそう思うの?」


愛子「だって、チート彗星騒動が起きてから...

人と人が、分かりえなくなったり...

理解しえなく、なった気がするんです...」


花織「ふ~ん。なるほどね。

愛子ちゃんは、そう思うのね。

ねえ、もしもの話しだけど。

愛子ちゃんの目の前で、誰か倒れていても、黙って通り過ぎてしまうのかな?」

愛子「い、いえ、そんなことは...。

多分、声は掛けると思います…」

花織「愛子ちゃん自身は、そういう人で、ありたいと思うのね?」


愛子「は、はい。」


花織「世間、社会、世の中で、確かに心ない人、冷たい人、意地の悪い人は、いると思うよ。

でもさ。

本当に、そういう人ばかりだったかな?」


愛子「...えっ? 

それって...」

すると当然、店内の照明が点滅し出して、一瞬だけ停電した!


外では、雷が落ちた音が聞こえた!

店内では、雷に驚いた悲鳴が、所々から聞こえる


えっ!?

ひ、人が、床に倒れている!

い、いつの間に???


愛子ちゃんみたく、目立つ子だから、店内にいたら気付いたと思うけど...


倒れたていた人が、身体を起こし始めた


???「う、う、う...

あれ? 

ここは一体...」 

愛子「あ、あなたは。

最上位魔女...」


花織「えっ、なになに?

愛子ちゃんの、お友だち?」


愛子「友だちじゃないですよ。知ってる人です。」


愛子を見ながら、???が口を開く


魔女「あ、あなたは...」


花織「なあんだ!

二人とも知り合いなのね!

ケンカでも、したの?」


愛子「い、いえ、ケンカなんて、してませんよ。

初対面ですし...」


花織「ふ~ん、そうなのね。

まあ、ここは、お姉さんに任せなさい!」


愛子と???「えっ!?」

続く

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【後書き】
お読み頂いて、ありがとうございます。

5話、なんとか投稿出来ました🐾

今話から、初出しの作品です。

話しが、マンネリ気味や展開が進まず、新キャラを登場させました。

もう少しで、この小説を書くきっかけの話しに辿り着けそうです🐾

第4話はこちら


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