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上海アートブックフェスティバル!【abC Art BookFair Shanghai】
残暑が長く続いていた上海も、10月の中頃になると一気に秋へ突入した。東京だと夏から秋へだんだんと変化するけど、大陸の気候だと一気に秋が到来するみたい。一夜にして季節が変化する様子は、不思議な感じ。
「芸術の秋」ということもあって、上海ではこの季節にいくつかのアートブックフェアが開催されている。
2021年9月10日〜12日 BABF(Bonjour Art Book Fair・Autumn Shanghai)
2021年10月22日〜24日 abC Art Book Fair Shanghai
2021年10月28日〜31日 UNFOLD Shanghai Art Book Fair
有名どころだと、上記3つがあるみたい。今回は今週末に行ってきたabC Art Book Fairについて書いてみる。
2015年に始まったローカルアーティストたちの祭典
abCアートブックフェアが始まったのは2015年のこと。ローカルアーティストとインディペンデント出版者たちがアートブックを中心に雑貨なども販売していて、コロナ禍前にはたくさんの海外アーティストが参加していたらしい。
土曜日の昼下がりに会場に向かったら、会場外は長蛇の列。入場までに30分並んだ。BABFがあまり混んでなかったから、ちょっと油断してたな。
入ってみても、人、人、人。上海中のお洒落っ子が来たんじゃないかってくらいの人だかり。
アートブック、ZINE、カルチャー雑誌などがたくさん売ってる。いろんなジャンルの冊子が販売されているんだけど、BABFでも思ったのは、イラストとかデザインのテイストが日本で見かけるものとそう大きな違いがないこと。もちろん、個人個人の作品はとても個性的なんだけど。こうした表現の潮流って、各国、どこから生まれているんだろうか?
これは、中国で活動するアーティストを紹介するブース。
地下に降りると、ワークショップが行われていたり、空間アートみたいな展示があった。
人の波に押されてしまって、今回あまり回れなかったのが残念だけど、一応収穫はあった。日本人の和紙職人の作品と、バンドPeach IllusionのZINEとCD、グッズ。あと、「セックス・エジュケーション」のリリーが描いてそうな、セクシャルな表現のZINE。
Peach Illusionのライブが12月にあるから、メンバーに「ライブに行くよ〜」って伝えたら、近くに台湾のバンド「傻子与白痴」のメンバーらしき人がいた。この辺りって同じ音楽圏なんだろうか?
上海に来たばかりのときは、ここにはインディペンデントな表現ってないのかもしれない……って不安に思ってたけど、そんなはずなかった。少しずつ見つけられている気がする。
来週は、UNFOLDに行く予定。