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女子大生がMOTHER3をプレイして大泣きした話
いつまでJDを名乗れるのかわかりませんが。
MOTHER3の重大なネタバレを含みます。未プレイの人はそのままバックして本編をプレイすることをオススメします。やれ
注意事項
キモオタが感想と妄言吐く日記です。女子大生が~とか言ってますがあと三年ぐらいでそうじゃなくなります、多分。でもこの記事書いてるときは女子大生でした。
何度も言いますがMOTHER3の重大なネタバレを含むので未プレイの方はその無知のままプレイしてください。
たのしいなまえ入力タイム
楽しいよね。
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クマトラはベジータ、ダスターはベッド、サルサはDVかれしにした。過去一後悔した。
MOTHERってなんだっけ
名前入力は置いといて本題。
ぶっちゃけると、プレイする前からMOTHER3(以下、3)の話のオチとかは知っていた。ネタバレ全然OKだしいいや、と思いpixiv辞典で登場人物を漁ってショッキングなスタートからオチまでのだいたいの流れは知っていた。しかしプレイしてからそれを後悔した。人生で初めてネタバレサイトを読んだことに後悔したのだった。
ああ、これを何も知らずにプレイできたらどれほど感動しただろうかと。
プレイ動画を事前に見ていたせいでラスボス戦はどういう風に立ち回ればいいのかというのをだいたいわかってしまって、もし初見でやっていたらもっと緊張感の走る最悪な兄弟喧嘩になっていたのかな、とか。
とはいえ結局ネタバレを知ってラスボス戦の動画を見ていようが私の涙腺は耐えきれず崩壊し『もうおかあさんのところにおいで』でタオルとお友達になりました。
あのシーンのおかあさんの語りかけは子供を叱るような口調だけど、愛を感じられて本当に好きです。
MOTHERという題名は作品のテーマが母の愛だからなのでしょうか。新参者の私が語るのは大変おこがましいですが、MOTHER2(以下、2)をクリア、MOTHERをプレイしながらそう思いました(MOTHERのオチは知ってる)。
母の愛が、冒険に向かう少年を勇気づけ、母の愛が、侵略者さえ倒してしまう。でもその愛がない少年はどうなってしまうのか?
3は母の愛の有無という、リュカとポーキーの対比が感じられました。
ポーキーがああなってしまったのは親が悪い、と糸井さんのインタビューで明言されていました。たしかにポーキーは親の愛情を受けてるような感じはあまりなく、お前がうらやましいよ、とネスにも言ってます(マジカントですが)。
リュカは9歳で母親を失い、その愛情を受けることはできなくなりました。しかしそんなことはなく、彼のおかあさんはずっと、彼を、彼たちを見守っていました。
2から3をプレイすることによって母親の愛がどれだけ重要で、強いのか。それがひしひしと感じられるのと同時に、ああこの作品は母の愛の話なんだと胸が熱くなりました。
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3は賛否両論だそうです。最初はなんでだろうなあと疑問でしたが、プレイしてからはまあそうだろうなと。
2までの少年少女が世界を救う現代に少しファンタジーのある面白おかしい世界観を求めていた人たちは、3の世界観は納得いかないのも無理はありません。実際私も3をプレイし始めた時はこれは本当にMOTHERなのかと疑ったほどです。しょっぱなから家族半分消えるし……だって操作キャラがおっさん!w
まあフリントがハゲかヅラかどうかは置いといて、私の感想ですが3が一番の傑作だなと思っています。
私はMOTHERシリーズは母の愛を描く作品だと思っているので、そういう観点から見たら、3が一番母の愛を感じる作品でした。母というよりは家族でしょうか。記憶を失い血のつながった弟を攻撃し続ける兄を止める、天国のお母さん。ベタだなとは思ったけど、MOTHERだからこそ成り立つものでしょう、これは。
なんだか支離滅裂な文章になってきていることを感じてきていますが、ラスボス戦が本当に良かった。長々と文章を並べたけど、今はそれだけをここに書いておきたい。
ラストバトル
まだラスボス戦のはなしします。
ラスボスはリュカとかめんのおとこのタイマン。私は後から知ったんですが仲間を復活させてもすぐ倒されちゃうそうですね。
2はいつでも仲間がいましたから(序盤?記憶から消した)、ネスが回復してジェフがちゅうわマシンでポーラがファイヤーでプーは、、、なんてことができましたが、3のラスボスは一人ぼっち。仲間はみんな倒されて、こうげきもできない。自分一人で、この局面をなんとかしなきゃいけない。ドラムロールは待ってくれない。最も緊張感の走る戦いで、ゲームならではの演出ができていてすごく興奮しました。
それに加えて曲。本当に神曲だと思います。ああ、これはクラウスの心情だ。いやリュカの心情だろうか。そう思いながらコントローラーを握っていました。急に転調する不規則な音調、不安な曲調に低音が響くフレーズ。でもおかあさんの語りかけで愛のテーマが流れた時はもう涙は待ってくれませんでした。ここまで演出を完璧にする曲はいままで聞いたことがなかったです。
そして最後に背景。最初はギザギザと揺れていろんな色が混ざった気持ちの悪い背景ですが、戦いが進むにつれかめんのおとこの攻撃が弱くなるのとともにゆっくりと正常な揺れとなり、本来の形を取り戻していく。
こんなにも完璧な演出他にあります?(二回目)
あまりゲームをプレイしないのであんまり大口を叩ける身ではないですが、本当に素晴らしい演出だと大声で言います。最高でした。
あとおかあさんの語りかけ、子供を叱るような口調なのが本当に最高だったし、つかれたでしょう、が本当に、本当に、しんどかったです。
ひどいぜ!タネヒネリ島!
ムーンサイドなんて比じゃないです。
ラスボス戦の話した後ですが話は遡ってタネヒネリ島の話もさせてください。
どうしてこの子がこんな目に合わなきゃいけないんだろう。
3をプレイしながらこころの奥でそう思っている自分がいました。操作しているのは自分なのだから、結局は彼への仕打ちに自分も加担してるわけです。サルサのときは常に思ってましたが、リュカも例外ではありません。
たったの9歳、12歳で、ただ平和な村でだいすきな家族と暮らしてただけなのに、どうしてこんなにつらい目にあわせなきゃいけないんだろう。
まあゲームだしキャラの操作になっちゃうのは仕方ないよねとは思っていたけど、タネヒネリ島、耐えられませんでした。
島の幻覚すべてがリュカを責め立てる。リュカだけじゃない。クマトラのことも、ダスターのことも。みんながみんなを責め立てる。
特に、幼年クラウスの幻覚が『ぼくととりかえっこしようよ』と言ってくるのが一番きつかったです。この時点でリュカはクラウスが改造されているなんて知りません。そしてこの幻覚はリュカたちの心の傷をえぐるもの。リュカは心のどこかで自分が代わりに行けばと思っていたのでしょうか。
実際、二章でリュカの家に行くと彼は顔をこちらに向けることなく『ぼくはクラウスといっしょにいけばよかったのかな…』と言ってきます。
彼の中ではあの時の選択がよほど心を蝕んでいるんだということがわかるシーンで、とても心が苦しかったです。
別の場所にはリュカと同じように成長したクラウスもいて、自分も仲間に入れるように言ってきます。やっぱりリュカは、クラウスと一緒にいたいんでしょうか。いくら三年でたくましくなったとはいえまだまだ12歳のこどもである彼が、いなくなった半身のことを忘れられるはずがないですよね。
そんなことをむんむんと思いながら、このままこの子を辛い目にあわせつづけていいのだろうがという考えは頭から消えませんでした。
でも、それでよかったんです。
エンディングのしかけ。本当にびっくりした。でもそれ以上に、私は彼の物語に関わってよかったんだと思えました。
物語に出てきた人たちがみんな、感謝を伝えてくれる。誰が誰かはわからないけれど、きっと、そのなかにリュカもいた。ありがとう、と言ってくれた。それにそっちの世界はどう?なんてことも言ってくる。
私が、プレイヤーがいなきゃこの物語は成り立たなかった。そりゃそうだ、RPGだもの。
プレイヤーをただの遊び手にするのではなく、この小さな英雄譚、母の愛の物語の登場人物としてくれるのは、プレイしてよかったんだと救われた気持ちになりました。
こういうRPGってあんまりない気がしますから、やはりMOTHERには特別な感情が芽生えます。
UIとかのはなし
2から結構変わりましたね。結構最近の作品なせいか、最近っぽいUIだなと思いました(語彙力)。2のよくわからんAボタン押したらすぐメニュー!みたいなの結構好きだったんですがそれがなくなってしまったのはちょっと残念でした。でも、アイテムの情報がすぐ見れるのはめちゃくちゃありがたかったです。2だと買ってから説明読んで効果を知る…なんてのが当たり前の流れでしたから、便利さでいえばこっちのほうがよかったのでしょうか。
あと、ダッシュができる!すごく移動しやすかったですし、雑魚敵はポーン、と飛ばせちゃうのめちゃ動きやすくてストレスフリーでした。今MOTHERをプレイしてめちゃくちゃイライラしてます、走ってくれニンテン。
あとはサウンドバトル。始終「???」だったんですが新鮮で面白かったです。キャラごとにギター?の音が違うの好きでした。クマトラのエレキギターみたいなの合っててすごくいいと思います。私はボニーが一番やりやすかったかも?いつかこの要素パクったゲーム作りたいなってちょっと思ってます。
スマブラにおるやん!
スマブラSP、買ったけど思い入れのあるキャラが一人もいなくて(ゲーム禁止家庭だったのでマリオすらやったことがない)つまんないなって思って売ったんですよ。
で、今更MOTHERにハマってしまい、ネスいるじゃん!リュカいるじゃん!と急遽再購入しました。
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結構モーションとか凝っててびっくりしました。ハリ抜くのはやめようぜ。
リュカの通常が蹴り主体なのはダスターがけるだからっていう考察を見てめちゃくちゃ良い!!!と叫びそうになった。MOTHERってやっぱり主人公一人じゃなくて仲間と一緒に作り上げた冒険の話だから、主人公にみんなの能力詰め合わせてるのはすごくいいと思います。原作でもサイマグネット使えるようになろうぜ。
リュカのきりふだの背景がかめんのおとこの戦闘背景なのは見守ってくれてるのかな~なんて思ったりしてます。クラウスの意識が戻った時の背景だったので。
アレンジ曲もめちゃくちゃ良いですね、オネットとウィンターズのやつといわれなき~とブッコワシ~のマッシュアップは早速作業BGMにしてます笑
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専用ステージとかもあってびっくり!きゅうキマはちゃんとあのSEするし即死するしで原作再現高くて笑いました。
ニューポークシティーの背景がドットっぽいの地味に好きです。ポーキー像はXの流用なんでしょうか。
そういえばXのリュカってなんだったんでしょう。すごい弱気で、逃げちゃったり怯えたりして、三年前のリュカかなって思ってるんですが一体何だったのか…。でも、Xでリュカを助けてくれたネスを今度はリュカが助ける、みたいな参戦ムービーはめちゃムネアツで良かったです。復活してよかった。
スマブラ次世代でたらしきかんどのも参戦しような~~~~~~~
おわる
長々と支離滅裂な文章を書きましたが、MOTHRT3感想でした。ありがとうございました。一生忘れない神作だとおもいます。
2024/3/13 追記
ありがたいことに作曲者である酒井省吾さま、大元のプロデューサーで糸井さんの目にも止まったそうで、色んな偶然が重なって本当に驚いています。
こんな記事ですがいいねを押してくださってありがとうございました。
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