『宝石』(Lustrous) CP *Last Discount
『宝石』(Lustrous)
漫画家、市川春子の『宝石の国』に刺激を受けて製作した折紙人形です。
今回は本作の「展開図」を販売いたします。
なお、コンテンツは展開図、いくつかの作例写真とちょっとしたコメントのみで、「畳み方」や「仕上げ」のサポートはこれに含まれません。悪しからず。
A Origami doll deeply impressed by "Land of the Lustrous" by Haruko Ichikawa.
Now the CP (crease pattern) is published here with a fee.
This content only contains the CP, some reference pics and some comments, does not include "How to Collapse" or "How to shape it". So please don't take it amiss.
Crease Pattern
公開する展開図は次の写真の状態まで辿り着くことを保証します。
This content covers how to get this step.
20200429 some minor changes to the CP.
Reference Pics for Shaping
Old Model & Remake
以下、おまけ。
実は同じテーマの作品を、以前(2019年7月22日)Twitterで発表したことがあります。
This model is actually a remake of an elder design made in July 2019.
この「旧作」の展開図がこちら。
顔や髪の毛が左上の「バイアス蛇腹」の部分に相当するのですが、私は蛇腹を扱うのがあまり上手ではなく、仕上げや畳み方はついぞ決めずじまいのまま、公開に至ってしまいました。
The top left area is corresponding to the face and hair. But Morisue is deeply not good at managing BP, so shaping left ambiguous at last.
「旧作」の出発点となったのは峯尾章太郎氏の『天使』です。
The start point is Exactly "Angel" by Shotaro Mineo.
私はこの作品をとても「美しい」と感じていて、その感情は『宝石の国』を読んだ時の感情にとても良く似ていました。私は氏に何度も頼み込んで、その作り方を教わりました。その基本的な構造は「バイアス蛇腹」でした(バラしていいのかな)。そのため私はただそれを猿真似をしてしまっていたのです。
I was moved by this work and feel some "Beauty" just like as reading "Land of Lustrous". I begged him a tutorials of the "angel face" again and again. Finally, it turned out to be based on BP. It is unfortunate that I can just "imitate" that structure.
実際のところ、上記の「顔」や、「刀」の折りだしに無茶がある、「しなやかな四肢」の表現ができていない、などの不満足の残る作品となっていました。
In fact, other than tat point, I was not satisfied with the "Katana" and "Supple Limbs".
今回ようやく、上記問題を解決するアイデアを思いつき、少なくともグレードの上がった仕上がりの作品を作ることができました。
そのアイデアというのは単純で、上記の「バイアス蛇腹」を、私の得意とする「22.5度」の構造に取り換えてしまうというものです。自分の土俵に峯尾氏の「面」をコンバートすることに成功してからというものの、展開図はどんどんと複雑になりました。しかし結果として、統一感のある折り心地、高い再現性を得ることができたのです。
Finally, an idea hit me and it allow me to convert the entire structure into 22.5, which is my favorite.
おわり
This is the end. I hope you enjoy this article.