これでいいのか「ご案内」
昔の仕事の名残もあって、今でも誰か(どこか)から展覧会やイベントの案内が届く。
あれっ、その仕事いつやめたん?
別にやめてなかったりするかも。
最近は案内状ではなくFacebookやInstagramやTwitterといったSNS発信が主流になっている。
SNSだけの人もいれば、それに合わせて案内状を郵送する人もいる。
私は案内状が好きだ。手に取って、どんな展覧会なんだろうと、ドキドキしながら見る瞬間、展覧会への興味や期待が膨らむ。
確かにSNSの情報発信は、経費もかからずリアルタイムで非常に都合がいい。特に専用のサイトのアドレスなどを貼っておけば、直接見てもらえる。しかし、これが本当は大きな落とし穴ではないかと思っている。
メジャーな商業ベースの内容であればSNSでも有効な宣伝効果が期待できる。しかし世間の片隅で行われる、無名の作家の展覧会においては、その効果は期待できない。
場末の酒場で飲んだくれる作家
そういう表現は、何となくいい。
ええんかい
情報の持つ重要性を知ってもらうのは、結局はどれだけ「直接的な繋がり」を持っているかに掛かっている。
SNSなどのネット上の繋がりは、基本的には希薄であり、案内状を作って送るというような丁寧さを、伝えることは現状では難しい。展覧会は案内状から始まっているということを忘れてはいけないと思う。
ホンマか?
と、常々思ってはいる。だけど、そういう考え方も、今の時代、これからの時代には合わないのかも知れないとも思ったりする。
どっちやねん
わからん。
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