理想の部下
先日、ここでもよく登場する、娘と同い年で仲良しの女性上司から聞かれた。
「例えばなんやけど、ムリな対応して欲しいとき、頼んでええ人?」
不吉な予感がしたけど、話を聞いてみたら、なるほどと納得した。
要するに、しっかりと段取りをしてから指示を出したいけれど、どうしてもそれができないときに、中途半端な指示を出しても、やってくれるか、ということだ。
どうも、誰かにそうしたところ、キツく文句をいわれたらしい(笑)
例の「世間の非常識はここでは常識事件」以来「最近みんなのあたりがキツイねん」とぼやいていた。
あちらを立てればこちらが立たず。
中間管理職は辛い。
みんなの本音がどの辺りにあるのか、読めなくなっているようだ。
「人の本音」なんて、他人には分からない。
仕事に対する姿勢と状況で、その態度は変わる。
私は彼女の日頃の仕事ぶりを見て、しっかりとやっていると思っているので、いうべきはいうが、文句などはいったことがない。
「オレは文句なんかいったことないやろ?」
と聞いたら「ないよ」と即答してもらえたので、ホッとしたが「実は本音では文句をいっていることもあるんだけどな」とは、いわなかった。
私はどのような状況でも「楽しみを見つける」「面白がる」性格をしているが、心の中ではそうしようと自分にいい聞かせている。その方が楽だと思うからだ。
とはいえ、色々な人が集まって仕事をすることは、問題もたくさん出てくる。
彼女には「いつでも頼ってええよ、全部引き受けるよ」と格好つけていっておいた。
部下の鏡ではないか。
理想の上司という話題はよく聞くが、理想の中間管理職、理想の部下って、どういう人をいうのだろうか。
実は私自身は、中間管理職的な立ち位置が好きだ。
以前に妻にもいわれたことがあるので、きっと真実なんだと思う。
Mか?
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