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#08 値決め💰が何より大切

「これは売れる!」「絶対に売れる!」


という強い自信がありました。
いわゆる「静止画」よりも「動画」に人気がシフトしていたこの頃、
次にコラボする職人さんの選定をしていました。
そこで目に留まったのが「切り絵作家」さんでした。

切り絵という独特の世界観を活かして、煌びやかな雰囲気が作れれば、
NFTとして人気になるのではないか?
という、いわゆる「ひらめいた」感がありました。

データにした切り絵作品の背景を切り抜いたり、背景を活かしたり、作品によってどうしたら一層魅力的なNFT作品になるか考えながら、もくもくとPhotoshopという画像加工ソフトを使って、作業しました。
1枚の切り絵に対して2日ほどの切り抜き作業を要しました。
そして、切り絵の背景としてピタッとはまるような抽象的なグラフィック動画を作って、ガッチャンコしました。

仕上がりを見て、我ながら「これはいい!」と思いました。
出来上がったのはこんな作品です。

#06 Ali’n’ce In Wonderland1

ここで大切なのは、

この作品たちをいくらで販売するか?


です。
今回は作業が本当に大変で、時間もそれなりに要しました。
これくらいは取れないと、報われないよなーという価格をベースにし、
ひとりよがりになってもダメなので、知り合いのNFTクリエイターの意見を参考にしながら、値決めをしました。
そして設定した価格が、0.22ETHでした。
Opnenseaで固定価格で販売しました。
当時の相場で約10万円です。

メタバース空間に飾ったりできるし、ニーズがあると踏んだのですが、
結果的には売れませんでした。
TwitterでPRしたら反響がすごかったので、「いける!」と思ったのですが、
実際に購入してくれる人はいませんでした。
敗因は「値決め」かなと思います。
もう少し手が出やすい価格に設定していれば、もしかしたら爆発的に売れたかもしれません。完全に読み違えました。
どんなに作品が素晴らしくても(と勝手に思ってる)、
それに価格が釣り合わないと、
売れるものも売れないんですよね。
あまり弱気でもだめだし、強気すぎてもだめだし、
この値決めのバランス感覚というのは本当に難しいです。


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