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20250212 Snow Storm

米国でのメンターとなる先輩への挨拶もすませ、サンフランシスコからイリノイに帰ることにする。日本でどちらかというとJALをよく使用しているので、米国ではアメリカン航空を主にしており、サンフランシスコからシカゴへは5:25AM出発と鬼の早朝である。しかも西海岸と中部時間は2時間の時差もあり、もう何やらよくわからなくなる。

さて、早起きできるかな、とiPhoneのWalletに航空券を入れていたら、何やら赤い帯が出ている。何やろうと英語の頭にして目を凝らし、読んでみると、
Snow Storm Alert: You can change to other flight without charged
要は吹雪で遅延欠航が予想されるので変更をオススメするよ、ということらしい。そういやたびレジでワシントン大使館が寒波で休館、ってメールが来ていたな。

まだ現地で慣れていないので、日本でいうウェザーニュースや天気.comのような便利なサービスを見つけられず、Webで”オヘア空港 天気”などと何やら懐かしい調べ方をして情報を集めてみる。

ここで問題になるのが単位の違いだ。日本はGHQの支配を受けた影響か、自販機やスーパーなど、多くのシステムは米国と共通しているなと感じるのだけど、単位はほとんどというくらい異なっている。

温度は華氏、距離はmileやfeet、高さはinch、重さはlbや ozなどなど、パッと変換できるのはマイルくらいだ。100マイル=161kmという茂野吾郎のお陰である。

オヘア空港の予想温度、風向き、風速を四苦八苦して翻訳すると、どうやら到着時に風速20mを超える可能性があるらしい。こら無理かな、と思って台風時の欠航基準などをみてみたら、風速で一律に欠航するものではないようだ。風向きが大事で、着陸時に向かい風であれば制限はほぼなし、追い風は15mを超えるとオーバーランで危険、横風は揺れや脱線のリスクを踏まえて判断、など難しいものらしい。

オヘア空港の風速履歴をみると、好天でも風速10mはよく超えている様なので、あまり気にせず搭乗することにした。直近ではチェジュ航空、アメリカン航空など飛行機事故が相次いでおり不安もないではないが、確率でいうと900万分の1、約0.0009%をどうしようもないので、運を天に預けるしかない。

幸い、着陸時の降雪、風とも大したことはなく、むしろ風速が強く到着が早まってラッキーというオチであった。気温が高い中ボタ雪になっており、運転には四苦八苦した。学生時代に運転免許の路上教習初日が猛吹雪で、時速20kmしか出せなかったこと、滑るブレーキは小刻みに踏むこと、などと昔取った杵柄を最大限に活かす。

吹雪の後、晴れた日の景色の美しさも知っている。
起き抜けの楽しみが一つ出来た。

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