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人生の無駄な瞬間

おはようございます。
今日は少し短めのnoteを。

以前、勤めていた会社でのこと。

まあまあ新しい会社で、各営業所の若手社員が集められ研修があった。

上司には「今日の研修楽しみです!」
なんてみんな口々に言っていたが

本音はみんな相当に嫌がっていた。

会社規模も大きくなく、仕事のボリュームも抱えていた状況での研修。
研修中の休憩では、PCを開き取引先への連絡、電話など休憩も休憩にならない状態。

1泊2日の研修だったが、山の中のキャンプ場で周囲には何もなく、夜は交流をとBBQ。

みんな笑顔で、ワッハッハなんて言っていたが、その場を離れると暗い表情を浮かべていた。


内容は外部から講師を招き、マネジメントについて学ぶだった。

座学やグループワークなんてのを行い、最終は発表。

僕も乗り気ではなく、帰りの新幹線ではビールを飲みながら大きくため息をついたのを覚えている。

忙しい状況でわざわざ遠方での宿泊研修。
金も労力も明らかに無駄だとみんなが口にしていた。


あれから数年経ち、今はその会社を退職し、全く別の業界に勤めている。

マネジメントをする立場ではないが、似たようなことをする機会がある。

ふと、あの嫌々だった研修の内容を思い出す。

当時、鼻で笑っていた内容が今生きる瞬間がある。
「机上の空論だろ」
「綺麗事じゃねーか」

そう思って、無駄だと感じていたことも今となってはありがたい。

そして、感じる。
"人生に無駄な瞬間はない"と。

大分こすられた言葉だけど、シンプルにそう思う。

めんどくせー、やりたくない、面白くない、そう思っていることも、いずれ役に立つ瞬間が来るんだろうと思う。

逆にそう思って取り組むことで
やりたくない仕事も能動的にできるようになるんじゃないかな、そう思います。

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