見出し画像

映画「ジュラシックワールド/復活の大地」の公開決定2025・夏 突然変異の恐竜登場

ついにジュラシック・ワールドの新シリーズ公開が発表されました。日本では今年の夏になるようです。主役はスカーレット・ヨハンソンだそうで、ベテラン俳優の起用になっています。舞台設定は前作から5年後で、解き放たれた恐竜たちは熱帯地域で生き延びているという状況だそうです。必須アミノ酸のリジンを与えないと恐竜は自分で生合成できないから死ぬ設定はどこに行ったのかというツッコミは野暮ですのでその辺は目を瞑りましょう。

  • 話の流れ
    新薬開発の為に3大恐竜のDNAを採取しにいくらしいです。奇跡の救命効果のあるワクチンができるようで、スカーレット・ヨハンソンをリーダーにした潜入チームが結成されます。なんだかこれだけ聞くと嫌な予感がします。スーパーナチュラルなワクチンを作るためにでかければでかいほどいい恐竜のDNAを回収するという安易さにマーベル的・ディズニー的なのりを感じてしまうのは私だけでしょうか?

  • 安定の遭難
    まあ前作へのオマージュで、当然、冒険ものにつきものの遭難が発生します。たどり着くのは初代ジュラシック・パークで放棄された島というまたまた都合の良い設定のインジェン社の研究施設にたどり着くようで、その島には突然変異で凶暴化・異形化した恐竜が生き残ってたというバイオハザードのパクリかよと言いたくなる展開が待っている模様です。猛烈に嫌な予感がしてきます。大丈夫なのか、スピルバーグさん。

  • 突然変異した凶暴な肉食恐竜「D-Rex」
    T-Rexを生み出す過程で突然変異した異形の恐竜D-Rexが今作の売りみたいです。スターウォーズの「ランコア」とエイリアンの「ゼノモーフ」からインスパイアされた恐竜らしいです。トレーラーでちょっぴり出てきてますね。

D-Rexらしき突然変異体。トミソミーなのかploidyに問題が発生したのか、ある意味、生命科学者としては強引な遺伝子操作によって生まれた生き物という意味でみょうに興味がそそられます。
  • ラプトル(ブルー)はどうなったのか?
    前作まで主役だったブルーはあの後どうなったのか、現時点では何も語られていません。肉食恐竜の寿命は草食恐竜よりもはるかに短かったようでラプトルの寿命は10年程度であったと推測されているようです。解き放たれた環境を考えると、生存しているとしてもかなりのおじいちゃんになっている感じでしょう。ラプトル自体は出てくるらしいので二代目ブルーが登場する可能性がありますね。

  • まとめ
    前作のオマージュが多数あるという情報もあったりして色々と想像が膨らみますが、脚本を担当したDavid Koeppが原作者であるMichael Crichtonの創造した世界観をかなり歪めている気がしてて、ちょっと心配です。
    まあ何だかんだ言ってもCGで新しい恐竜像を作って、動き回るのを楽しむ映画ですから、脚本の緻密さなんかはさほど重要じゃないのかもしれません。エンタメですから楽しけりゃいいという視点ならものすごい力作になるのでしょう。現状では、お子様向けなのかなとも思える感じです。もちろん公開されたら初日に見てきますよ、恐竜はロマンですから😄。

いいなと思ったら応援しよう!