
セイラ・マスがGQuuuuuuXでどうなったのかを考察
GQuuuuuuXの世界線でソロモンがどんな経緯を辿ってゼクノバを引き起こしたのかを振り返ってみましょう。このくだりは劇中ではかなり端折られていましたので、ちゃんと把握している人は少ないのではと思います。
1st世界線での連邦軍vsジオン軍のソロモン会戦
連邦軍:ワッケイン司令からの補給を受け取ったホワイトベース。ここでホワイトベースにソロモン攻略の指令が下ります。連邦軍はソーラシステムを準備しており、ソロモンは焼かれる運命です。
ジオン軍(ドズル):こちらも本国からの補給シーンです。ギレンから補給を受け取りますが、リックドムの数が足りないとご立腹です。ビグザム一機のみが補給されます。ドズルの想定ではビグザム量産化が間に合えば勝てるという戦略だったようです。
はっきり言って、始まる前に勝敗は決まっていました。補給のこないソロモンは孤立しており負け戦はドズル中将も覚悟の上でした。連邦のソーラシステムでソロモンは焼かれ、勝敗がほぼ決まった状態でミネバを含んだ残存戦力を逃す時間稼ぎの為にドズルはビグザムで出撃します。Iフィールド持ちのビグザムでかなりの無双を繰り広げますが、Gアーマーで下から突っ込んできたガンガムに打ち取られてドズルは戦死します。この時にNTとして覚醒しつつあったアムロはドズルの強烈な意識に感応しています。GQuuuuuuX世界線での第一次ソロモン会戦
ガンダムやホワイトベースを持たない連邦ですがソーラシステムによってソロモンは焼かれ、セイラさんの軽キャノンがドズルのビグザムを破壊し、ドズルは戦死します。ソロモンは陥落し、ワッケイン司令の勝利となって連邦がソロモンを奪取します。連邦はガンダムを失っており、Gファーター的なサポートメカは無さそうです。どうやってセイラさんは軽キャノンでビグザムを倒せたのかも大きな謎です。普通に考えると軽キャノンではNTパイロットでビグザムを倒す力はありません。ここには何かしらのトリックが用意されている気がします。GQuuuuuuX世界線での第二次ソロモン会戦
ソロモンは連邦の手にあり、月の基地グラナダへぶつける作戦が進みます。総司令となったマ・クベは連邦の持つ唯一の宇宙基地ルナツーを進行しようとしています。ここを失えば連邦は負けです。ワッケインはソロモンを手に入れましたがルナツー防衛には劣勢でほぼ負け確です。苦し紛れに奪取したソロモンをキシリアのいる月面基地グラナダへぶつけようと動いていますが、マ・クベの司令を受けたシャリアブルとシャアがホワイトベースでソロモンに突っ込んでソロモン破壊工作を敢行し、グラナダを防衛する作戦を展開します。しかし、ザビ家を恨む男、シャアはわざとソロモン破壊に失敗しようと画策、ソロモンを割らずに立ち去ろうとした時、セイラの乗る軽キャノンと遭遇、交戦が始まる時にゼクノバが発生し、次元の扉が開き、シャアと赤いガンダムはララァによって時空の果てに飛ばされ、ソロモンはギリギリで落ちず、グラナダは残ります。代償としてシャロンのバラはグラナダの地下から消失しました。軽キャノンに乗ったセイラはどうなった?
ここからが考察です。1stガンダムでシャアとカムランが邂逅した時、ララァも一緒でした。ランチから出てくるララァを観て、カムランは感応しています。ララァに感応したカムランはおそらくNTの素養がある人間なのでしょう。ここでララァに関してシャアはこう言います。
「妹ということにでもしてくれ。」
ララァにとって複雑な発言だと思います。本物の妹がいることは知っていたでしょうし、シャアがセイラを殺しかけた時、ララァはそれを止めています。それが元でガンダムにコックピットを貫かれたので、自分が死んだ引き金となった人物がセイラです。そんな人を赤いガンダムに乗ったシャアと一緒に時空の果てに飛ばすとは思えません。ララァが救いたいのは不幸なシャアであってセイラは興味の対象外、居残り確定です。ソロモンはグラナダに落ちることなくそのまま軌道を外れました。セイラの乗る軽キャノンもソロモンと共に月をかすめて飛び去ったと考えるのが自然な気がします。ルナツー降伏、停戦へ
マ・クベによってルナツーは占領され連邦軍は撤退、0079.01.03をもって一年戦争はジオンの勝利となり宇宙移民は独立を勝ち取ったことになります。もちろんジオンの国力を考えると宇宙移民を統治することは不可能で貧富の差は激しく、終戦から6年経過してもサイド7と思われるコロニーは難民だらけです。さて、セイラが戦後どうなったか?を考察
歴史の大きな流れはゼクノバ以降で大きく書き換わりました。もちろんゼクノバ以前でもガンダムとホワイトベースがジオンに奪取されていますが、大きな流れはまだ連邦とジオンで変わりません。現にソロモンは陥落し、ドズルは戦死しています。ゼクノバによってキシリアは生存し、連邦は敗北したわけですから、軍属と思われるセイラも撤収することになります。ルナツーは陥落していますので一旦、地球に降りることになるでしょう。ザビ家への復讐を考えるならソロモンの悪夢としてアナベル・ガトーが進んだ道(ガンダム強奪事件→サイド3へのソロモン衝突?)をセイラが画策するのかもしれませんし、もう軍からは足を洗って投資家になるのかも知れませんし、場合によってはアムロのように連邦軍から監視されるのかも知れません。本編でマチュとの邂逅シーンは見られるのではと期待しています。まとめ
今後のセイラについて3つのルートを考察しましたが、軍から足を洗ったルートが濃厚だと思います。そうであったとしてもゼクノバに関わったキーパーソンとなっていますから登場機会はあるでしょう。まず軽キャノンでビグザムを倒したタネあかしが必要です。ゼクノバの時に何があったのかシャリア・ブルと話をして「あぁ、アルテイシア様であったのか…」と気づくのかも知れません。ランバ・ラルやハモンも生存していますから死守される立場にあるはずです。本編で必ず起きるイベント、マチュが地球に降りる時が本当に楽しみです。