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GQuuuuuuXのシャリア・ブルが何を目論むのか?の考察
GQuuuuuuXのシャリア・ブルですが言葉の端々から察するに、おそらくザビ家が嫌いです。シャアの正体に気づいており、ジオン・ダイクンの提唱した宇宙へ出た人類の革新(NT化)に傾倒しており、シャアがキャスバル・ダイクンを名乗って宇宙移民を統治する世界を望んでいる感じです。
シャアがゼクノバで消えた今、シャリア・ブルは何をしようとしているのかを考察してみました。
赤いガンダムの出現
第二次ソロモン会戦で消失したとされる赤いガンダムとシャアですが0085になって赤いガンダムが出現します。しかしながら乗っているのはシュウジ・イトウという少年でシャアはいません。まずここで考える必要があるのはゼクノバで赤いガンダムとシャアはどこに消えたのかです。並行世界をつなぐ特異点と時空ジャンプ(ゼクノバ)
サイコミュの設定上、NTと呼ばれる人の思念が大量に流れ込むと暴走して時空を越える(刻が見える)とされています。人は刻すらも支配できると考えるNTもいます。時空を越えるという現象ですが、幾つも存在して平行に走る世界線が無限に存在しているとすると、それはあくまで平行なので交わる事がありませんし、普通に人間には感知する事もできません。しかしながら強力なNTには各並行世界(時空)を特異点でジャンプできるという設定が今作にはありそうです。ララァが1st世界から今作の世界に干渉できたのはこれでしょう。ゼクノバでシャアが飛ばされた先はどのような世界なのか?
ララァはアムロがガンダムに乗らずシャアが乗れば不幸にならなかったと思って今作の世界線を生み出しましたが、残念ながら答えは違ってます。ソロモンでシャアがセイラを殺しかけてララァはゼクノバを引き起こしました。ガンダムに乗るのがアムロでもダメだし、シャアでもダメ、だから無限にある世界線の中からシュウジ・イトウが乗った世界線を選んでそこにシャアと赤いガンダムを飛ばしたのでしょう。これは以前に考察した通りです。シュウジ・イトウの生きていた世界線
シュウジ・イトウがガンダムに乗って連邦で戦い、NTとして目覚め一年戦争が連邦の勝利で終結する世界線なので彼は当然ガンダムを操縦できます。ジオンは負け戦でしょうから、その世界のシャアは戦死(キシリアと差し違え)する可能性が高いです。時空を超えたシャアはシュウジ・イトウと邂逅し、赤いガンダムを託してクワトロ・ヴァジーナを名乗り、エゥーゴに参加すると思われます。ジオンの負けた世界線なのでアクシズにはネオジオンがいるはずですのでハマーン・カーンが活躍する所でしょう。
一年戦争の英雄だったはずのシュウジ・イトウですが、1stのアムロ・レイがそうだったように、連邦軍からは危険視され、監視されながら生活しているはずです。そこから自由な生活を求めて違う世界線に逃げ出すためにシャア、ララァの力を借りて赤いガンダムで時空を超えたと考えると辻褄が合いそうです。Plazmaの歌詞にもそういう一節があります。シャリア・ブルの望む世界
シャリア・ブルは公国の統治者にキャスバル・ダイクンがふさわしいと考えています。なんとしてもシャアをジークアクスの世界に取り返したいのです。そのためにはゼクノバを起こして自分が時空ジャンプしてクワトロとなったシャアを説得したいと考えているはずです。ゼクノバを起こして時空を越える、そのために開発したのがガンダム・QuuuuuuXなのでしょう。ララァの望む世界
ララァの望みはシャアが幸せになる世界をつくる事です。これは間違いありません。そのために時空を超えて干渉しまくっています。シャアが幸せになる世界というのはザビ家が滅亡し、宇宙移民が独立し、戦争のない平和な世界で寿命を全うする事だと思います。今後はマチュ・ニャアン・シュウジがザビ家と戦うように仕向けていくでしょう。ザビ家を崩壊させた時に、再びゼクノバを発生させてクワトロとなったシャアを呼び戻せばシャアは晴れて宇宙移民の統治者として話が完結します。シャリア・ブルとララァは利害が一致する関係
これは今後の展開になりますが、どこかでララァとシャリア・ブルは邂逅を果たして同じ目的で動くのではと思っています。どちらもNTですから互いの本音は知覚できるはずです。連邦はどう絡むのか?
連邦はワッケイン司令のもとでルナツーを失っており、宇宙の足場を持ちません。おそらく地球に封じ込められてほとんど活動できない状況です。連邦の出番はもうあまり望めないのではと思いますね。少なくともザビ家が実権を握っている間は動けないでしょう。利害が一致してこっそりシャリア・ブルを援助する組織があるかもしれませんが…まとめ
ララァとシャリア・ブルの思惑が一致している視点が今後の物語で重要になると思います。大人の思惑に振り回される子供が理不尽な試練を課されて成長するというガンダムらしさが潜在的に盛り込まれてる気がします。ザビ家と主人公たちがどうやって戦うことになるのか、本編開始に期待しましょう。