skimama(スキママ)での2か月間のリアル                ~教員から在宅ワークまでの道のり~              


始まり


 私は今年の3月に三十年余り勤めた中学校教員を早期退職しました。
退職にあたっては長年勤めた充実感もありましたが、一方でこれまで多忙で家族を犠牲にしてきたという反省もありました。
だから次に仕事をするなら、家族優先が条件だと強く思っていたのです。それと少し体調を崩した後でしたので、外に出て働くのは体力的に不安でした。

 そんなときYouTubeで「在宅ワーク」という働き方を知りました。
私は家にいることが好きだし家族との時間も作りたいので「これ、やりたい!!」とすぐに思いました。
それからはYouTubeのいろいろなチャンネルで情報を集めました。
でも、そこには「動画編集」「SNS運用代行」「Webライティング」「Canva」「ChatGPT」などなど難しそうな用語が飛び交い、さっそく心が折れかけました。
パソコンに詳しくないし、いわゆる「会社勤め」をしたことがない私にどんな仕事ができるのだろうと不安にもなりました。
「どうする、私、、、?」ここで諦めるか、一歩踏み出すか、、、。踏み出すならどうやって?独学は難しいし、どこで誰に習う???わからないことだらけで迷いました。

skimama(スキママ)入会のきっかけ


https://www.youtube.com/@ayanework

 そんなとき、いつものようにYouTubeを見ていたところ「あやねの在宅ワークチャンネル」に行き当たります。あやねさんという実直そうな女性が在宅ワークについて語っているチャンネルです。つい引き込まれていくつかの動画を見てみました。そこでわかったのは、私と同じように「会社勤め」の経験がないあやねさんが副業から積み上げてベンチャー企業の役員になったこと、その中で子育て中のママの持つ能力に注目しているということでした。そしてあやねさんのリアルな言葉が信用できると思い、skimama公式LINEに登録をしてみました。するとさっそくオンライン勉強会のお誘いがきて「ひとまず話だけでも聞いてみよう」と参加することに決めました。後から思えば、ここまでが今回の決断のほとんどでした。

 勉強会当日、参加者は私一人でした。「強引に入会に誘導されたらどうしよう」と心配していたのですが、営業担当の方は以前からの知り合いであったかのように優しく気さくにお話をしてくださいました。まずは現状を聞き取ってもらいながら、私は体調を崩した後で完全には回復していないこと、その関係でしばらくは仕事を始められないことをお話ししました。
その結果、skimamaの案件保証のタイミングを配慮してもらえるとお返事をいただいたのです。私の状況に寄り添ってもらえるんだ、親切なスクールだなと思いました
また受講料金についても明確に示していただき安心しました。買い切りで追加料金は一切かからないことや、卒業後も無料でコミュニティに残れることなど手厚いサポートが続くのも魅力に感じました。
ここまで聞いたとき直感的に「安心できる!ここに入ろう!」と決めたのです

新しい世界へ


   入会を決めてからは、いきなり新しい世界に放り込まれたような感じでした。まず連絡手段のDiscord。できないと連絡事項がわからないので焦りました。カリキュラムに入る前に使用ツール操作方法のシェア会があったのですが、ワークショップはGooglemeet(zoomしか知らない!)、課題提出はGoogleドキュメントやスプレッドシートのリンクを貼る(WordとExcelしか使ったことない!リンクってなに?)とすでにパニック!わからないなりにひたすらメモを取るしかありませんでした。
メンターさんたちの「少しずつ慣れていってください」の言葉でも立ち直れない私の心。でも悩んでいる暇はありませんでした。とにかく前に進もう、そう決心しました

課題に奮闘


  いよいよWeek1(第1週)の課題に挑戦です。毎週の学びは、カリキュラム動画→課題作成→ワークショップの流れで進めていきます。Week1の課題はリサーチでした。「え?リサーチ?何それ?」と焦りつつ、課題概要の例に沿って見よう見まねで作成し、緊張しながら提出しました。そしてワークショップは一人5分間の発表です。発表原稿を作り、キッチンタイマー片手に何度も練習してワークショップに備えました。
 
 ワークショップ当日、他のメンバーの発表を聞きながら、私は自分の課題のアラを探しては反省ばかりしていました。そして自分の番になり練習通りの発表をした後、受講生とメンターからのフィードバックを受けました。「ダメ出しをたくさんされるだろうな」と思っていたら、なんとみなさん私の課題のよいところを見つけ言葉にしてくださったのです。
これまで仕事でも家庭でも「できて当たり前」という価値観の中で生活してきた私にとって、言葉にして評価されることがこんなにも嬉しいものかと感激しました。そしてまた次もがんばろうという気持ちにつながりました。

 Week2からも課題は決して簡単なものではありませんでしたが「わからないことはまず自分で調べる」ことを習慣づけていくことで、なんとか提出にたどり着くことができました。また、課題とは言っても仕事を受けたつもりで、真剣に取り組むことを 心がけました。
そうやって自分で考え取り組んだことで、課題が確実に自分のものになり自信につながることを実感したのです。
 
 skimamaの課題を通して学んだことは、仕事をするうえで大切なのは常に「相手目線」であることと「仕事=価値貢献」を忘れないことです。それらを意識しながら自分の課題に取り組むことで、卒業後の仕事のイメージをすることができました。
私がこのように前向きに課題に取り組めたのは、メンターの的確な評価と助言、そしてきいろぐみのメンバーの温かい支えがあったからだと感謝しています。

ママ仲間とのつながり


 skimamaは女性専用のスクールで、メンターや受講生には子育て中のママが多いことが特徴です。同じきいろぐみの6人の中には、小さいお子さんを育てているママはもちろん、生後間もない赤ちゃんを抱っこしながらワークショップに参加しているママ、出産を間近に控えたプレママもいました。
みなさん仕事や子育てで忙しい中、時間を上手に使って生き生きと学んでいました
子どもが成人している私には、自由な時間がたくさんあります。でも子育て真っ最中のママたちに刺激されて、時間を上手に使い前向きな気持ちで取り組もうと思えました。
そのようなメンバーと、真剣に取り組んだ課題を発表しあい、よいところを称えあい、私ならこうすると意見を出しあえたことでともに力を伸ばすことができました
 
 また、skimamaではスキルを身につけるだけでなく、ママ同士のつながりを作ることができます。お互いに子育てを経験していることで、仲間の立場に立って考えることができました。お子さんの体調不良等で急遽ワークショップを欠席される方がいても、メンターや他のメンバ―でフォローしました。
ときにはワークショップの画面に映るお子さんのかわいらしさにみんなで笑顔になったり、出産を控えたメンバーの体調を気遣ったりしながら学びの時間を共有してきました。
ご縁あってオンラインで出会った私たちです。卒業後もDiscordやXでつながって近況報告したり、喜びや悩みを分け合ったりしていこうと思っています。

これから


 前述したように私は都合ですぐには仕事を始められませんので、来年からの稼働を目指しています。
せっかくskimamaで学んだのにすぐ仕事につなげられなくて残念ですが、今は仕事獲得までの準備期間として考えています。

 skimamaで得た「自分で問題解決していく力」「仲間とのつながり」を財産にして、来たるべき仕事獲得の日までエネルギーチャージをしていきます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?