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ホテルやカフェでも安全に充電、急速充電に対応したハッキング防止アダプター

XYZA(エクシーザ)は12月16日、USB Type-Cの急速充電に対応したハッキング防止アダプター「Type-C Data Shield」を発表した。空港やホテル、飲食店など、第三者が管理する場所に設置されたUSB Type-C充電ポートを利用する際、このアダプターを充電ポートとケーブルの間に挟み込むように接続すれば、不要なデータ通信をブロックして安全に充電できる。同様のアダプターは5V/1A程度の低速充電になることが多いが、本製品は多くの機器でUSB PDなどの急速充電が利用できる。


USB Type-C端子を利用するUSB PDは、充電器と機器を接続すると、両者の間で通信を実施してどれぐらいの電力で充電できるのかを確認し(ネゴシエーション)、最適な充電を行う仕組みになっている。手持ちの充電器を利用するならば問題ないが、第三者が管理する場所に設置されたUSB PD対応のUSB Type-C端子は、普通の充電用端子と見せかけて端子の先にパソコンなどが接続され、データの盗み取りやウイルスの拡散を目的とした改造が施されている可能性が否定できない。

今回登場したType-C Data Shieldは、そのような改造によるハッキングを防ぐためのアダプター。データ同期遮断機能を備え、ハッキングを防ぎつつ安全に充電できる。特徴的なのが、USB PDやQC2.0、スマホメーカー独自の急速充電プロトコルに対応し、装着時でも急速充電に対応すること。同様の製品は5V/1A以下の低速充電に落ちてしまうことがほとんどだった。

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