すべてのエンタメ供給者に敬意を表して #23
自身の原点になった話。
自分にはとある趣味がある。お金を払う観客がいて、その中で人が表現する形式のもの。(かなりぼかしてます)
その中には、名前を聞いたら誰もが知っているアイドル的人気を誇る人がいれば、観客が少ない中でも他の仕事をしながら地道に活動する人もいた。
同じカテゴリーの中に、両極端な人々が存在していた。
もちろんメディアは前者を取り上げる。当たり前だ。彼らは閲覧数を稼がないといけないのだから。
アイドル的な人気がある人はもちろん自分への努力を怠らないし、その成果として産み出される輝きはたくさんの人に評価されるのが妥当だ。
なら、その輝くほうに入れなかった人は?
スポットが当たる機会がもらえず、年にたった一度の誕生日さえ取り上げられない。メディアどころか所属団体にさえ。
同じカテゴリーにいるのに、同じ人間がそこまで扱いの差を付けられることに、当時の自分は耐えられなかった。ぶっちゃけ今も耐えられない。
フォロワー数や閲覧数やチケットの売上だけで人間性まで否定して、そんなんで本当にエンタメを名乗るのか。
ひとりでもお金払って見に来る人がいるなら、その人の表現に何かの価値を見いだしている人が存在する。無視されていいわけがない。
…という反骨心から、自分は裏方として活動を始めた。同じカテゴリーにいる人全てをどうにかして等しく人の目に触れさせるようにできないか。
そのためには、自分で数字を出してたくさんの人に見てもらう必要があったので、試行錯誤を繰り返してやっとフォロワー渋沢栄一に手が届くかも、というところ。12月からもっと頑張る。
願わくば、エンタメを供給する人々が、自分の好きなことを自己都合以外で途中で断念しないですむ環境にいてほしい。そして1日でも長く、自分の好きなことで誰かを笑顔にしたり元気付けたりしてほしい。