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読書の秋

晩夏の候もすっかり過ぎ、秋の様子が感じられるようになった。

僕はというと、コロナになってしまった!昨日まで自宅待機期間で暇を持てあましていた。そこで昔読んでいた本をもう一度読んでみることにした。

大学に入ってからは読書のほうはさっぱりで久しぶりの読書だったが、とても面白かったので紹介したいと思う。

その本とは阪急電車という本である。


スクリーンショットでごめんなさい!

この本は有川浩さんの著書で、文字通り阪急電車を舞台にした小説である。

関西以外の人に阪急といってもピンと来ないかもしれないが、阪急といえばあのマルーン色が特徴の関西私鉄である。阪急線は主に、神戸線、宝塚線、京都線の3つに分かれているが、この本は宝塚から西宮北口、通称西北までを結ぶ今津線を舞台にした小説である。そう少しマイナーな路線を舞台にしているのである。


この本は宝塚から西宮北口までの8駅、往復含めて16個それぞれにスポットを当てていき、各駅でのストーリーを見るという個性になっている。

僕が思うこの本の魅力とは「人の繋がり」だと思う。だいぶ抽象的なので、もう少し掘り下げていうと、各駅ごとの街の魅力と生々しい人間関係が描かれていることである。生々しいとはいったが、それはもちろんいい意味でも、悪い意味でもだとおもう。なんなら両方が混在する場面もある。それが自分の日常にやさしく寄り添ってくれるような気がする。

今自分が住んでいる町、利用する駅、通っている学校それぞれに多くの人がいて、その分だけの人生があるということ教えてくれているのかなと思う。

最終的にはバラバラだった各駅のストーリーが繋がってきて伏線回収もされて、読み終えたときには心の充足感がすごかった。

全部で250ページくらいなのでみなさんもぜひ読んでみてほしい。

ではまた、体調管理には気をつけてください

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