「さすらい」日記④親子編ショートショート
一昨日、小4の息子が、イライラして家の壁をどんどん叩いた。
「叩いたら壊れるから駄目だよ」と注意したが、無視、他の話をしてもしばらく無視してきた。翌朝から父は子供の話を無視しようと決めた。
子供がかえってきて、「ただいま」といっても無視。お父さん〇〇しよう
無視。そうすると子供も話しかけなくなってきた。ただ、お父さんの前で勉強をしたり、けん玉をしたりのアピールをしてきた。くぅ~と思いながらも
父なにも言わず…先ほど父の部屋に来て算数の宿題をやりだした。「算数の宿題か?」と聞くと、「うん、でも終わったよ」と息子。「明日は〇〇くんと遊びに行くんだ」と話す息子。「よかったな」と父、「この前は無視してむごめんね」と息子、「お父さんもごめんね、でもお父さんもこの前無視されて辛かった」と父、「僕も無視されて辛かった」と息子。「お互いもう無視はやめよう」と二人で話をした。
このやり取りがいいかどうかはわからない。父は教育素人なのでわからないが、恐らく教育者の方からはダメだしされるのだと思う。
とりあえず仲直りができて、お互いの気持ちが共有できて「ホっ」した。
ウルフルズのオヤジの歌のような父なりたいが、父はまだまだ子供である。