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コピーはニセモノ??の巻

前回までのあらすじ
 
ギタ丸はギター神様ストラのおかげで、着実にギター購入までの一歩を進めていた。

ギタ丸「ストラトかレスポールか、、、どれにしようかな〜?これなんか良くない??

ん???

え?何?このギター達、こんなに高いの??安くても20万以上する!?」

ギタ丸は、フェンダーストラト、ギブソンレスポールがとても高額である事を初めて知ったのだ。

ギタ丸「うえ〜ん、こんなに高いのすぐには買えないよ〜」
ギタ丸が情けなく叫んでいると、またあの光が目の前に現れて、、、

ギターの神様ストラが降臨された。

ストラ「ギタ丸、ついに現実を知りましたね。それは、大きな一歩です」
ギタ丸「ストラ様、何を悠長な事言ってるんですか、僕は今すぐにでもギターが弾きたいのに」
ストラ「まあ、そう言うなギタ丸よ。まずは、ストラトキャスターとレスポールの所謂、本家(フェンダーとギブソン)を見てみましょう」

ストラトキャスターとレスポールの本家モデル

 エレキギター界を象徴する「ストラトキャスター(フェンダー)」と「レスポール(ギブソン)」。それぞれ独自のサウンドとデザインでギタリストを魅了してきました。まず本家モデルを紹介し、具体的なおすすめモデルを紹介します。

1. 本家モデルの紹介

ストラトキャスター(Fender Stratocaster)

 ストラトキャスターは、1954年にフェンダー社によって登場しました。その特徴的な形状、3シングルコイルピックアップ、トレモロユニットなど、数々の革新的な設計が取り入れられ、今でも多くのギタリストに愛されています。

Fender American Professional II Stratocaster

価格帯: 約25万~30万円

特徴: ストラトの進化形として、伝統とモダンな演奏性を融合。フェンダーの定番ともいえるモデル。

音質: クリアで煌びやかなトーン、幅広いジャンルに対応。

Fender Player Stratocaster

価格帯: 約10万~12万円

特徴: メキシコ製ながらも、フェンダーらしいトーンと品質を維持したエントリーモデル。初心者にも人気。


レスポール(Gibson Les Paul)

レスポールは、ギブソン社が1952年に発売したモデル。重厚で厚みのあるサウンドが特徴で、ロック、ブルース、ジャズなど幅広いジャンルで活躍しています。

Gibson Les Paul Standard ’50s

価格帯: 約35万~40万円

特徴: 1950年代のクラシックなデザインとトーンを再現したモデル。分厚く暖かい音色が魅力。

Gibson Les Paul Studio

価格帯: 約20万~25万円

特徴: スタンダードの性能を引き継ぎつつ装飾を省いた軽量モデル。コストパフォーマンスが高い。

ギタ丸「うう、気分が、、、」
ストラ「大丈夫か?
ギタ丸よ、本家も素晴らしいのだが、コピーモデルというのもあるのだ」
ギタ丸「コピーモデル?それってニセモノなんでしょ??」
ストラ「ははは、ギタ丸よ。コピーモデルといってバカにしておるな?まぁ良い、それではコピーモデルの誕生とその歴史を教えてやろう」

2. コピーモデル誕生の歴史

なぜコピーモデルが生まれたのか?

 1960~70年代、本家のフェンダーやギブソンは高価格で、特に日本では簡単に手に入る存在ではありませんでした。この需要を埋めるべく、日本のメーカーがフェンダーやギブソンのデザインやサウンドを模倣しつつ、独自の工夫を加えたモデルを生産しました。

「日本のコピーモデル」としての台頭

 日本製コピーモデルは、「高品質で低価格」という点で評価され、特に1970年代の「ロウズド・ヘッドストック期」(本家モデルのヘッド形状を模倣)に、トーカイ、グレコ、バーニーといったブランドが脚光を浴びました。これらは現在でも愛好家の間で「ジャパン・ビンテージ」として高く評価されています。

3. コピーモデルのおすすめ紹介

ストラトキャスタータイプ

1. Squier Classic Vibe ’60s Stratocaster

価格帯: 約6万~8万円

特徴: フェンダーの公式廉価ブランド。ヴィンテージ感を再現したモデルで、初心者から中級者まで使える完成度の高さが魅力。

2. Yamaha Pacifica 112V

価格帯: 約4万~5万円

特徴: 汎用性の高いHSSピックアップ構成で、幅広いジャンルに対応。初心者に特に人気。

3. Tokai AST-52

価格帯: 約6万~7万円

特徴: 日本製ストラトタイプ。細部の作り込みが非常に高く、フェンダーに近いトーンを再現。

レスポールタイプ

1. Epiphone Les Paul Standard ’50s

価格帯: 約8万~10万円

特徴: ギブソンの公式廉価ブランド。スタンダードのデザインとサウンドを忠実に再現し、入門者に最適。

2. Tokai LS-110

価格帯: 約12万~15万円

特徴: トーカイ製のレスポールタイプ。細部に至るまで本家を再現しつつ、コストを抑えた高品質モデル。

3. Edwards E-LP-92CD

価格帯: 約10万~12万円

特徴: ESP系列のコピーモデルで、プロ仕様の音質と演奏性を兼ね備える。

4. まとめ

ストラトキャスターとレスポールの本家モデルは確かに素晴らしい楽器ですが、価格が高いため手が届きにくい場合もあります。その一方で、コピーモデルは高品質で手頃な価格のものが多く、初心者から上級者まで満足できる選択肢が揃っています。

特に日本製モデルは、長年にわたる職人技術と音響設計の成果として、世界中で高く評価されています。ぜひ試奏を通じて、自分に合った1本を見つけてみるが良い。

ギタ丸は、今日もギターの神様ストラよりありがたい教えを聴き、歓喜するのであった。

ギタ丸「で、でも、、、」

ギタ丸は何やら悩んでいる様です。

つづく

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