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【後編】クラウドとエアリスのラブストーリーはゲーム史に残る最高傑作の一つだと思う
※この記事はネタバレ含みます。
※この記事には僕個人の意見や感想が含まれています。
自己紹介
36歳男性、二児の父
職業、シナリオライター
ゲームのシナリオ〜漫画の原作まで色々やってます
小説家じゃないので文章下手です
シナリオライター視点でFF7を語ってます
野島一成さんをリスペクトしています
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【後編】クラウドとエアリスのラブストーリーはゲーム史に残る最高傑作の一つだと思う
僕は10年以上シナリオ屋をやっているのだが、それでも登場人物の心の動きを自然に描くのはとても難しい。
特にゲームだとメインはあくまでバトルだったり、イベントだったりで常にキャラクターの内面に焦点は当てて置けない、その状況でめちゃくちゃナチュラルに心の変化を描いていくのは至難の業である。
…が、それをやってのけてしまえるのが、FF7のシナリオを手がける野島一成さんの凄いところだと思う。
FF7はプレイヤーの行動によって1番仲良くなるキャラクターを決められる。
どのキャラクターと仲良くなってもFF7はめちゃくちゃ楽しいのだが、特にエアリスルートのストーリーは衝撃的に面白い。
シナリオライター視点でクラウドとエアリスのストーリーと考察をまとめてさせて頂いた。
前編はFF7リメイク、
そして後編、このページでは
FF7リバースの
ストーリーをまとめている。
▼前編はこちら▼
リバースは特にクラウドとエアリスの謎解き要素が素晴らしい!
今作では更にクラウドとエアリスの謎解き要素がパワーアップしている。マジで下手なミステリー小説より断然面白い。
最後に僕個人の考察と解説もまとめているので、よろしければ、そちらもご覧になって頂けると幸いだ。
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新たな冒険の始まり
クラウドは今度こそエアリスをセフィロスから守れるのか?
2作目であるFF7リバースでは
運命は白紙に戻り、
エアリスの未来も星の未来も
プレイヤーに託された状態からスタートする。
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希望に溢れた新しい世界線だ。
クラウドは今度こそエアリスをセフィロスから守れるのか…?
これぞRPGと思える楽しさ。エアリスと仲間たちと送る冒険の日々
暗いシナリオが多いFF7で
僕が最も好きなパートがこのミッドガルを出てから古代種の神殿あたりまでの冒険の日々だ。
リバースでは、
仲間キャラクター一人一人の掘り下げが素晴らしいので、どのキャラクターにも愛着が湧いてくる(余談だが、僕は全キャラクターの好感度をほぼMAXにした事がある)
トラブルやハプニングが起きても
このメンバーで乗り越えてやろう!と思えるのだ
そんな底抜けに明るい気持ちでプレイできる黄金タイムだと思っている
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みんなでバギーに乗ったり
チョコボに乗ったり
アイテム集めをしたり
チームに分かれて行動したり
クエストを達成したり…
冒険してる感じが最高に楽しい!
エアリスとのエピソードは、2人が仲良くなっていく過程が描かれており、どれも素晴らしい
前作のFF7リメイクで
報酬はデート、という契約でエアリスのボディガードを請け負ったクラウド。
このキャラクター設定は今作でもエアリスのイベントやサブクエストでしっかりと活かされている。
エアリスルートで進めると、仲良くなる過程も楽しみながらプレイできる。
カームで時計台デート
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これは5番街デートと対になっているのだろうか
↓5番街デート↓
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クラウドや仲間たちと出会い、外に出た事で
気持ちの変化があったのだろうか?
そんな心理的な対比を感じさせるシーンだ。
チョコボファームで何でも屋「クラウド&エアリス」が再び活躍
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水着デート
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水着デート2
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ボディーガードとしても活躍
コレルプリズンでは
クラウドがエアリスを守るかっこいいシーンもある
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ゴンガガにて ザックスへの嫉妬?
オリジナルのFF7では無言で嫉妬する描写のあったクラウドだが、リバースでは会話が加わり
より心理描写が丁寧に表現されている
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クラウドの質問に「そうだね…嫌いになる理由ないもの」と答えるエアリス。
エアリスはザックスと死別しただけで、ザックスを嫌いになって離れた訳ではない。
エアリスは基本的に人を嫌いにならないタイプだ。タークスの事も嫌っていない。タークスのルードに対して「悪い人ではない」と発言している。唯一憎んでいる存在は宝条博士だろうか。自身にこんな黒い感情があったなんて、と戸惑う姿をコスタデルソルで見せている。
なのでこの問いへの返事は「そうだね、嫌いになる理由ないもの」が一番エアリスらしい気がする。
嫌いになる理由がないと伝えるエアリスに対してクラウドは「エアリスを放っておくなんて、どうかしてるな、そいつ」と反論する。
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クラウドはこの時点でまだザックスのことが記憶にない。なので本当に悪気はないのだろう。
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ソルジャーをしていて音信不通なら、もう生きていないのでは…と言いかけ、頭痛に襲われ止めるクラウド。
クラウドとしてはエアリスに前を向いて欲しくて、あえて厳しい現実を伝えようとしたのだろうか。
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コスモキャニオンにて
普通の人生に憧れるエアリスと
特別な人生に憧れていたクラウド
コスモキャニオンで行われた「星送り」のイベントで、スピーチを担当する事になったエアリス。
セトラゆえのこれまでの辛い出来事を語り
途中で言葉に詰まってしまう。
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しかしクラウドからの頑張れ…を聞き
最後まで話し切ることができた。
(エアリスに声をかけるかどうかはプレイヤーが選択できる)
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特別な人生(英雄セフィロスのような人生)に憧れたクラウド
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二人の心情を表しているかのような
幻想的なワンシーンだ
意外と積極的?クラウドがエアリスを隠し撮り
コスモキャニオンでメンターのセサルから
星が災いに打ち勝つと現れる「駆け星」を写真に収めて欲しいと頼まれる
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駆け星の写真を撮りつつ
エアリスの写真も隠し撮りするクラウド
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そんなクラウドを笑顔で許し
今度はツーショットを撮ろうと提案するエアリス
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しかし、これは
ただのニヤニヤクエストではない
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祈るエアリスを見て何か言いかけるクラウド。
しかし濁してしまう。
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クラウドが意味深な反応を見せるのだ。
ここの解釈はプレイヤーそれぞれで良いと思う。
僕個人の解釈だと
「星を災いから守る」という駆け星のテーマと
エアリスの祈る姿↓が
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クラウドには忘らるる都とリンクして見えたのではないかと想像した。
クラウドは唯一、前作のFF7リメイクで
忘らるる都で祈るエアリスの映像を見ている。
また、本来の世界線に留まっていたら
エアリスは水葬されてしまっていた事も、ミッドガルハイウェイのイベントで断片的に知っている。
そのためリンクさせるのは難しくないだろう。
クラウドにとっては最も現実となって欲しくないシーンだ。そのため険しい顔になってしまったのかもしれない。
あくまで僕個人の勝手な解釈である。
野島さんがどうしても入れたかったエピソード「給水塔のクラウドとエアリス」
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ニブルヘイムの給水塔といえばクラウドとティファのイメージだ。だから最初は野島さんの挑戦的な発言に驚いたが、なぜ給水塔なのか、ちゃんと深い意味があり、感動のエピソードになっていた。
この頃にはプレイヤーの選択によっては
クラウドとエアリスはかなり仲良くなっている。
そこでエアリスは、この給水塔から町の景色をみようとクラウドを誘う。
最初はクラウドから故郷の話が聞きたくて、見晴らしのいい給水塔に登ったエアリスだが、村が神羅によって再建されたレプリカであると知り、無神経だったとクラウドに謝る。
クラウド自身はあまり気にしていないようで、かつて宿屋や自分の家、ティファの家だった場所を教えてくれる。
そこで給水塔からティファの家が目の前に見える事に気づくエアリス。
「もしかしてここから見てた?」…と
思わずクラウドに聞いてしまう。
ここはプレイヤーが自由に答えを決めれるのだが、エアリスルートを楽しみたいなら、よろしければ肯定してほしい。
「そんなこともあったかもな」と
クラウドが懐かしむように微笑むからだ。
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懐かしんで微笑む事ができたのは、良き過去として思い出せたからだろう。
クラウドの心境がこの短いエピソードで完全に表現されていてとても素晴らしい。
一方のエアリスは、まだ自身のコンプレックスを昇華できずにいた。
エアリスはコスモキャニオンで語っていたように
「普通の人生」に強い憧れを持っている。
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本来なら一気に心の距離が縮まりそうなエピソードなのだが、クラウドの人生が羨ましくなり、エアリスは落ち込んでしまうのだ。
ザックスを思い出したクラウド
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ザックスの死をエアリスに伝えようとするクラウドを
ティファが止める。ティファとエアリスはクラウドの記憶の矛盾を知っている。
このクラウドの発言をどのように受け止めるべきか、ティファも困惑しているのだろう。
クラウドの記憶の矛盾、このエピソードの続きは3作目に持ち越す形となった。
ゴードソーサーデート
観劇ラブレスに騎士役、姫役で参加する事になった2人。
バレットとレッド13、ケットシーも登場するぞ
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歌姫エアリスがクラウドへの愛を歌う
LOVELESSのエンディングでエアリスが
歌を歌うシーンがある。
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これは作中でエアリス自身が作った歌詞という設定になっている。めちゃくちゃ良い歌なので歌詞を一部抜粋する
運命なんて信じたくないから
この出会いは ねえ、なんて呼ぼう 偶然?
明日も会いたいな 偶然あの場所で
信じたいの 約束なんていらないと
生まれた時に 結ばれた約束
知らないまま ふたり出会えば良かった
明日も会いたいな 偶然あの道で
信じさせて 約束なんていらないと
僕個人の歌詞の解釈を少し書いておく。
FF7リメイクではエアリスは未来を知っており、クラウドとの悲恋の運命も知っているかのような描写があった。それを踏まえるなら「運命なんて信じたくない」はとても彼女らしい言葉だと思う。
「生まれた時に結ばれた約束、知らないまま
ふたり出会えば良かった」も
生まれた時に結ばれた約束=運命
と解釈すると、とても腑に落ちる言葉だ。
「明日も会いたいな」は何度も出てくるフレーズなのでこの歌で最重要なフレーズなのだろう。
運命に抗って明日も会いたい(生きて貴方と会いたい)という彼女の思いを感じる言葉だ。
そういった自分の思いを入れながらも
しっかりとLOVELESSに合う歌詞に仕上げているのは流石だ。
実はこのゴールドソーサーのイベントの直前にクラウドはある夢を見ている。
それは、バレットの娘マリンが「お姉ちゃん(エアリス)は怖い人に殺されてしまう、クラウドが助けに行ったけど間に合わなかったの」と警告する夢だ。
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自分が死ぬ運命だったとしても、信じたくない、生きて貴方と会い続けたい。
これがエアリスが葛藤の末に出した答えなのだろう。
かつて「好きにならないで」と、運命を受け入れ悲恋を避けようとしていた彼女は、世界線を超えたことで、「運命なんて受け入れない、好きな人と明日も過ごしたい」と前向きに気持ちが変わっていったようだ。
最後のフレーズ
Believe we can be together evermore
※ストレートに訳すなら「信じて、私たちはずっと一緒だと」
の後で再会の花が舞い、クラウドが花びらを掴むシーンがある。
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ここも非常にメッセージ性の強い感動的な演出だったと思う。
そして歌い切った後に、星に帰ったジェシー達がエアリスにエールを送るシーンがあるのだ。
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色んな解釈のできるシーンだが、運命に抗いたいエアリスを応援しているようにも見えるのが良い。
ゴンドラデート
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ゴンドラでエアリスは
今、自分の心の中にいるのはザックスではなく、クラウドである事を話す。
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エアリスが初めて明確にクラウドに気持ちを伝えるシーンだ。
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時々クラウドの人格がおかしくなったり、一部の記憶に矛盾があることから、欠けてしまったクラウドを探したいと伝えるエアリス。
原作FF7でも登場する名台詞だ。
原作ではクラウドは言葉の意味を理解できていなかったが、リバースでは理解しているかのような反応を見せている。
クラウドはここで
ザックスの死をティファから聞いていないか
エアリスに確認するのだ。
自分は少しずつだが記憶を取り戻していること(劣化していないこと)
ザックスはもういないので前を向いて欲しいこと、
色んな思いをエアリスに伝えたかったのかもしれない。
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リバースで新たに登場する
「クラウドとエアリスに関わる大きな謎」
リバースのメインストーリーに大きなウェイトを占めるのは、やはり「今度こそクラウド(プレイヤー)は
エアリスを守れるのか?」というテーマだろう。
リバースではそのテーマに大きく関わる謎が新たにいくつか用意されている。
謎①エアリスの白マテリアが透明になった
謎②クラウドとエアリスが別の世界線にも存在している
謎③ 世界線を移動できるクラウドの特殊な力
謎④ エアリスが未来の出来事を知るきっかけとなった「未来の私」。
新たな謎が追加された事で「今度こそクラウド(プレイヤー)はエアリスを守れるのか?」というテーマを
より一層面白く肉付けしているのだ。
という訳でそれぞれの謎を分かりやすく解説してみた。
※僕個人の解釈が含まれているのでご注意を
謎①
エアリスのマテリアが白から透明に…
ホーリーが使えなくなったエアリス
明るく楽しい冒険の日々。
しかしその傍らで気になる現象も生まれる。
エアリスの持つ白マテリアが透明になったのだ。
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FF7の「魔法」は古代種の知識や記憶が凝縮されたマテリアを使う事で発動する。
白マテリアは古代種が持つホーリーの知識や知恵が詰まっている。
ホーリーが発動できるのは、この知識や知恵が星と結びつくためである。
しかし、運命の壁を超えた際に
フィーラーに知識を奪われてしまい
白マテリアは透明なマテリアに変わってしまったのだ。
この件から想定できることは
この世界線のエアリスはホーリーが使えないこと、
そのためセフィロスに殺される理由がなくなったということだろう。
このまま、白マテリアが透明になった状態なら
エアリスは死ななくて済む…??
謎②
二つの世界線に存在する
クラウドとエアリス
運命の拘束から逃れ
新たに生まれた世界線で
冒険を始めたクラウド達
一方で、ザックスもまた
新たな世界線に足を踏み入れていた。
そこは終末を迎えようとしている世界線だった。
クラウド達のいる世界線とは対照的な絶望感に満ちた世界線だ。
クラウドの友達であり、
エアリスの初恋の男性でもある
ソルジャー1stのザックス。
逃亡犯だった彼はミッドガルの手前で、神羅兵に囲まれて、本来ならここで死ぬ運命だった。
しかし運命の拘束が解かれて生き延びる事に成功。
魔恍中毒で意識のないクラウドを連れミッドガルにたどり着く。
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そこで偶然にも神羅のヘリに連れていかれる途中のエアリスに遭遇する。
間一髪で助けたもののこの世界線のエアリスは意識を失っていた。
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そして衝撃的なことに、
この世界線では他の仲間たちは全員
亡くなっているのだ。(アバランチのビッグスのぞく、ヴィンセントやユフィ、ケットシー、シドは不明・未登場)
エアリスを看病するベッドのそばには
白マテリアがあった。
この世界線の白マテリアは
透明になっておらず白いままだ。
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ザックスが生き延びた意味とは?
この世界のクラウドとエアリスが意識のない状態で生きているのは偶然なのか、何か意味が隠されているのか…?
そして白マテリアが白いままである意味は…?
このザックスの世界線の謎が
FF7リバースと
エアリスルートのストーリーを更に面白くしている。
謎③
世界線をワープするクラウド
クラウドの新たな能力なのか
クラウドは睡眠中に
ザックスの世界線にワープする事ができる
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とはいえ、ザックスの世界線のクラウドは魔恍中毒で意識がない状態だ。
そのため車椅子に座っている状態から部屋の中を眺める事しかできない。
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しかし、何度目かのワープで
クラウドは
ザックスとマリンの衝撃的な会話を聞いてしまうのだ。
お姉ちゃんはまだ眠ったままでいた方がいい
なぜなら起きたら怖い人に殺されてしまうから
クラウドが守ろうとしたけど
あと少しのところで間に合わない…という
不吉な内容だ
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やはり…
マリンはセブンスヘヴンでエアリスと出会った時に、エアリスの未来が見えたようだ。
看病するザックスにエアリスの未来を伝えている。
このあと、クラウドははっとして飛び起きる。そこは元いた自分の世界線だった。
クラウドは度々見る、この夢のことをどのように受け取っているのだろう。
エアリスルートを選ぶとこの飛び起きた直後に、本物のエアリスがノックしてきてゴールドソーサーのデートが始まる。
謎③
まさかの大きな伏線だった
「未来のエアリス」
前編で記載したように、エアリスは何らかの方法で星の運命、未来の事を知っていた。
そしてセフィロスが星の運命を悪い方向に変えようとしていることも知っていた。
エアリスはセフィロスの強行を止めるために
クラウド達に話を持ちかける。
そしてクラウド達はエアリスの呼びかけに応じる形で運命の壁を越えた。
ここまでがFF7リメイクの大まかな流れだ。
しかし、大きな疑問が一つ残る。
それは「エアリスはどうやって未来のことを知ったのか、そしてどうやってセフィロスの動向を知ったのか」という点だ。
その疑問がリバースで少し解かれる事になった。
リバースで判明した新たなエアリスの能力がある。
コスモキャニオンのギ族のイベントで
エアリスはライフストリームを通して
別の世界線のエアリスと繋がれる事が判明している。
別の世界線、
そう、この時はザックスの世界線のエアリスと繋がったのだ。
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コスタデルソルでエアリスから
「未来の私」発言
時系列としては、ちょうど白マテリアが透明になった事に気づいた後である
浜辺を歩きながらエアリスは
クラウドとこんな意味深な会話をしている
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「その時の気持ちで決める」
「その時はよろしく」
「未来の私に頼んだ」
「きっと凄くいい女だよ、お見逃しなく」
1周目の時は、何のこっちゃと思ったセリフだが
2周目に聞くと「あああ!そうか!これは伏線か!」と驚く重要な言葉になっている。
「その時の気持ちで決める」
この言葉は
「透明になり効力を失った白マテリアをどうするか」についてだろう。
未来は白紙になったものの、正史通り、また星の危機に陥る可能性はあるのだ。
エアリスはライフストリームを通して「未来の私」とコンタクトが取れている。
「未来の私」は白マテリアを持っている、もしくは渡せる状況にいるのだろう。
いざとなったら、「未来の私」から白マテリアを受け取ればいいとこの時点ですでにエアリスは考えていたのかもしれない。
プレイ済みの人ならお気づきだろう。
「未来の私」とはザックスの世界線にいるエアリスである。
そうなると以下のセリフは、しっかりと意味のある言葉に変わる。
「その時の気持ちで決める」
「その時はよろしく」
「未来の私に頼んだ」
「きっと凄くいい女だよ、お見逃しなく」
さて、「その時」は古代種の神殿で訪れることになる。
古代種の神殿でエアリスの気持ちが固まる
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古代種の神殿でセトラの歴史、ライフストリームをコントロールする方法を学ぶエアリス
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神羅よりも先に黒マテリアの鍵を手に入れたものの、結果は変わらなかった。
新しい世界線でもセフィロスは
オリジナリルのFF7同様に黒マテリアを手に入れ、破壊魔法メテオを呼び出せる状況になってしまうのだ。
そう、いよいよ白マテリアが必要になってしまうのだ。
きっかけはクラウドが正気を失い、セフィロスにコントロールされた事だ。
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古代種の神殿で入手した黒マテリアを持つエアリス。
クラウドは黒マテリアを渡すように要求する。
追い詰められ、観念したエアリスは黒マテリアを渡してしまう。
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こうして黒マテリアがセフィロスの手に渡ってしまう
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しかしここでクラウドは
エアリスがフィーラーによって落下しかけている事に気づく
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出会った時のエアリスの姿とリンクし、正気に戻るクラウド
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しかしセフィロスの攻撃を受け
2人とも落下してしまう
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セフィロスが黒マテリアを使いメテオを呼ぶのは時間の問題となってしまった。
メテオから星を守るには白マテリアに宿る究極の白魔法ホーリーを唱えるしか道がない。
そしてクラウド自身も、今回は明確にセフィロスに操られていた。
クラウドの自我を守るためにも、ここで動き出すしかない。
そこでエアリスはついに
「未来のエアリス」に白マテリアを頼むことになる。
未来のエアリスとクラウドの対面、
切なくて甘い終末のデート
古代種の神殿でクラウドとエアリスはセフィロスの攻撃を受け落下、クラウドは途中で意識を失ってしまう。
目が覚めるとそこはザックスの世界線だった。
いつもと同じように車椅子に座るクラウドの視界だ。
しかし、今回は今までとは違った。
クラウドは自分の意思でこの世界線のクラウドを動かせるようになっていたのだ。
そして変化はそれだけではなかった。
いるはずのザックスやマリン、エルミナの姿はなく、代わりに意識を失っていたはずのエアリスが目の前に立っていた。
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ここにいるエアリスは古代種の神殿を共にしたエアリスではなく「未来のエアリス」だ。
コスタデルソルで
「お見逃しなく」と言っていた
あの「未来のエアリス」だ。
とはいえ、クラウド自身はそのことに気づいていない。ついさっきまで一緒にいた同じ世界線のエアリスだと思っている。(というか僕も初見ではそう思っていた)
エアリスからデートに誘われて、この終末の世界線でデートすることになる。
アクセサリーショップに立ち寄る2人。
エアリスはクラウドからアクセサリーをプレゼントしてほしいとおねだりをする。
といってもこのショップのアクセサリー代はタダなのだが。高価なものをおねだりしてこないところにもエアリスの良さを感じる。
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エアリスがクラウドからのプレゼントを望んだ理由は色々推察できると思うが僕の考えはこうだ。
エアリスは元々、母親のイファルナやザックスから貰った物を大切にしている女性だ。
ゲームでは描かれていないだけで、他にも大切に保管してる物が色々あるのかもしれない。
そんなエアリスだからこそ、クラウドから貰ったものも身につけておきたい、そんな心理が現れているのかなと感じた。
ただ、ストーリー上の大きな意味としては、
クラウドがエアリスにプレゼントした物は
再会の花のブローチだ。
3作目でこの「未来のエアリス」と再会する伏線に使われるのではないかと予想している。
さて、カップルのツーショット写真のイベントで
「カップルらしくない」とカメラマンからツッコミを受けるクラウド達。
理由はエアリスが今にも泣きそうな表情をしているからだと指摘される。
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クラウドもここにいるエアリスが
いつものエアリスとは違うと気づき始める。
「らしくない」「今日はずっと変だ」
と指摘している
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ここにいる「未来のエアリス」の目的は
白マテリアをクラウドに託し
クラウド経由で透明のマテリアしか持っていないエアリスに白マテリアを渡すことだ。
つまりこの束の間のデートが終わればクラウドとは再び離れ離れになる。
それを知っているからか
切ない雰囲気が出てしまっていたのだろう。
終末の世界線にいる「未来のエアリス」は2年後の…FF7ACのエアリス?
完全にこれは「僕がシナリオライターだったら、このエアリスはFF7ACのエアリスにしたいな」という願望が含まれているので、話半分に聞いて頂けるとありがたい。
知らない人のためにFF7ACのエアリスについてザックリと説明する。ACエアリスは今から約2年後のエアリスだ。ただ彼女は死んでいるので、見た目は変わっていない。
ACエアリスはオリジナルFF7の派生なので、セフィロスに殺された前提となっている。
彼女は星に帰らずにライフストリームの中に存在していた。
それはセフィロスがクラウド達に倒された後も星に帰らずにライフストリームの中で復活の機会を狙っていたからだ。セフィロスの野望を阻止するため、エアリスも星の内側から応戦していたのだ。
FF7リバースでエアリスは
ライフストリームを通して別の世界線のエアリスと
コンタクトが取れる…という新能力が加わった。
また、時系列の噛み合わないザックスとビッグスが出会う等、過去と未来が混在可能な設定も加わった。
それならエアリスはACエアリスとも、ライフストリームを通して繋がることが可能ではないのだろうか…と考えた。
ACのエアリスが「未来の私」なら、エアリスが未来の事を知っていた理由とも辻褄が合う。
そしてACのエアリスは思念体なので、ライフストリームを通して終末の世界線に移動し、意識不明状態のエアリスの体を借りることくらい朝飯前なのではと考えた。
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このエアリスが別の世界線の住人であり
セフィロスに追われているということだ。
という訳で、ここにいるエアリスが仮にACのエアリスなら、もう2度と触れられないと思っていたクラウドと生前の頃のようなデートができたことは、奇跡のように幸せだったことだろう。
それが切ない表情に現れていたり、お別れ前のハグに現れていたのかもしれないなと思った。
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ここで言う「消えろ罪悪感」という言葉は
ミスリードの言葉のようだ。
自分自身にではなく、クラウドに対して「消えろ罪悪感」と言っている事が英語版のFF7リバースで判明している。
これもACエアリスの言葉ならとても深いものがある。
ACの世界でクラウドは、エアリスを守れなかった罪悪感をずっと持ち続けていた。クラウドは病で余命が残りわずかになっていて、その余生をエアリスがいた教会…つまりここで独りで過ごしていたのだ。
そんなクラウドを想っての「消えろ罪悪感」ならとても深い言葉だと思った。
未来のエアリスからクラウドを通して白マテリアを受け取るエアリス
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こうしてエアリスがホーリーを使える状態に戻ってしまう。
このまま再び、エアリスを失う運命を辿ってしまのか…?
「何があっても一緒だよ」
「(思い出が少ないなら)これから沢山作ればいい」
2人の言葉通りの新たな世界線が生まれる
リメイクで運命の壁をこえたものの
やはりエアリスの本質は変わらなかった。
自分の命よりもクラウドや仲間、星を守る事を優先してしまうのだ。
クラウドから白い白マテリアを受け取り、ホーリーを唱えるため、独りで忘らるる都に行ってしまったエアリス。
結局、原作と全く同じ流れになってしまう。
マリンの言葉が頭によぎる
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また、守れないのだろうか…?
そんな絶望の中、一つの希望が生まれる。
新たな運命の壁の登場だ。
クラウドは運命を変えるため、
たった一人で運命の壁を乗り越える。
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文字通り本当に一人だけ運命の壁を越えてしまったのだ
この後の展開については
下記の記事に詳しく記載させていただいた。
簡単に説明すると、
クラウドだけが運命の壁を超えた事で
仲間たちがいる世界線と、クラウドのいる世界線が二重で重なって存在してしまったのだ。
クラウドのいる世界線では
エアリスを直前で救う事ができ
エアリスは生き延びることに成功する。
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運命を変えた歴史的瞬間だ
一方で仲間たちのいる世界線では
エアリスは元の運命と同じように
セフィロスの狂刀により帰らぬ人となってしまった。
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仲間たちは弔い合戦のため、セフィロスが放った敵ジェノバリバースと戦う。
クラウドも参戦するが、彼だけ戦う動機が異なるという少し異様な温度差のバトルになる。
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仲間たちはエアリスを失った悲しみや怒りを爆発させているのに対しクラウドだけ平常通りで、奇妙な温度差になっているのだ。
「何があっても一緒だよ」
「(思い出が少ないなら)これから作ればいい」
2人の思いは、予期せぬ形となって実現してしまう。
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「エアリスを頼む」
どこまでもかっこいいザックス
ジェノバリバースを倒すと次に現れたのはセフィロスの化身だ。
クラウドは次元の狭間に飛ばされ彷徨っていたザックスと合流。
世界線不明の空間でセフィロスVSクラウド&ザックスの戦いが始まる。僕はこの3キャラクターが好きなので、まさに夢のバトルとなった。
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セフィロス戦が終わった後、ザックスとはまた離れ離れになるのだが、この場で自分よりもエアリスの安否を気にして、しかも恋敵であるクラウドにエアリス託すセリフがある。
ザックスは同性の僕でも惚れ惚れするいい男だ。
最強カップル「クラウド&エアリス」再び
そしてセフィロス戦の最終バトルは、なんと
クラウド&エアリスだ!これは胸熱すぎる。
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グッとくる
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「お前をみくびっていた」はエアリスに向けたセフィロスの言葉だ。
では何をみくびったのか。僕の推察では
「殺したと思ったのに世界線を利用してエアリスが生き延びていたから」ではないかと思っている。
セフィロスは、エアリスが助かった世界線を
あとからできたエアリスが死ぬ世界線で上書きしようとしたのではないだろうか。
しかし、それに失敗してしまい、エアリス生存の世界線が残ってしまったのだ。
闘いでセフィロスに打ち勝ったものの、
セフィロスは不適な笑みを見せて去っていく。まだ戦いは終わっていない…。
セフィロスとの決着は3作目に持ち越しとなった。
クラウドの弱さ、狂気を感じる印象的なエンディング
セフィロスとの決着が持ち越しとなり、
忘らるる都に戻ってきたクラウドは仲間たちと合流する。
ここでもクラウドと仲間たちの間に生まれた奇妙な温度差が描かれている。
仲間たちの世界線ではエアリスが水葬された直後なのか、みんな湖に向かって暗い表情を見せている。
一方、クラウドの世界線ではエアリスも一緒にいるため、「湖の前でみんなで休憩中」のような感覚だ。
一瞬、仲間たちの世界線のエアリスの映像(亡くなるシーン)が頭痛と共に現れるがそれもすぐに消えてしまう。
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恐ろしいのは、クラウドは仲間がいる世界線とクラウドの世界線が二重で存在していると認識できていない事だ。
仲間たちもエアリスが見えている、仲間たちの世界線でもエアリスは死んでいないと思い込んでいて、その思い込みを否定する出来事…、例えばエアリスが亡くなるシーンや水葬のシーンは全部「無かったこと」にしているのだ。
彼のこの「自分にとって都合の良いように記憶を塗り替える癖」は、五年前のニブルヘイムの事件でも起きている。
魔恍やジェノバ細胞の影響なのか、
クラウドが元々持っている性格によるものなのかは分からないが狂気を感じる印象的なエンディングになっている。
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エアリスがクラウド達に向けて「さよなら」といった理由
クラウドが都合よく記憶を塗り替えたり、黒マテリアを持っていたりと、なかなか衝撃的な展開が山盛りなのだが、その後で出てくるのが空の亀裂だ。
仲間たちがいる世界線には空に亀裂が入っていない。
つまり亀裂が入っているのはクラウドとエアリスがいる方の世界線なのだ。
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亀裂が入った世界線はやがて消えてしまう運命だとしたら、このまま何の手立てもなければ、エアリス生存の世界線は消えてしまう。
その事を理解しているのか、エアリスは旅立っていくクラウドに対しても「さよなら」と伝えている。
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3作目のキーポイントは
世界のリユニオン?
エアリスが生き延びるにはどうしたら良いのか。
ここは3作目の大きな題材の一つになりそうだ。
セフィロスは、やがて世界線は一つに収束し、リユニオンすると宣言していた。このリユニオンがどのような展開になるのか、このあたりのシナリオも非常に気になる。
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そしてクラウドの正体に関わるイベントも見逃せない。原作をプレイ済みなら、もう謎解きとして楽しむ事はできないが、今作ではザックスも登場しているので、ティファとザックスが協力してクラウドを助けるという新たな展開もあるかもしれない。
クラウドとエアリスのラブストーリーも
3作目では更に面白くなりそうなので目が離せない。
2作目の終わりの時点ですでに原作とは違う展開になっているので、本当に全く予想がつかないのが逆に楽しみである。
皆さんにFF7の面白さと、
クラウドとエアリスのストーリーの良さを
少しでも感じ取って頂けたら嬉しい。
ここまで読んでくださり感謝です。
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