ずっと食べるものを考えている
私は四六時中ずぅーーっと食べるものについて考えている、と最近になって気がついた。
たとえば朝起きたときは朝ご飯になにを食べたいか、何を食べる予定か考えているし、
通勤しながら、会社についてお昼休憩までの間も、ずっとお昼ごはんはなにを食べたいかを自分に問うている。
休みの日は朝ごはんを食べながら、(これはほんとに誇張でもなんでもなく)お昼ご飯をたべるその瞬間まで、ずぅーーっとお昼ごはんはなにを食べようか考えている。
そうしてやっとこさ決めたお昼ごはんを食べながら、夕飯はなにを作ろうか考えているのだ。
仕事しながらも、頭の片隅で冷蔵庫の中身や今日のスーパーでの特売品を思い浮かべつつ、自分の食べたいものの気分とすり合わせる作業を退勤までずっとやっている。
退勤して家に着くまでの間は、ほんとうに100%晩ごはんはなににしようか考えている。
晩ごはんを食べながら、食後のデザートは何にしようか考えて、それも食べ終わったら、満腹の間はすこし食のことは考えない。
そしてお風呂に入る頃には小腹もすいてきているので、明日はなにを食べようか、また眠るまで考えている。
こうした習慣は、実家を出て自分でご飯をすべて決定できるようになってからはずっとだった。
そしてこれが普通だと思っていた。
よく考えたら普通じゃないと思うのだけど、パートナーに指摘されるまでみんなそんなもんだと思ってた。
パートナー(好きぴ)は、基本的にお腹がすくまで何を食べようか考えないらしい。昼ごはんを食べながら晩ごはんになにを食べるか考えるなんてことは、彼に言わせれば「食いしんぼうだね」だそうだ。
気になって私は姉にそのことを話すと、姉は私と全く同じ人種だった。つまり姉も四六時中、食べもののことを考えている人だった。
どうやらなにかしら親の影響でそう育ったらしい。
今のところどう育てたらこうなるのか謎のままである。
食べ物について考えている、といっても、基本的にそれはずっと自分に「己は次の食事時になにが食べたいのか」をひたすら考えているということなのだが、自分の希望だけでごはんを決められない。
健康や美容のことを考えて、もっと野菜を食べたほうがいいかもと考えたり、金銭的に抑えたいからこれにしといたほうがいいかなと考えたりするのだ。
つまり基本的には①自分は何が食べたいか②それは体にいいものか③どれくらいお金がかかるか
この3要素をぐるぐると考えている。
自炊となると、これらに+冷蔵庫の中身などの要素も加わる。
こんなに考えているわりに、毎食自分のごはんに満足しているかというとそうでもなかったりする。
すごい食へのこだわりが強そうにかんじるけど、そうでもない。
なんでこんなに食べもののことを考えてしまうのか。
今度はそれを考えたい。
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