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エースの投球 BsーT8回戦(ハマスタ)

これが才木浩人ですよ。こんな投球を待っていました。絶好調まで行かなくても、少し調子が良ければ、こんな投球が出来ます。開幕前に、今年のタイガーは才木がエースで、最多勝を取りますと、私はここで書いた。その根拠が昨日のピッチングなんです。

ヤクルトの高津監督から、阪神の投手の中心は才木だ。持っているモノが違うと言われている。その言葉通りの能力を見せつけてくれた。前々回、前回と、少しもやもやした投球内容だったが、昨日は本当に良かった。トミージョン手術からのリハビリは大変だっただろうが、それ明けからは持てる能力が発揮されている。土曜日の試合が後味が悪かっただけに、昨日のピッチングは、幾ら賞賛されても足りない。本当にチームを救ってくれた。ありがとう。

才木と言えば、昨年の6月4日の交流戦で、ロッテの佐々木朗希と投げ合って完封勝利した試合。一つのシンボルになっていたゲームだったが、これからはそんな試合が記念にならずに、通常になって行きそうですね。そんな働きがチームから求められている。岡田監督からは「才木さまさまよ」と強い信頼を寄せられている。村上はまだ2勝だが、防御率は0点台を抜群の数字を誇り、才木との2枚看板で戦っていける。

先日、グラブトスからの芸術的なダブルプレーを完成させた中野だが、昨日も素晴らしい守備を見せた。外野の前にポトリと落ちそうな打球を全力で背走し、ジャンプしながらキャッチ。飛び出していた一塁ランナーをアウトにしゲッツーを完成。ますます磨きが掛かった中野の好守は、見ていて本当に楽しい。

たった2安打。本当のワンチャンスで1点とったタイガース。二死から才木が四球を選んだことから始まった。昨日は1番にライト・井上を置き、6番・サードに糸原を起用した。スタメンから外れたアイブラック兄弟には奮起を促したい。

9回、最後のバッターになった牧の呆然とした表情が印象的だったね。捉まえたと思ってバットを振ったのだろうが、才木の球の伸びが上回り、キャッチャーフライになった。最後の1球まで才木は素晴らしかった。

読売との3連戦は近本の活躍で3タテを食い止めた。前日嫌な敗戦を食らったが、ピッチャーの中心選手の才木が、たった1点を守りきった。厳しい局面を何とか食い止められる中心選手が存在するのがタイガースの強みだ。

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