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投手力  Bs-T22回戦(ハマスタ)

横浜戦の1戦目を落とした時は、もう終わったと思ったね。本当に終わったと思った。谷間の先発の横浜戦では連勝出来ると読んでいたが、打線が戻って来た横浜相手にハマスタはキツかった。甲子園ではそれほど苦しまないと思うけど、狭い球場では横浜の攻撃力がいきる。昨日も一時は逆転されてかなり苦しかったが、何とか勝利出来た。

それにしても、このペナントの最終盤に来て、ど真ん中に投げてしまう投手がタイガースにいるとは思わなかった。しかも一昨日と昨日で二人も。投げミスは許されない状況であれはあり得ない。言い訳は出来ない。抑えられないなら歩かせてくれたらいい。他に投手はいる。それが真ん中に行って3ランを打たれましたは許されない。しかも二日連続だ。彼らはもう出番は無いと思うが、この悔しさはキッチリ晴らして欲しい。

横浜の濱口は1廻り目はチェンジアップが魔球なんだが、二回り目だと極端にキレが落ちて打ち頃になる。彼は毎回そうなんで、全く心配していなかったし、昨日もそうなった。3回表、大山のタイムリーと井上の3ランで4点を先制した。井上はバットが振れているのが頼もしいが、守備とか走塁とかにもっと頑張って欲しい。

ただ5回に暗転する。青柳が粘って5回まで来たが、主力以外はキッチリと抑えないと苦しくなるのが横浜戦。森や代打の林に打たれて失点。こうなると、何点リードを持っていても安心できない。4回二死まで持って来たが限界だった。代わった島本が代打宮崎に3ランを食らう。真ん中だった。ついに4-5と逆転された。これが痛い。何とか同点までで止めないと苦しくなる。

8回に無死満塁から代打渡邊が二塁ゴロを打って、捕球した牧がホームへ悪送球して追いついた。点が入ったら何でもいい。もう本当に1点が重いから、満塁なら2点以上入って当然なんて言うつもりはない。追いつけて良かったよ。そして、最後は10回に佐藤が打った瞬間のホームランだった。珍しく打席でバットを高くあげた。本人も嬉しかったのだろう。

タイガースのリリーフは質量ともに厚い。流れが横浜に傾いている中、桐敷と石井大はランナーを出しながらも無失点でしのぎ、タイガース側に引き込もうとする。これが大きかった。桐敷以降の5投手が無失点で繋ぎ、最後は岡留が試合を締めた。内に食い込むシュート系の球とスライダーが右バッターには非常に有効だ。初セーブおめでとう。

讀賣が広島に逆転負け。これには驚いたが、広島にも意地がある。8回まで広島は3点ビハインドだったが、そこからヒットが繋がったり、読売に守りのミスが出て8回裏に一挙4点。最後は栗林が出て来て試合を締めた。栗林は最初の2球がボールで不安がよぎっただろうが、3人で抑えてセーブをあげた。

讀賣の勝ちパターンのリリーフが疲弊している。バルドナードは調子を落としているし、高梨には気概が見られない。船追は疲労困憊だし、ケラーは投げてみないと分からない。今日の試合も菅野に球数を投げさせて、早めにリリーフを引っ張りだせば、ビハインドでも十分に勝機はある。

本当の天王山。泣いても笑ってもこの1戦。思い切って行け!!

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