今季初の貯金　　　　　　　　　　　　ＴーＤ４回戦（甲子園）

「初」ずくしの試合だった。チームとして今季初の貯金を持った。青柳が今季初勝利をあげた。大山が今季初のホームランを放った。バックスクリーンへだった。門別は一軍公式戦で甲子園初登板をかざった。今季初めての快勝だと言っていいだろう。チームが嚙み合って来たと感じさせてくれる楽しい試合だった。

2回の先制は大きかった。一死満塁から木浪がタイムリー。彼は本当に満塁機で強い。次のバッターの青柳が犠牲フライ。あれも本当に大きな1点だった。そして3回は森下の4号。ホームランはトップタイの4号。打点はトップと1差。毎日彼の事を書いてばっかりだが、本当に彼の姿は画になる。来ている、来ている。

大山がお待たせの1号は、これで彼も楽になるだろう。肩の力が抜け、勝負強さを発揮してくれると思う。近本もタイムリーを含む2安打。徐々に上げて行ってくれればいい。そんなにみんなが揃って調子を上げる必要はないから。そんな気持ちを抱くほど、状態が上がって来た。つい最近まで、打線が底の底で、沼にはまっていた。昨年なみとは行かないが、攻撃力は確実に上向いている。

中日も首位を走っていたが、これからは確実に落ち着いて来るだろう。元々投手力は素晴らしかったが、如何せん点が取れなかった。そこに、移籍選手と若手野手が上手く絡んで点が取れていた。ただ、他球団を戦力外になって移籍した選手がずっと活躍出来る可能性は低いし、若手は未知数だ。フレッシュな投手陣も疲れが溜まってくる。ここからが本当の勝負。

讀賣は足とバントを絡めて点を取りに来る。警戒する打者は岡本で、坂本や丸は休ませながら起用しないと数字が落ちて来る。投手を前面に出した守りの野球を目指しているのが阿部野球。狭い球場をホームに戦うチームとして、それが最適とは思えない。広島は昨年の２位が上出来で、今年は投打ともに厳しいと思う。

ヤクルトは投手陣が厳しい。抑えの田口の離脱は痛すぎるし、先発・中継ぎも質量ともに不足。DeNAは早くも最下位とか。今永とバウアーの離脱は痛すぎるし、守備も攻撃も荒い。チームバッティングも出来ないし、ベンチが地蔵だ。５月になると我がタイガースは首位にいると思う。交流戦で少し成績を落とすが、明けからはもっと走る。

今日は久しぶりに大野雄大との対戦だ。楽しみですね。かつては天敵とも言われたが、あの頃は左打者が主軸で、右の強打者が渇望されていた。今は右の強打者はいる。今日勝利すれば、３タテもあり得る。