海外のお客様の接客で微笑ましく感じる時
バイトを始めてリアルに身体で感じるのは、
日本をリスペクトしてくださるお客様が多いこと
日本が好きというお客様もいらっしゃるし、日本だからではなく外国に観光に来たのだからその国の文化を尊重しようという気持ちの方もいらっしゃるようです
そして、できるだけ日本語を喋ろうとしてくださる方もいらっしゃいます。
海外で、その国の言語を、その国の人に喋るのは、少し勇気がいるかもしれませんが、ほんとうに微笑ましく思えます
先日は、アメリカからのお客様。
大きな体で背の高い彼は、狭い店の入口を背中を丸めて入ってきました
店内スタッフと目をあわせた途端、大きな声で威勢よく『イラッシャイマセー!』とニコニコ顔で挨拶
入ってきた瞬間イラッシャイマセとお客様に言われた場合、店のスタッフは なんて返すのがいいのでしょう
先輩バイトたちは戸惑うことなく、
笑顔で"いらっしゃいませ!"と返していました
まだまだ修行が足りませんね
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彼とは別のお客様。
長くストレートな金髪をなびかせた、とてもきれいな青い目の若い女性。
北欧とか、そちらの方でしょうか
彼女は『ニホンゴ、スコシ、ワカリマス』と言い、私達バイトとも難なく日本語で意思の疎通ができる方でした
彼女は1000円分の商品をレジまで持っていき、美しく白く長い指で商品をレジ台に置きながら、美しい笑顔ではっきりと言いました。
『はい、一千万円ですね!』
これ、みんなプッと吹き出してしまいました。
悪気はないんです。
あまりに鉄板なおじさまギャグを、突然青い目の美人にぶっ込まれたみたいで、予想外すぎて笑いを止めることができませんでした
彼女は『マチガエマシタ、イチマンエン、、うーん、イチセンエン』と恥ずかしがりました
ごめんなさい、馬鹿にしてるわけでもないし、失敗を笑ったわけでもないんです
千円をイチセンエンと言いたくなくのも、百から千に桁の名前が変わるのでイチセンマンエンと間違えるのも、子供の頃に経験した記憶があります
大人になって覚える母語以外の言語、難しいですよね
彼女が一生懸命日本語を話すことにとても好感が持てたし、間違えてもチャーミングでした
かわいくて一生懸命で、ギャップすぎて、余計に笑っちゃったんです
どうか日本語をもっと失敗もしながら身につけていただきたいです。
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数日後の夕方にはこちらもアメリカ人でしょうか?
ファンキーなアフリカ系のお兄さん5人ほどがしゃがみこんでじっくりとキーホルダーをみていました
欲しいものが什器から取り外せるかしら?
と、近づいていくと、それに気付いたドレッドヘアのお兄さんがニコニコと笑って『サヨナーラ!』とこちらに向かってはっきりと言いました
嬉しそうに拒絶の言葉を言われてしまった
すると、周りにいた他のお兄さんたちが、笑顔の彼に英語で『サヨナラはグッバイだよ』『違う違う』と口々に言ってくれて、サヨナラを言った本人も私にどう謝ろうか目をキョロキョロします
覚えたての日本語で
挨拶をしてくれようとして、
言葉を間違えてしまっただけですよね
気持ちは充分に伝わってますよ
バイトの私は英語を喋れませんので
『サヨナラ イズ グッバイ(笑)
コンニチハ イズ ハロー・・・
ビコーズー、こんにちは!』と言いました
するも彼らはすぐに『コンニチハ!』と口々に言ってくださいました
学校の先生にでもなった気分でした
ほんとうにみなさん、
日本語に興味を持ってくださって、
日本語を使って話しかけてくださって
ありがとうございます。
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