例年に比べて注目して見てたG1クライマックスの所感

週刊男色ディーノです。
今週はどうしてもG1の話題になりますかね。
実際問題、プロレスファンの中でも興味がない人もいると思うんですよ。
かく言う私も、例年はさほどの興味があるわけではないのですが、今年は違います。
竹下さんが参戦しましたのでね。
今の竹下さんが、国内最大手の最大のリーグ戦でどの位置につけるのか興味深く見てました。
あと、このnoteで記事を書き始めてから、少しだけプロレス業界に対してのアンテナの立て方を変えた、というのもあると思います。
無理してプロレス界の情報を入れることはないけども、もう少しだけプロレス界に対して興味を持ってみようと思うようになりました。
自分の中のこの変化は、良い面もあれば悪い面もあります。

良い面としては当然のことながら、プロレス界で今起こっていることに敏感になった、ということ。
ゆくゆくはある程度広い範囲のプロレスファンに読んでもらえるようにしたいので。
別に、このnoteを読むのに私を好きになる必要はないです。
私のことは嫌いでも、私の書くものに対して信用してくれるならそれでいい。
これは、私のプロレスのスタンスとしても同じことが言えます。
キャラクターや人間性に関して、私を嫌いでもいい。
ただ、私の試合に対してはそれはそれこれはこれで見てもらえばとは思っています。

悪い面としては、プロレス界で起こっていることを深く追い過ぎると、俯瞰で見ることが難しくなるということです。
プロレスは言うまでもなく素晴らしいんです。
ただ、その素晴らしさのほとんどは世間に伝わっていない。
この感覚は忘れちゃいけないと思ってるんです。私はね。
こう書くと誤解を呼ぶんで先に言っておきますが、プロレスを好きな人はそれでいいんです。だって趣味なんだから。
素晴らしいと気づいたんだから、その世界を楽しんでもらいたい。
でも、届ける側は微妙に違っていると思ってまして。
自分の立ち位置の把握は大切だと思っています。
団体内の自分の立ち位置、プロレス界内の自分の立ち位置。
そして、プロレスが今どの立ち位置にいるかちゃんと知っとかないと、見誤っちゃうと良くない。例えば、自分のことを知っている前提で会話するのと、知らないと思って会話するのでは話し方変わってくるじゃないですか。そういう視点は持っていてもいいのかな、と私は思っています。
なので、入り込みすぎるとピントの合わせ方が難しくなる。
ま、調整しろって言われたらそれまでなんですけど。

話が大幅にずれましたが、要はnoteを書くに当たってプロレスへのフォーカスの仕方を以前より変えたって話です。
そう考えると、プロレスってやっぱ「趣味」なんだなって思います。
言っちゃうと、誰が買ったか負けたかなんてどうでもいいんですよ。
生きていく上で。
ただ、しっかりと見てみると人間が描かれて面白い。
私の持論として「人間が描かれたコンテンツは面白い」がありますので。
で、ここからがプロレスラーとしての私の視点になるんですが、
じゃあ「どう面白く人間を描くか」なんですね。
本来プロレスラーとして大切なのは。
ただ、今の世の中は「面白く人間を描いたものをどうやって多くの人に見てもらうか」の戦いも加わってきました。
本来それはプロレスラーではなく、会社が苦心することではあるのですが。
ただDDTはインディで、言うて新興団体なんです。

その意味で、新日本プロレスはやはり強いんですよ。

1.4東京ドーム
夏のG1クライマックス

の2つは、もはやある程度注目を集めるブランドなので。
集客に関しては苦労するところもあるでしょうけど、注目度に関してはやはりブランド力が強いと言わざるを得ない。
長々と語ってみたんですが、言いたいことは↑です。
今年のG1クライマックスに注目して感じたのはまさにその点です。

DDTが新日本に勝つには、ブランド力で勝てる大会を作ることが不可欠です。
ぶっちゃけ、ソフト力はそこまで負けてないのかなという気はしてます。
新日本プロレスがやらない、やれない試合を提供している自負はあるので。
ただ、あとは団体としてブランド力をどれだけつけられるか。
そこのいわゆるハード力の勝負ですね。
これはDDTだけの話ではなく、どの団体もそうです。
試合内容は、どの団体も自信があることでしょう。
あとはもう、どう世の中から見られるかの勝負です。
つまり新日本プロレスに勝つには、各団体のブランド力の戦いになってきます。

一応、選手の質というのも問われると言えば問われますが、そこはソフトの範囲です。
今ならギリギリ言っていい(と私が思ってる)んで言っちゃいますが、
私、最近ちょっと選手として見直されてるとこあるじゃないですか。
主にデスペちゃんのおかげで。
私なんて、選手の質としては上中下で言えば下ですよ断トツで。
いやマジで。
ただ、選手としてではなく別の要素を混ぜることで評価してもらえてるんです。

ここで重要なのは、私の評価がどうこうではなく。
私の選手としての質はさておき「それで戦えてる」ってことです。
相手と戦うのはともかく、世間と戦うのは選手の質だけで決まるわけじゃない。
それを証明してるのが私だと思うんです。
もちろん質が高ければそれに越したことはないんだけども。

というわけで今回は、今年のG1を興味を持って見て感じたこと、つまり新日本プロレスが強い理由が分かったってお話でした。

この話はこれで終わりますが、ちなみにこの話は有料部分に若干つながってきます。

さて。もう少しで有料部分に入ります。

今年のG1クライマックスはザック・セイバーjr.選手の優勝で幕を閉じました。
これはもう、おめでとうと言う他ない。
ここが大事。
外国人選手が日本でその団体のNO.1ビッグタイトルを制すということは、想像以上に難しいと思います。
それは、プロレスという競技の特殊性と性質がそうさせるからです。

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