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【無料】9月29日DDT後楽園ホール大会で思ったこと

週刊男色ディーノです。
9月は色々忙しかったです。
なんだかDDTって最近試合数が多いじゃないですか。
平日にも何かしら試合だとかイベントだとか開催してるんでね。
noteが滞っております。
先週は東京ゲイムショウがあったりしたので相当忙しかったわけですが、ゲイムに関する記事は今のところ連載させてもらっている4Gamer.netで書こうと思っているので、noteでは書きません。
でも、いわゆる「案件」っていう名のお仕事であれば書きますので、ちょっと小さく宣伝してみたいっていう大人がいればその際はご相談ください。

というわけで、先週は…というか9月は忙しくてプロレス界全体についてはあまりチェックできていませんでした。
なので今週の「週刊男色ディーノ」も私目線で見た世界の話をさせてもらいます。
要するには9月29日(日)に行われたDDT後楽園ホール大会についてです。

いつものように、無料版ではサラッと感想を。
今回は思うところが多かったので、それぞれのトピックで掘り下げた有料版をいくつか書きます。
有料版は以下3点についてですかね。

①大石さんとのおそらく最後のシングルマッチ
②次期エクストリーム級の挑戦者に指名された話
③2戦目に見た武知海青の強み

どれもそれぞれ別のベクトルで思うところがあった話です。
興味があるトピックをぜひ課金してみてください。
普段はあまり外に出さない類の別々の想いをさらけ出しています。

ではまず、無料記事で軽く後楽園ホールの振り返りをしてみましょうかね。
ちなみに、最初の方の試合は見たんですが最後の方の試合は訳あって見てません。
ので、基本は動画で見た感想になります点ご了承下さいな。

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根本的に、今大会は全席SOLD OUTの状態でした。
これは多くは海青ちゃんの影響でしょう。
おそらく普段あまりプロレスを見ない人が集まることになります。
これ、DDTの会社的には喜ばしいことなんですが、選手としてはけっこうプレッシャーのかかるシチュエーションです。
なぜなら、試されるからです。
始めてプロレスを見る人に何が刺さるのか。
言い方を変えると、自分のどの武器で刺しに行くのか。

初めてプロレスを見る人に対して、面白い試合をする。
これは最低条件です。
私に言わせると、ここからが勝負なんですよ。プロとしての。
どうやって面白がらせるか。
「お客さんが入ってよかったね」
だけでは決してない。
どうやって印象に残させるか。
昨日は、その勝負だったんです。

○オープニングマッチ
青木真也&HARASHIMA vs 秋山準&中村圭吾

最初からすげーメンツ揃えてきたね。
試合後にHARASHIMAさんがKO-Dのタイトルに挑戦をブチ上げました。
王者、青木真也はHARASHIMAさんに対して、どの様な描き方をするのか?
最近、青木真也が何を描くか楽しみになっている私がいます。
実は青木真也こそが今のDDTの文科系プロレスの部分を担ってる一人なんじゃないかと私は思ってますけども、それはまた別のタイミングで語れればいいですね。

○第二試合
遠藤哲哉&高尾蒼馬&高鹿佑也 vs 大鷲透&平田一喜&石田有輝

いわゆる「第2試合」が安定してるのがDDTの強みのひとつなんですよ。
この第2試合っていうのはつまりは平田さんの試合って意味ですけども。
実際、平田さんの安定感は異常です。
大鷲さんと平田さんが組み合わさると、試合が安定するんです。
これはプロ目線というか、私目線での話で恐縮なんですが。
私やササダンゴさんって、面白いかどうか蓋開けてみなきゃわかんないことをブチ込んでいくタイプです。
でも、大鷲さんと平田さんは確実に楽しい試合をします。
言っちゃえば、アベレージヒッター。
安心して面白いってすごいなーと思いました。

○第三試合
佐々木大輔&KANON&MJポー vs アントーニオ本多&To-y&イルシオン

この試合だけ本当の意味でちゃんと見てません。私は次の試合だったので。
ただ動画で見る限り、今回のお客さんの層でもダムネーション…というよりは佐々木さんの世界観が伝わるのってすごいなと感心しました。
そもそも自分の世界観を持つことが難しいんですよ。
プロレスラーとしてこの「自分の世界観を持てるか」が壁になって停滞したり行き詰ったりする選手が多いと私は思っていて。
でも、佐々木さんは世界観をどう伝えるかというフェーズで戦っている。
世界観勝負では佐々木さんは群を抜いてるなという感想です。

○第四試合
<王者>男色ディーノ vs 大石真翔<挑戦者>

この試合に関しては、別の有料記事①で語ります。
なぜこんな試合になったか、ということも、
試合後にリングで何を話したか、というのも。
これは申し訳ないが、有料じゃないと語れん。

○第五試合 DDT EXTREME選手権試合~蛍光灯IPPONタッグデスマッチ
<王者>勝俣瞬馬&須見和馬 vs 彰人<挑戦者>&夢虹

この試合の後に、ベルトを獲った彰人から次の挑戦者として私が指名されました。
その時の彰人のマイクで語った内容がちょいと私の感情を刺激したんで、結果として挑戦を決めました。
それについて有料記事②で語ります。
主にフェロモンズについてと、私の人生についてです。
試合に関しては、試合後なので見てません。
が、この形式を考えついた彰人さんは尊敬しています。
簡単に言えば蛍光灯を割ってはいけないっていう試合形式なんですが。
この形式はロマンと圧倒的リアルを突きつけて、まさにプロレスを表現してると思う。
こればっかりは動画で見て欲しいですね。

○セミファイナル DDT UNIVERSAL選手権試合
<王者>飯野雄貴 vs 納谷幸男<挑戦者>

この試合は、ある種の開き直りを感じました。
「俺たちが試合するってこういうことだよな」ってことを見せつけるような試合。
ほぼ同期である二人の関係性もそうで。
負けたくない相手っていうのが世の中にはいて、お互いにそう思っている関係のことを
ライバルって言うんでしょうね。
ライバル同士の戦い。
今回は飯野さんが勝った。次はわからない。
いつあるかわからない次のライバル対決のために、二人は積み重ねていく。
だから、プロレスは面白い。

○メインイベント
上野勇希&MAO&武知海青 vs クリス・ブルックス&正田壮史&高梨将弘

動画で見ました。
試合を見てみて、プロレスラー海青ちゃんの強み(と弱み)が見えたので、それについて有料記事③で解説します。
あまり多くはここでは語りませんが、プロレスラー武知海青は会場で、生で見るべきですね。
今のところ海青ちゃんが参戦する大会はチケットが取れないケースが多いです。
だから、ちょっと距離を置いているプロレスファンやDDTファンがいるのかもしれないですが。
たぶん、武知海青に現時点で興味がない人ほど生で見た方がいい。
そう思いました。
今回の試合は動画で見た私が言うのもアレですが。
なぜそう思ったかを有料記事では語ります。
この試合自体は、私としては対戦相手の高梨さんとクリスが印象に残りました。
めちゃくちゃ必要な事をやってる。
正田さんはどちらかと言うと、海青ちゃんのライバルになろうとする意識が垣間見えました。
その点で、高梨さんクリスのコントロールが絶妙でした。
っていうか、みんなだな。
海青ちゃんを試すような試合展開に持ち込み、海青ちゃんの良さを引き出した。
上野さんもMAOさんも、その展開を受け入れた。
この試合運びで二つ生み出したんです。
武知海青を応援する磁場と、それに応えようとする武知海青の覚醒を。
もう一度言いますね。
プロレスファンこそ武知海青の試合を生で見た方がいいです。
一人のプロレスラーが試合を通して成長していく姿を見られるから。
ちゃんとプロレスラーなんですよ。海青ちゃんは。
で、まだ才能はあるけど完成まではしていない部分を試合で吸収している。
その空気感をファンとして味わえるのは、今まであまり無い体験だと思う。


というように、9月29日の大会はなんだか色んなことを考えた大会でした。

「お客さんがいっぱい来てよかったね」

それだけじゃ、ダメなんですよ。
だからこその勝負どころなんです。
ここで考えなきゃ。

初めてプロレスを見に来たお客さんに、何を持って帰ってもらうか。
海青ちゃん目当ての人に、海青ちゃん以外に何をお土産として持って帰ってもらうか。

私の性格の問題だから、別に他の選手に強要するもんではありません。
私が勝手に思っているだけです。

だけど、ここでどうやって他の選手を出し抜くかを考えなきゃ。
私は今大会そう思って臨みました。

私がどんな手を使ってでも伝えたかった、持って帰ってもらいたかった、刺したかったもの。

それは。

ハクがかわいいってことです。
ハクがかわいいってことを初見さんに覚えて帰ってもらえれば、今日の私の戦いは大勝利なのです。

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