シアトルで咲いた東京女子の花
有料記事、東京女子についてです。
そもそもで言いますと、団体としては立ち上げの頃から見ているので、やはり特別な視点になってしまうことは否めません。
だから今まで書かなかったって部分もあります。
ただ、現実的にはもう初期のメンバーは充分一人のプロとして結果を残しているし、比較的最近入った選手は私のことは知らないでしょう。
親戚のおじさんみたいなもんで。
説教するのも違うし、甘やかすのも気持ちが悪い。
語りづらい距離感なんですよね。
まだ全然知らない団体の方が、見たまんまの感想で語れるんです。
なので、今までは言及するのは避けてました。
ただ、今回アメリカ遠征で久しぶりに生で見てしまった。
そこで「すごいな」って思ったのと、それに伴う課題が見えたので有料で語ってみようと思った次第です。
コンパクトにいきますね。
まず、前提として。
だいぶマシにはなってきたとは思いますが、東京女子は過小評価されやすい団体だと思います。
それは、ゼロから立ち上げられた団体だからです。
他の女子団体で名を上げた選手が存在しない。
フリーを経て途中から所属する選手もいますが、それでも基本的には色がついていない選手が多いです。
そうすると、見る方からすると比較対象がないんですよ。
その状態からスタートしてるんで、過小評価されやすいんだと思います。
ただ、もう旗揚げから10年が経ちました。
今だから言います。
山下が成長しました。だから東京女子も成長したんです。
山下の存在は本当に大きいと思います。
旗揚げの頃の山下はただの空手経験のあるアホな子でした。
今もアホな子ですが、ちゃんと自分の持っていた芯を形にしたアホな子です。
今では、海外でも通用する選手になりました。
けっこう色んな意見を目や耳にして、悔しい気持ちになったこともあるでしょう。
それは、山下だけに限らず。
ですが、10年経って。
山下は結果で周囲を黙らせました。
これが、東京女子の芯です。
山下だから良かった。
山下じゃないと今の東京女子はありません。
初期メンバーで中心の人物が別の人だったら、今の東京女子にはなっていないでしょう。その芯に、多くの選手が集まってきている。
この形こそが、今の東京女子の魅力なんです。
なんで私がそう思ったか。
元々そう思ってはいましたが、シアトルでの試合が再確認させてくれたんです。
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