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note書けなかったこの1週間
だいぶ遅れましたが週刊男色ディーノです。
本来なら「週刊男色ディーノ」は週の始め、月曜か火曜くらいにプロレス界で起こったことを私の目線で意見する、というのがコンセプトなんです。が、今週は本当の意味で週刊男色ディーノになると思います。
というのも、この1週間は自分の試合でいっぱいいっぱいだったからです。
てなわけで、今週の「週刊男色ディーノ」は趣向を変えて、この1週間を日記風に軽くまとめた記事をお届けします。遅れたんで、今日の記事は無料にしますね。で、デスペちゃん興行の深掘りを有料で販売します。
いや、これもう換金しないとやってられないくらいストレスすごかったんだからぁ!
まず、前提として。
日に日にデスペちゃん興行へのプレッシャーが増していて、残り一週間を切ったあたりで体調崩しました。下痢から始まる恋ですねこれは。
幸い、熱は出ませんでした。
これで熱が出て、新型コロナなりインフルエンザなりにかかっていたら、すべてが水の泡です。もうね、体調を整えるのに必死でしたよ。
これ、けっこう言って回ってるんでここで晒してもいい話ですがね、私、こう見えてまあまあ緊張するタイプの人間なんですよ。
いわゆる天才型の人間は、この状況を楽しめるのかもしれませんが。
私、どうやらそういうタイプの人間ではないようで。
いや、ちょっと前までは緊張も含めて楽しんでたんですけどね。
ただ、体調ばかりはいかんともしがたく。
今の世の中、プロとして「自分が我慢して隠せばいい」って時代ではないわけですよ。
感染症に関しては、絶対にウソをつかず、「感染を広げないよう休む」のがプロの仕事だと私は思っています。
なので、なるべく感染症にかからないよう気を遣ってました。
とはいえもうそこまでくると運の領域なので、かかってなくて良かったという他ありません。
ま、下痢は止まらなかったんだけども。
あと、勘違いされても困るので触れておきますと、どの試合も等しく大切だとは思っています。
デスペちゃん興行でも、DDTの試合でも。
都内での試合も、地方での試合も。
DDTの都内大会も、地方大会も見る方はわかってもらえると思うけども、DDTってそこんとこ凄いんですよ。多くの選手がその地方ならではの試合を探そうとするんです。
だから、基本的に手抜きはしません。どこでも。
それが私がDDTを好きな理由のひとつでもあるんですけどね。
あ、これは他の団体がどうって話じゃないです。
私はDDTしか知らないから、そう言ってるだけで。
他の団体もそうかもしれんしそうでないかもしれん。
それはわからん。
でも、少なくともDDTはそう。
例えば地方でリングが届かないとかそういう逆境の方がエレクトする、まであります。
話を戻しますね。
どの大会も大切です。そこは声を大にして言いたい。
ただ、それとは別に期待度の違いは現実としてあるんですよ。
で、デスペちゃん興行はものすごい期待をされてるな、というのがヒシヒシと伝わってきました。
前も書いた気もしますが、全然プロレスに関係ない犬友達が
「誰パートナーに連れてくの?」
って聞いてきたくらいです。
注目されてるんだろうなってことは伝わってきました。
で、物凄いプレッシャーを感じていた、と。
結果、下痢になった、と。
その状態で、1週間6試合ウィークは始まりました。
<6月5日(水) DDT新宿FACE大会>
私の対戦カードは
・MAO&勝俣瞬馬 vs 平田一喜&男色ディーノ
でした。
いやこれ、何気にビッグカードですよ。私にしてみれば。
今のDDTの人気選手が揃っているではありませんか。
手を抜く隙なんてありゃしない。抜くつもりもないけど。
試合をまとめると。
私の暴れん棒が間違って平田一喜を貫いてしまいまして
力尽きた平田さんの復活演出からの
暴れん坊将軍で決着しました。
…ハイ。
何を書いているかわかんないとは思いますが、そうだったとしか言いようがないんですよ。
詳しくはWrestle universeっていう動画サービスがあるんでそこで見てください。
一切手を抜いていないことがわかってもらえるはずです。
<6月6日(木) GLEAT×DDT合同興行 後楽園ホール大会>
読んで字の如くGLEATとの合同興行でした。
私は3WAY6人タッグという、ごちゃついた試合でした。
・勝俣瞬馬 & 伊藤貴則 & 鬼塚一聖
vs
男色ディーノ & 大石真翔 & 頓所隼
vs
電車MICHI男 & 自転車KEI吾 & 飯塚優
ところで、「6人タッグ」ってなんなんでしょうね?
通常、3vs3の戦いのことを6人タッグと言います。
これは、リング上に6人いるタッグマッチだから6人タッグと言うんでしょう。
それはいいです。
では、今回のように3vs3vs3の場合は?
6人タッグではないような。
9人タッグってことになるんですかね。
いや、別にどうでもいいことではあるんですが、気になり過ぎて下痢が進んでしまいました。
この試合で頓所準選手通称TJと初めて組んだんですが、とても良い選手だと思いました。なんだか上から目線で恐縮ですが。
たぶん現状、TJ自身が自分の力の出し方を迷ってるんでしょうね。
その迷いさえなくなればまっすぐ表現できると思います。
まあ、迷いをなくすまでに多くの選手は時間がかかったりするものなんですけども。
少なくとも、TJからはエネルギー総量自体は感じたので、あとはエネルギーを放出する方向と、出し方だと思います。
この試合がヒントになってくれればいいなあとは思います。
上から失礼しました。
<6月7日(金)>
この1週間で唯一の試合のない日でしたが、細かくやらなきゃいけないことが溜まってて逆に忙しかったです。
この日まではちょっとお腹ゆるいなぁくらいだったのに、なまじ試合が無かったんで考える時間があるがゆえに下痢が本格的なものになっていきました。
<6月8日(土) DDT京都大会>
京都KBSホールでした。
この日、DDTが何をトチ狂ったのか、私をメインに持ってきました。
・上野勇希&勝俣瞬馬&To-y vs 秋山準&男色ディーノ&大石真翔
なんか普通にやるのも違うなーと思ったので
一部では安倍晴明が考案したと言われる「令和式応仁の乱」での決着を求めたところ、相手チームの了承を得てその形になりました。
要は、アイアンマンのベルト戦と3本勝負を合わせた試合形式です。
一本目の最後、大石さんを見捨てた準ちゃんが、大石さんを助けずアイアンマンを獲ったので、なんか私も当てられて準ちゃんからベルト獲っちゃいました。てへ。
で、二本目で私がTo-yさんから丸め込みで負けて試合もアイアンマンも落としちゃった。てへ。
この様に、DDTは地方でも手を抜かないんですよ。
良くも悪くも、思い付きで古来より伝わる試合形式をやっちゃうんですね。
なので、一度DDTの地方大会見てみてください。
<6月9日(日) DDT松山大会>
私、愛媛プロレスの凡人パルプ選手とのシングルマッチでした。
・凡人パルプ vs 男色ディーノ
久しぶりに楽しかったです。
いや、いつも試合は楽しんでるんだけど、そういう楽しさじゃない楽しさ。
普段やってない選手を相手に、何が起こるかわからない感じの試合で。
奇跡が起こり続ける楽しさっていうのかな。
ちっとも私の思い通りの試合にはならなかったのが逆に楽しかった。
プロレスって、選手のイメージを表現しきれた時も楽しいし、逆にイメージ出来ないのが突き抜けた場合も面白いんだなって思えました。
ある意味では、この試合がデスペちゃん興行での私の仕上がりにつながってるのかもしれませんね。
これもぜひ動画サービスを見てください。
<6月10日(月) DESPE-invitacional後楽園ホール大会>
で、下痢の中心ですよ。
えげつないくらいの期待を背負ってのこの日。
ただ、いち出場選手の私がこれだけプレッシャーあったってことは、主催者のデスペちゃんもとんでもないプレッシャーがあったと思う。
この大会だけじゃなくて、前日にBOSJの決勝があって優勝したわけだからね。
この大会については当然有料で詳細を書かせてもらうけどね。
私的視点では、いくつかポイントがあります。
・大会そのものの素晴らしさ ←ここで書きます。
・いつパートナーを決めたのか、その心中の変化 ←今日有料版で書きます
・デスペちゃんに向けたマイク&フェロモンズごっこについて ←近々書きます
・ある種「ALL TOGETHER」じぇねえかこれ ←近々書きます
その他もあるかもしれないけど、思い出した際に追々。
そりゃもう、換金チャンスだからなこんなもん。
で、今大会の素晴らしさについて。
今大会は、めちゃくちゃ素晴らしかったと思います。
エンタメに100%なんて無いんです。
全員が全員肯定するものもないし、反省が0なんてものもない。
でも、今大会は100%に限りなく近いんじゃないかと思うくらい、見た人が楽しんだんじゃないかと思います。
これはもう、デスペちゃんへの信頼度につきます。
上で近々書くとしていますが、「ある種『ALL TOGETHER』じぇねえかこれ」と言ってもいいんじゃないかと思います。
なぜなら、ちゃんと「見たい」カードが並べられたから。
もうね、コンセプトの時点で勝利ですよ。
詳しくは近々書くんでその時読んで欲しいんだけど、「ALL TOGETHER」って、各団体の意向が強いように見受けられるんですよね。
そこに「見たい」が組み込まれてない気がするんです。
その点、今回のデスペちゃん興行には「見たい」が詰め込まれていた。
誰のって、デスペちゃん本人の。
そりゃ、強いよね。
軸がハッキリしてるんですよ。
「見たい」「見せたい」っていう。
そして、今回は参戦選手、対戦カードが当日発表という仕込みもあった。
信じられるのは、デスペちゃんという選手…というか人間力のみ。
会場に来た人、配信で見た人は、ちゃんとデスペちゃんを信じたんですよね。
信じて、それに応えた。
今大会の素晴らしさの根源はそこに尽きる。
お客さんからデスペちゃんに対して。
信じて、応えた。
デスペちゃんが招待した選手に対して。
信じて、応えた。
デスペちゃんがお客さんに対して。
信じて、応えた。
これがきっと、デスペちゃんの理想の世界なんですよ。
だからこそ、チケット転売が許せなかったんだと私は思う。
転売の是非そのものもそうなんだけど。
信じて、応えるというwinwinの世界に、転売という自分のことしか考えていない要素が加わった。
デスペちゃんはそれが許せないんじゃないだろうか。
信じてくれてる人に応えたい。それだけなのに。
信じるとかそういう土俵にも上がってない奴がこのサイクルに入っている。
それが許せなかった…と私は推測する。
転売する方は言うだろう。
「手に入らないものを譲るんだから、買う方も売る方もwin‐winだろう」と。
そうなのかもね。
でも、それはその「チケット」という物質に関してだけだ。
主催者が「信じられなくなる」要素が、転売にはある。
その世界をデスペちゃんは望んでいない。
細かく言うと、法律とかそういう話じゃない。
大会の世界観の話。
それを壊されるのが嫌だったんじゃないかな。
信じて、応える。
その邪魔をするな。
そういうことなんじゃないかな。
ちょっと長くなったんで、無料ではこの辺で。
素晴らしい大会でした。
<6月11日(水) 浅草花やしき大会>
下痢はまだ治らない。
この日の私は
・彰人&平田一喜&アントーニオ本多 vs 秋山準&ヨシヒコ&男色ディーノ
という試合でした。
ヨシヒコの試合は、いつだって集中力を使います。
この日も、当然手を抜きませんでしたよ。
ヨシヒコはいつだって強いんだ。
ていうかこの1週間、実は「どの試合も全部テイストの違う試合にしてやろう」と自分自身の中で決めてました。
もちろん反省点もあるんだけど、大まかには自分で決めてた大目標自体はクリアしたと思います。
あと。
私、アマチュアプロレスをこっそり主催しておりましてね。
「成り上がり」っていう団体名なんですけども。
私は試合しません。
ただ、アマチュアでプロレスしたい人を集める場を提供しているだけです。
で、ですよ。
浅草大会に成り上がり提供試合があったんです。
去年も提供試合があったんですが。
去年よりも今年の方が内容が良かった。
それがうれしかった。
もちろん、プロに比べるとまだまだですがね。
ただ普通のおっさん達が、プロレスを通して人間として自信がついているのが感じられてよかった。
「プロに勝つ」のはアマチュアである限り無理です。
仮に身体が強くても、技術がどれだけあっても。
覚悟の問題で無理なんです。
だから、そこじゃない。
人生で、プロレスを通してどう成長するか。
そこにアマチュアの意義があると私は考えています。
その成長が感じられてよかった。
とまあ、こんな感じで私は今日6月12日(水)を迎えています。
もちろん下痢のままです。
この一週間、めちゃくちゃしんどかったです。
主にお腹が。
でも、充実した日々ではありました。
気がかりは、その間noteを書けなかったことですかね。
体調を第一に考えた結果、換金チャンスを見逃した感じ。
あとはちょこちょこ生活でミスが増えたくらい。
とはいえ、こうやって久しぶりに記事を書いて、まだまだ書き足りないことがあることに気づいたんでまたいつものペースが戻るよう書いていきます。
コメントやサポート機能で聞きたいことや知りたいことを質問してもらえれば、アンサー記事書くかもしれません。
それでは、ひとまず無料記事はここまでにします。
有料記事もぜひ。