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【絵本感想】『こけしのゆめ』

今回、紹介する絵本はチャンキー松本さんが書いた『こけしのゆめ』です。

あらすじ

しけこたこけみはこけしの姉妹、こけ姉妹。
土産屋で何十年、たいくつな日々の楽しみは通る人たちの夢をのぞき見ること。
こけし作りの名人だった、じさまの孫が現れた。
彼の夢を覗いてみると…。

チャンキー松本さん

1967年、香川県生まれ。
大阪でイラストレーターとして活躍。 並行してバンド活動、アート制作に取り組み、専門学校・大学で講師を務める。
2011年に西荻窪へ転居後、切り絵制作を開始。

いぬんこさん

東大阪出身。東京在住。京都嵯峨美術短期大学卒。
絵本に「おかめ列車」シリーズ(好学社)「おちゃわんかぞく」(作:林木林/白泉社)「うれないやきそばパン」(作:富永まい 中尾昌稔/金の星社)「ねこのたまたま」(作:倉本美津留/好学社)「はっけよーい」(作ケロポンズ/ポプラ社)など。

感想

お土産屋さんや工芸品で見かけることのある”こけし”。
この物語の主人公はこけしの姉妹。
こけし姉妹はお店を行き交う人たちの夢を見ることを楽しみにしている。
けれど、こけし職人のおじいちゃんはどんよりして、新作のこけしを作ろうとしない。
おじいちゃんは以前のようにこけしを作るようになるのか。

人の数だけ夢がある。
しかも一人に一つの夢とは限らない。
色とりどりの夢を見ることが好きなこけしの姉妹。

もしかしたら、あなたのすぐ近くに来て夢を覗いているかもしれません。

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