【絵本感想】『地球をほる』
今回、紹介する絵本は川端誠さんが書いた『地球をほる』です。
あらすじ
旅行にいくことにした、つよしとけんた。
地面に穴をほって、地球の裏側にいって みよう。
めざすはアメリカ!
ほって、ほって、着いたところは・・・。
地面をほって地球の裏側へ行きたい!という子どもたちの夢を絵本で実現。 各ページの絵と文に角度がついていて、少しずつ回転させながら読んでいく構成です。
日本を出発したときには縦書きだった文章も、アメリカに着くころには横書きに。
地面の中に描かれた化石や地底人も楽しい。
川端誠のウルトラ・ナンセンス・アドベンチャー絵本です。
川端誠さん
1952年新潟県生まれ。
出版社ごとにテーマや表現方法を変えて、多様な世界を展開している。
『鳥の島』で絵本にっぽん賞受賞。ライフワークの『落語絵本シリーズ』(クレヨンハウス刊)、『風来坊シリーズ』『お化けシリーズ』(BL出版刊)など、著作多数。
絵本研究家としても知られ、絵本作家ならではの的を射た絵本解説も好評。
感想
地面を掘り続けたら、地球の裏側に繋がるだろうかと考えたことがあると思う。
この絵本の主人公たちは地球の裏側に行く計画を立てる。
真っすぐ掘るのは難しいからペンフレンドがいるアメリカを目的地に掘り始める。
子ども3人が力を合わせて、どんどん掘り続ける様は圧巻する。
どれだけの時間がかかったのかなとかいろいろと想像した。
掘り続けていく場面で地面の中にロボットや怪獣など様々な絵が描かれているので、何が描かれているのか探すのが面白そうだ。
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