次男6歳の発達のお話3〜こどもたちも十人十色
はーい今日も元気に登校拒否の次男です。
「今日学校?行きたくない。」
これが1日の始まり★
「朝ごはん食べたくない」
「着替えたくない」
「歯磨きしたくない」
ささやかな抵抗が積み重なって行き、今日も遅刻確定です。
そして長男はしびれを切らして先に登校してしまいました。
今日も私は校門まで手を繋いで次男のお見送りです。
*
優等生タイプの長男は「あほやな次男!」と言いがち。
なので先日次男についてお話をしました。
「次男は頭が悪いんじゃなくて、耳が少し悪いみたいで、聞き取るのが苦手なんよ。」
「実は今も病院に通ってるんだよ。」
「次男はバカじゃないから、バカあほ言うのはやめてね。」と注意しました。
長男には少し衝撃だったのでしょうか、
「え‼そうやったん……。」と驚いて黙り込んでしまいました。
そして彼なりに納得してくれたようで、「うん、ほんなら分かったわ」と言ってくれました。
きっと弟を守るかっこいいお兄ちゃんになる気がする。
いい男になるよ。
でもそんな長男でも我慢の限界だったのか、今朝は弟を置いて先に出発しました。
一緒に連れてってあげてよ!と少し言い合いになり険悪ムードで送り出してしまいました。
ちょっと言いすぎたかな~と反省しています。
ただ仲良く2人で行ってほしかっただけのに、なかなか難しいです。
でも登校中にずっと次男の面倒見るのが大変なのも分かる。
ストレスにもプレッシャーにもなるのも分かる。
頼りになるお兄ちゃんだから、私も少し甘えすぎてました。
長男よ、いつもごめんね、ありがとう。
今日もご褒美アイスを用意して待っとるよ!帰ってきたら充電(という名のハグ)しようね。
*
毎朝「学校行きたくない!」という次男。
でも言語化するのが苦手だから、理由は何も話してくれません。
なんで行きたくないのか聞くと
「もう!またそれ!!」と怒り出します。
たどたどしくても、舌足らずでも、言い間違いをしても、気にせず話してくれたらいいのに。
お母さんだってそんなにきちんとは話してないよ。いつも適当だよ。噛み噛みだよ。噛み様だよ。
ぼーっとしてたら「早く冷蔵庫を洗濯機に入れなよー…あ間違えた」となることもあるよ。
次男は完璧主義なのか、出来ないと思うことはやりません。
なのでおしゃべりも多分そうです。
あとはまだ舌足らず感もあり発音がはっきりしていないので、
私は聞き取れるけど、夫や祖父母だと聞き取れなかったりする。
聞き返されたり「何言いよるんか分からん」と笑われることもあり、嫌な気持ちになってると思う。
おしゃべり嫌いに拍車が掛かってる気がします。
あと言い間違いは非常に多いです。
ぼーっとしてるときのような言い間違いではなく
カレーを見て「からあげ!あカレー!あれ?どっちだっけ?」という具合です。
言い間違いではなく覚え間違いでしょうか?
しかもこれが冗談なのか本気なのかよくわからない。
私の言い間違いと同様に、日々の生活で疲れすぎてぼーっとしてるのかな?
*
こんなことをリアルでなかなか話せない。
そして夫も周囲からも「そんなことないやろ~」と言われることが多いので、なんかつらい。
もちろん相手が反論目的で「そんなことないやろ~」と言ってる訳ではないことは理解してるよ。
別に同意して欲しい訳じゃないし、否定して欲しい訳でもないんよね。
どう言って欲しいんだろうね私は。我ながらめんどくさいお母さんだ。
私が感じている違和感は確かにあるんだけど、
「そうかそんなことないか。こんなもんか。」で目をつぶることも出来る。
そらすべてが次男のかわいい個性なんだけどね。
でも本人は言葉に出来んだけで困っとるんではないの?と心の中で言い返してしまう。
発達障害は母親の救済だと思う。
もちろん我が子を障害児扱いされて憤慨される方の気持ちも分かる。でも私は救われた方かな。
怒り過ぎることが減りました(ゼロではない)。
なにより担任と話す機会が増えたのがとても助かる。
保育園の先生も、今の担任の先生も、よく見てくださってると思う。
不安なこといつでも言ってください!って言ってもらえることも救い。
やっぱり母親の救済制度な気がしますね。
*
クリニックに提出するチェックシートを作成しました。
質問「あなた(次男)のとくいなことはなんですか」
夫「可愛いこと」私「そうやね確かに!」
話し合いの結果「ボール遊び」に決まりました。
あとはね!
次男はとっても感受性が豊かです。
3歳の頃に見た『鉄腕ダッシュ』の母親マダコのドキュメンタリーを見たときのこと。
さて、マダコの一生についてご存じでしょうか。
涙なしには語れない母親マダコの一生です。
生涯最後の一度きりの産卵と、子育てをします。
産卵後は孵化するまで餌も食べすに卵を見守り、世話をし、外部の敵から守り、そして赤ちゃんが生まれてくるときにはやさしく子どもらを見送り、力尽きる…。
もうね、私は嗚咽が出るほど号泣していました。
長男は軽く引いていたと思いますが、次男に目をやると、なんとクッションを顔に押し当て目線だけをテレビに向けて号泣していました。
え!3歳児がこんなに泣いてる!!と驚いたのを覚えています。
ちなみに先日見た『リメンバー・ミー』でも私と次男で号泣していました。
「次男~、すごい泣けたね、おもしろかったね~!」「ね!おもしろかったね~!」と共感してくれます。
やさしいし可愛いし最高な次男です。
提出するチェックシートのどこかに「感受性豊か」って書きたいな~。
*
今日もつれづれなる独り言でした。
とりあえず我が子は何歳になっても可愛いということです。