【セット研究①】Clare Lancers Set
まえがき
こんにちは、ふるです。
思い立ちとノリと勢いで初級者?に向けて何か書けたらなと思って、シリーズを始めることにしました。
いろんなセット覚えていきたい人には是非読んでもらいたいです!
第一回はケーリー常連のClare Lancers Setです。
セット概要
ClareのLancers Set、通称クレラン。LancersといえばLine-up→Adv-Ret。
(今度Rinkinstownとかも書きたいですね)
私にとってはセットダンスを始めて最初に習ったセットです。
割と簡単な動きが多い+全員SwingでLeading切替という
構造の見えやすいセットなので、大枠は捉えやすいですね。
ただし簡単とはいえセット固有の動きが各Figに散りばめられており、よくわからん!という初心者は多いように思います。みんなSwingしてたらSwingしたらいいですよ。
クレランはClareのセットにありがちな、
枕詞
本題
Leading切り替わり
本題(Leading交代)
……
締め
の構造をしています。
枕詞はLead Around→Swing
切り替わりは全員Swing
締めはHouseです。
これを念頭にSetdancepalを眺めて「確かに…」と思ってください。
固有の動き詳細
Fig.1 Adv-Swing
最初のFig.ということで、各方面に挨拶しておきましょう。
このFig.ではGentsなら3人のLadiesと挨拶ができます。
1人は残念ながら出会う事はありません。
最初はLeading GentとOppositeのLadyがセットの中央に出ます。
右に出てください。右に。左に行くのはGalwayあるあるです。(私はよく間違えます。)
前に出たら各々右にオシャレ回転した後4bars Swingです。
その後はSquare、成り行きでCorner Swing→Partner Swingと割と一直線に進行します。Squareが踏み出せたらもう踊れたようなもんです。実質32barsのFigですね。
☆ポイント?
Adv-Swingの回転数は上手く調整してそのままSquareに向かいたい
Corner Swingからスマートに帰ってきたい
こんなところですかね。Gents的にはいろんなLadyと組んだり離れたりするので離れ際がポイントになるんだろうなぁという感じがしています。
Corner Swingの帰り方について、Ladyを回して帰るのはオプションらしいですね、毎回やるものでもないみたいな。でも味付けにはいいよね。
参考動画をつけましたが、この方々は省エネで、めちゃくちゃ上手いなって思ってます。やるべきことをしっかりやるし、合間合間にスマートさを見せてくれますね。早くこれになりたい。
Fig.2 Turn the Lady
クレランの偶数回は~????
はい、答えはHouse Insideです。
お前は何を言っているんだという人がおられるかもしれませんが、クレランの偶数Fig.は本題がLeading CoupleのHouse Insideで始まります。
というわけでHouse Inside。
その後は右手同士つないでLadyを回す(Gentsは平泳ぎ)→つないだ右手を下ろして引っ張り、反作用により対岸へ移動、その後すれ違い元いた側のSidesの横に並びます。並んだらLet's Lancers(Adv-Retのこと。隣のセットも巻き込んで手を繋ぐ光景はケーリーの風物詩。)して家に帰ってSwingしてください。
全員でSwingしたので次は2nd top Leadingで同じことをします。
書き忘れていましたが、クレランは1st Top→2nd Top→1st Side→2nd SideのLeading順です。
1st Sideはどっちだ!?となるのはセットダンス初心者あるあるかと思いますが、1st Top視点で自分の目の前に「4」を下から一筆書きしたらLeading順がわかります。
☆ポイント?
右手を引っ張りLine-upするところは対岸で一回落ち着くのがデフォです。
「行って、、、帰る。」これがLine-upの基本の形です。その場のノリで1周追加する人も割といます。楽しい!が帰る位置を間違えないように……
Fig.3 Big Christmas(サイズ可変)
このFig.だけ全員で動けて楽しいですよね。何Coupleでも増やせるので今度でかい会場押さえてギネス獲りに行きましょう。
まあなんかLadies→GentsでAdv-Retした後にLead Around行って戻ってクリスマスです。そしたらお約束のSwingですね。
☆ポイント?
GentsはAdv-Retの後下がらないようにして右を向くとスマートな気がしてます。次、あなたが中心です。ということを覚えておけばAdv-RetはLadiesが先に動くという事もおのずと見えてくる……素晴らしい……。
Fig.4 Little Christmas
クレランの偶数回は~????
はい、答えはHouse Insideです。
なんか聞いたことあるなという人がおられるかもしれませんが、クレランの偶数Fig.は本題がLeading CoupleのHouse Insideで始まります。
House Insideの後はOppositeとLead Aroundをします。時計回りです。様子がおかしいですね。この向きは交互に変わるので次は反時計回りで安心できますよ。その次はまた時計回りですけど。普段Lead Aroundは内側で楽をしているGentsの方々は気持ち急ぎ目で行動しましょう……。
Lead Aroundの一歩目が出たらあとは一直線で、帰ってきたら目線の先に人がいますので勢いでWheel→Little Christmas→Partner Swingしちゃってください。
☆ポイント?
このFig.のこだわりポイントといえばでかいのが1つあって、Little ChristmasからPartner Swingにいかに綺麗に分解するかに命を懸けている人が多い気がしますね。コツは足と回転を止めない事です。
Fig.5 Chain
クライマックスです。並べ!
Partner Swingのあといきなりチェーンなのでそこだけ忘れなければ、印象深いFig.なので覚えやすいと思います。
Chain→整列→カニ🦀→Lancers→Swingです。
☆ポイント?
ChainはSwingの多いクレランらしくOppositeではPartnerと申し訳程度にSwingしてください。
Chain後の整列について、自分のカップルが先頭や最後尾の時はわかりやすいですが、問題になるのが「自分が2,3番目のとき」ですよね。パートナーと一緒に右側のカップルの方に行きましょう。で、Gentsの皆さんはそっとLadyを自分の前にエスコートしましょう。イケメン!!!
余談
Pat Murphyさんの本いわく、バタリングをせずに静かに踊るセットらしいですが、日本でもそうですが↑↑現地のケーリー↑↑でもバタリングする人結構いますね、楽しいですもんね。私はします。
最後のHouseのラスト2barsはDouble Houseですが、私はつい毎回忘れていますね~綺麗にキメたいですよね。
最後に
ここまでお読みいただいた方ありがとうございました。
なんかこれまでそれなりにいろいろ考えて踊ってきたものを初級者向けに書き出してみたい!と思って太郎を巻き込んだら乗ってくれて嬉しかったですね。(このあと太郎担当分のPlainも上がります)これからもちょっとずついろんなセットについて更新していきたいと思います。