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頭で覚えるセットダンス②【構造編】

はじめに

あけましておめでとうございます。ふるです。
前回に引き続き頭で覚えるセットダンス、今回は構造編です。
セットの構造を理解して頭に入れちゃおうという趣旨ですが、多分このやり方が必要な人はそう多くないので話半分で読んでくださいね。


構造・展開のパターン

テンプレ型

堅いテンプレ

数あるセットの中でも最も頭に入りやすいパターンがこれ。
堅いテンプレ型に典型的なものはMazurka Setです。
Circle Adv-Ret→Swingで始まり、
あとは
①Leading CoupleがHouse Inside
②中身
③All House
を繰り返して終わります。Leadingは時計回りです。

Fig.6を除いて②の中身の部分がシンプルであり、この型を覚えたらあとはFig.ごとの中身を覚えるだけとなります。

〜当てはまるセット〜

  • BB Jig(代表格、全セットで1番覚えやすい)

  • Labasheeda

  • Sliabh Luachra(1~3)

  • Borlin

  • West Kerry

  • Merchant

  • etc...…

その他ポルカセットでよくある、Fig.3くらいまで堅いテンプレがあるのに急にパターン崩壊する形などありますが、その時は堅いテンプレの覚え方を意識しながら前回記事にありますツッコミなどを活用しながらパターン外の動きに対応する形となります。

ゆるいテンプレ

堅いテンプレでは入れ替わる部分は大抵16bars程度のものでしたが、ゆるいテンプレ型では大枠が存在するだけで中身を覚えるのに苦労することになります。
にも関わらずケーリー常連セットに多いのは一体どうして?
A.綺麗だからです。

例としてClare Lancers。
Lead Around→Swingまではできる。
All Swingでリーディング変わるのも知ってる。
Houseで終わるのも知ってる。
で中身は?
みたいな。
このパターンの対処法については"頑張る"が主になります。どうしてもFig.ごとに覚える量が多くてテンプレ箇所以外の共通点も少ないため割とややこしい敵となりますが"クレランの偶数はHouse Inside"みたいな手法を使って何とか頭に入れてください。

〜当てはまるセット〜

  • Clare Lancers

  • Plain

  • Caledonian

  • etc……

複数ブロック型

Moycullen SetはFig.3まで2つのブロックで出来ています。
Fig.3だけ様子がおかしいですが、それぞれの中身(短め!)を覚えれば良いので割と覚えやすいです。

〜当てはまるセット〜

  • Connemara Fig.1

  • Moycullen

  • Termonfeckin Lancers Fig.1

  • etc……

伏線回収型

Galway、伏線を回収しがち

突然ですがここでConnemara Setを見てみましょう。
Fig.1はざっくり3つのブロックでできており、
Adv-Ret
House
Swing
Aブロックと、
Ladies Chain
Swing
Bブロックがありまして、
これを
枕詞→A→B→A
という流れでFig.1は終わります。

このA,BブロックはFig.2,3にも出てきまして、
Fig.2にはAブロック、Fig.3にはBブロックが出てきます。
このような伏線回収がGalwayのセットにはよく見られる気がします。

Claddaghとかなんか長くて覚えづらいみたいな人結構いそうな気がするんですが、
Fig.1:
なんとConnemaraの2と全く同じ(BtoBかDanceかの違いはあります)

Fig.2:
Ladies Chain
House & Lead Back
Swing
のブロックの伏線回収だと思えばあとは中盤だけ覚えればOK
中盤は流れが綺麗なので男の友情さえなんとか通じ合えばそのまま一直線で踊れます。

Fig.3:
Circle Adv-Ret
House
Swing
を回収すること。
やばいチェーンの前にHouse Swingのちっちゃい回収がある。

このあたりのことを念頭に置けば結構頭に入ります。
Fig.4は「くぐり、くぐらせる」を合言葉にしつつ今まで幾度となく回収したHouse→Swingを忘れなければそれで終わりです。

〜当てはまるセット〜

  • Connemara

  • Claddagh

  • etc……

完全分離型

Castle Setなど、TopsとSidesがあまり交わらないセットのこと。横が絡まないのでシンプルな動きが多いですが、中身はわりと長い傾向があるので頑張って覚えましょうね。
この型の場合、人が揃わなければハーフセットで難なく踊ることが出来るので、ケーリーでセットから漏れてしまった場合は諦めずに3人集めましょう。なんと倍踊れます、特権!

そっくりさん

なんかどこかで見たことある……?と思ったら全然他人の空似みたいな経験ありますよね。
実はセットダンスにもあって、

  • Connemara Fig.2 と Claddagh Fig.1

  • Corofin Plain Fig.5 と Caledonian Fig.3

  • Plain御三家(Clare,Corofin,Kilfenora)

この辺りはもうまとめて覚えちゃう方が早いって聞きますね。まとめて覚えてしまいましょう。

おわり

お疲れ様でした。めんどくさ!と思った方いるかと思いますが私の頭の中にはセットはこのように入っています。頭でっかちだから仕方ない!
セット覚えるために色々あがいてたら手遅れになってましたね。1人でも参考になれば幸いです。
これからも頑張ります。

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