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[古団地リノベ#20] 塗装で部屋のイメージを創り出す

築60年超の団地の一室のスケルトンリフォーム記録です。現在50平米の古団地の一室に家族4人と1匹で住んでいます。子どもが成長するに従いだんだん手狭に、そんな中、隣室が開くという事で、購入しましてフルリノベをしています。建築家や工務店を介さず直接職人さんにお願いする方法で、ゆっくりやっていますが、どうなることやら。完成は2024年11月の予定!

このノートについて

壁を左官仕上げでコンクリート打ちっ放し風にしました。コンクリート打ちっ放しは、左官で作り出すという意味では奇抜かもしれませんが、意匠としてはベーシックを狙っています。そこで、部屋のイメージを締めるために、どこかに差し色を入れたいな考えました。壁の一部の色を変える等はよくありますが、今回は色が変えられる壁が部屋にありません。

でも古団地の我が家には、差し色をいれるのに丁度よい物体が天井から生えています。

上階の排水管

これ、たびたび登場しますが、上階の洗面と風呂の排水管です。古団地あるあるで、上階の人の排水管が部屋の中を突っ切っているんです。

部屋の中にパイプが通ってるなんて、しかも鉄管で、繋ぎ目まで付いていて、めちゃくちゃ男前じゃぁないですか。これを有効活用しない手はありません。

色を何色にするかという点ですが、灰色のコンクリートや黒のサッシと無彩色で囲われた部屋で、建具は塗装で緑系になる予定です。この環境で目立つ色は、緑の補色の赤だろうということで、『これ見よがしな赤』で塗りました。

部屋をぶち抜く赤いパイプ

なんか火災に対する戦闘力が上がりそうな色ですね。たぶん消火栓と同じ赤です。

ちょっとした『こだわり』として、固定金具を濃色に塗ってもらいました。この色、一見濃灰に見えますが実は緑が入っています。日塗工P55-30B。このひと手間で赤がぐっとしまります。たぶんね。

妻には「青山にあった子どもの城の遊び場みたいな色使い」なんて言われてしまいましたが、実は私の中ではパリのポンピドゥー・センターを目指したんですけどね。。。😅

ポンピドゥー・センターに行ったときに外壁を伝うカラフルなパイプや赤い屋外エスカレーターが強烈に印象に残りまして、晴れてこの度、我が家に採用しました。

と、こんな感じで、完全自己満足に浸って突っ走れるのも、設計DIYの魅力です。(もちろん良いものになるかは、全くの別問題です😁)

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