[古団地リノベ#33] ホームシアターのスクリーン塗装が塗料代だけで25万！？
築60年超の団地の一室のスケルトンリフォーム記録です。現在50平米の古団地の一室に家族4人と1匹で住んでいます。子どもが成長するに従いだんだん手狭に、そんな中、隣室が開くという事で、購入しましてフルリノベをしています。建築家や工務店を介さず直接職人さんにお願いする方法で、ゆっくりやっていますが、どうなることやら。完成は2024年11月の予定！
ウォークスルークローゼットとリビングを隔てる壁のリビング側は、装飾も家具も無く、ただの壁にしています。ここにプロジェクターで投影してホームシアターを作ります。
壁にスクリーンを作るには、壁紙か塗装か、２つの方法があります。今回は知り合いの腕利きの塗装屋さんを呼んでいるので、壁紙じゃなく塗装にします。
塗装屋さんにプロジェクタースクリーン用のペンキを探してもらったところ、以下の専用塗料をご紹介いただきました。
プロジェクターを壁に投影する場合、白い壁ならなんでも良いと言えばそうなんですが、昼間にも明るく見えたり、照明が反射しないようなマットな質感だったりということを専用塗料は考えて開発されているみたいです。
ところが、この専用塗料見積もりをとってもらうと、この壁を塗るのに必要な塗料代だけで２５万円。２リットルでその値段だとすると、サントリーの響より高いじゃねーか。
代替商品が無いためか、金持ちの個人や企業向けのニッチな商圏なためか、団地住みの庶民としては手が出ません。
この手の品物がこの手の価格になってしまうのは、市場が小さいとか、大手が参入していないとか、社長がベンツのゲレンデ乗りたいとか、なんか正当な理由があるのでしょうが、アホみたいな価格で売っているような商品は無視して、目を世界に向けまししょう。
はい。１ガロン（3.8リットル）で100ドルから。😁。プラチナ入りの一番高級なのでさえ1ガロンで800ドル。
というわけで、サクッと個人輸入しましょう。部屋が狭いため、超短焦点のプロジェクターを使いますので、それ用の塗料を買います。
ULTRA SHORT THROW用ってのがちゃんと用意されています。色は白よりもコントラストが出るグレーをチョイス。ちょっと高くて250ドル／ガロン。壁一面塗っても１ガロンで済むので一缶買います。輸入代行業者の私のアカウントのアドレスを指定すると、サクッと届いて、サクッと転送してくれます。送料に50ドルほど。あとはこちらの塗装屋さんに、渡して塗ってもらいます。（可燃物であるペンキの輸送は制約が多いので、その点心配でしたが、何も問題なく届きました）
さて、壁に塗っていくのですが、その前に下地塗料も塗ってもらいます。下地はこちら。
タナー色彩のマグネットペイント。塗るだけで壁に磁石が着くようになります。
塗る度に磁力が上がるので、５回ぐらい塗っていました。さて、これを下地として、スクリーン塗装をしていきます。
一番の職人さんを派遣してくれているので、安心しておまかせできます。
さて塗り終わりました。
コンクリート色の梁と比べると色は真っ白に見えますが、実際はグレーで、中々良い質感です。
残念なのが梁がど真ん中を通っていて、左右のスピーカーを分断しているんですよね。音響的には良くなさそうです。もっと低い位置につける事も考えましたが、頭や肩にぶつかりそうなので、やむを得ずこの高さに。
スピーカーのところから天井にライン照明を通してもらっています。これはLEDテープみたいなやつで、天井に埋め込んでいます。
この照明、グニャグニャ曲がりますが、直線で埋め込んでもらいました。大工さんに天井に彫り込みを作ってもらい、電気屋さんが、そこにレールとこの照明を埋め込みます。この手の照明は各社出していますが、ここではDNライティングの製品を採用しました。
DC駆動ですので、AC→DCのトランスが必要になります。ホームシアターのケーブル類やLAN設備とともにこの背面クローゼットにある盤の中に入れ込みました。
1番左の２つの機械が、ライン照明用のトランスです。これは調光可能で、壁面のスイッチに繋げてあります。
さて、シアター関係の設備は、スピーカーとプロジェクターです。ホームシアターと言っても、凄いアンプシステムを組むわけじゃ無いので、アクティブスピーカーと（部屋が狭いので）超短焦点プロジェクターを組み合わすだけです。
プロジェクター→スピーカーの接続はARCでHDMIケーブル1本で済みます。左右のスピーカー間はLANケーブルなのですが、無線でも飛ばせるので、とりあえず無線でテストします。
とりあえず映画鑑賞。
うーん。これは引きこもりになりそうだ。