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[古団地リノベ#30] 電灯が多すぎるとクレームが。。。

築60年超の団地の一室のスケルトンリフォーム記録です。現在50平米の古団地の一室に家族4人と1匹で住んでいます。子どもが成長するに従いだんだん手狭に、そんな中、隣室が開くという事で、購入しましてフルリノベをしています。建築家や工務店を介さず直接職人さんにお願いする方法で、ゆっくりやっていますが、どうなることやら。完成は2024年11月の予定!

このノートについて

電気屋さんが電灯をあらかた付け終わりました。そしたら、家族から「キッチンの電灯が多すぎて変!電気屋さんみたい」とクレームが。😭

多すぎる?

確かに多い。。。ぐぅの音も出ない。

今回、設計DIYをするにあたり照明に一つの『縛り』を自分に課しました。

  • ライティングダクトを使わない

なので、全てのライトを天井か壁に固定して設置しています。

ライティングダクトって、カッコいいと施主に思わせておけば、これほど便利な物は無いと思います。レールをつけておけば、そこに設置する電灯は後で増設も移動もできますので、「とりあえずまんべんなく明るくなるように配置しておいたけど、あとから使いやすいように移設・増設してね」という設計者の責任逃れな気がします。

設計図を自分で描くにあたり「そんなダサい事はしないぜ」と。

まぁ、そんな経緯で、電灯一つ一つ、何を照らすためのライトかを決め、どのくらいの明るさが必要かを考え、ウォールライトにするかシーリングライトにするか、そしてどの製品にするかを検討しました。

ただ、これ、めちゃくちゃ難しい。どう照明を配置すれば部屋がどれくらいの明るさになるのか全く想像できません。

照明をシミュレーションするソフトウェアもあるようですが、大手の照明製品しか配光データを配っていないのと、そもそも電球と傘を別で買う場合は、組み合わせで明るさが決まるのでシミュレートが簡単ではありません。

でも初心貫徹。ここでライティングダクトに日和ったら漢がすたる。

そうなると、暗過ぎるよりは明る過ぎる方が良いということで、どうしても電灯の数が多くなってしまいます。

電気屋?

かくして、ライト盛りだくさんのキッチンエリアが出来上がりました。

家族からは「多すぎる」と散々な言われようなのですが、どれか減らせるか?と考えると、どれもカワイイ子なんですよね。不要な電灯なんてない!と思うわけです。

それでは、誰も欠くことのできないキッチンエリアのカワイイ子達を紹介します。私はどのライトも省略できないように思うのですが、どうでしょう?

まずはこれ。

ステンドグラスのペンダントライト

これは文句無しでカワイイですよね。こっちの部屋のキッチンはご飯のためではなく、客間としてのキッチンですので、コンロはなく冷蔵庫とコーヒーマシンと、お茶するカウンターのみです。なので、『カフェ』のイメージなのですが、そうなると当然、「あちらの赤いライトのところからコーヒーをお出ししますね」と言いたいですよね。そのためのライトです😁。これは妻のアイデアなので省略できません。

そしてその隣にある長いライト。

長いライト

これはカウンターを照らすライトです。フェミニンなステンドグラスのライトと対となる、男前なライト。排水管やコンクリート風の壁と合うインダストリアルなデザインです。これはイケメンすぎるので省略できません。

次はこれ。二本の親子ライト。

ノッポとチビちゃん

この場所はキッチンが来ます。この二本のライトはキッチン側を照らすライトです。ここの天井はこのノートでも度々登場していますが、古団地によくある『上階の風呂』でして、コンクリートです。排水管も通っていますのでここにシーリングライトは付けられません。そこで壁から長いアームで伸ばしました。小さいほうがシンクを狙い、長いほうが調理台を狙います。何より小さく丸い電球がカワイイ。カワイイのでこれは省略できません。

そしてこれ。

二灯のライト

シーリングライトとしてはこぶりな電灯ですが、大きなガラスシェードがついています。これは一灯にしようか、二灯にしようか迷ったには迷ったのですが、2つ並んでいたほうが圧倒的にカワイイ。キッチンからクローゼットへと続く通路の上に並んでいます。小さめの電灯ですので、一灯じゃ、ポツンと寂しい感じ。もう一灯と並ばせてあげて正解です。この佇まいをみたら省略できません。

最後はこれ。

これも奥の方にもう一灯

これは実はキッチンの電灯ではなく、部屋全体の電灯でして、部屋の外周に5本付いています。すごく暗い電球をつけていて、照明としては役立たずなのですが、玄関にスイッチがあり、帰ってきてそれをつけると、部屋全体がぼんやり明るくなります。その後、居室かキッチンかクローゼットか、明るくしたいところまで行き、そこの照明を点けるという、行動まで含めた照明デザインにしています。この電灯はライティングの要なので、省略できません。

というわけで、電灯が多すぎると言われても、無くせる電灯がない!😁

まだカウンターが無いので。。。

まだキッチンカウンターが設置されて居ないので、電灯がごちゃごちゃに見えるだけで、おそらく、ここにキッチンカウンターが来たら、このぐちゃぐちゃと付いている電灯が、一気にスッキリして見え見えるんじゃないかと思うんですよね。超機能的じゃん!ってね。そう信じたい!




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