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花に逢いに行った

チェンマイの冬の山は大好きで、特に山桜を見に行くのが毎年の楽しみです。
この桜「ヒマラヤザクラ」と言う野生の桜で、標高1,400メートル付近に咲くのですが、ソメイヨシノなど日本の桜の原種でもあります。
高山の森の野生の桜らしく、花は小さく色は濃いピンク色で、清楚な可憐さです。
タイ語の名前は「ナーンパヤー・スアクローン」と言いますが、意味はなんと、虎の女王!
とても勇ましいですが、樹皮に現れる横縞がを虎の毛皮の模様に見立ててのものだそうです。
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ニュースでも報道されているとおり、バンコクではロックダウンが始まっていますが、チェンマイでも、学校がお休みになったり、公園や娯楽施設がクローズし、市内の車の量もとても減りました。
また、県境を越えての移動も原則できないことになりました。
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本来、冬の期間(だいたい11月から2月上旬)は、チェンマイの旅行のハイシーズンで、たとえば、標高1,500メートル以上の山岳地域では霜も見られるので、寒さや冬のおしゃれを楽しむために全国から大勢の人が集まるのが常です。
今年は、COVID-19感染者ゼロが年末まで続いていたおかげで、寒い山も徐々に賑わいが戻っていたのですが、お正月休みが終わる頃には、また人出は激減してしまいました。
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このタイの桜が群生する国立公園も、私たちが訪れた数日後に、安全のために閉鎖となってしまいました。
うっとりと見上げたり、家族で記念写真を撮る人達がそぞろ歩く桜の森の眺めは幸せなものでしたが、静かに澄んだ光と風の中で、そっと咲いている桜も本来あるべき姿のようで、悪くない気がします。

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