神ひろし「イギリス王室のエリザベス女王96歳で逝去に思う」・エジンバラ・フェスティバルの思い出
イギリス王室の発表によると、エリザベス女王は9月8日午後、夏季休暇で滞在していたスコットランド・バルモラル城で96歳で亡くなりました。
スコットランドで亡くなったのかと驚くと同時に僕の所属していたカンパニーEAST(芸術監督)の何度かの英国公演をした時の思い出がよぎった。
英国はスコットランドの首都エジンバラでは、毎夏、世界最大の演劇祭「エジンバラ・フェスティバル・フリンジ・Edinburgh Festival Fringe」が開催される。
僕らは数度参加したが、かわらさきは「どうせやるなら、シェイクスピアの『マクベス』(Macbeth)を原語でやろうと言う事になった。
「マクベス」は、勇猛果敢だが小心な一面もある将軍マクベスが妻と謀って主君を暗殺し王位に就くが、内面・外面の重圧に耐えきれず錯乱して暴政を行い、貴族や王子らの復讐に倒れる。実在のスコットランド王マクベス(在位1040年–1057年)をモデルにしている。
一番驚いたのは、「マクベス」の宣伝に街を歩いてた時、話しかけて来た英国人の名刺が「マクベス」!
実在した「マクベス」の子孫だそうだった。
そもそも、当初は、「マクベス」はシエイクスピアが作った想像上のキャラクターだと思ってたのでまじ驚いた。
で、マクベス城にも行き、今も幽霊が出ると案内の方に言われてぞっとした。
僕は「マクベス」をやれると喜んだが、「王女メディア」でブレイクした後でもあり、「マクベス夫人」の役で、ガッカリしたのです。
また、英国の演劇仲間は「Hiroはジーニアス(天才)だ!」と称賛されたものの、批評で描かれるのは「どこの国訛りかわからないが、ヒロには強い訛りのアクセントがある。」と・・・
だいたい、「皇族英語を原語でやろう」と言うかわらさきけんじ先生の発想には驚いたが・・・皇族英語に詳しい英国女性が「J28」に指導しにきてくれたのは良いが・・・EASTのメンバーは全員「セリフを原語なんて無理!ダンスだけで良い。」と辞退し、結局、僕一人の原語での「マクベス」の挑戦になった!!
あとは、スコットランドのパフォーマーに・・・「イギリス人の君はこのセリフはどう喋る?」と聞くと・・・
一瞬間があってから・・・「僕はスコティシユ・Scottishだよ。イギリス人ではない!」と言われてビックリ仰天!!
イギリスとスコットランドの紛争の歴史を教えてくれるのは良いが・・・
「けど、スコットランドは英国だよね?!」と言うととんでもない展開になるとわかった。
そのスコットランドで・・・イギリスのエリザベス女王がなくなったと言うのも、大きな歴史を感じました。
ともあれ、スコットランドでもエリザベス女王は人気で、女王のマグカップやアクセサリーとか販売されていたのです。
素晴らしい歴史の軌跡をあゆんだ愛される女王に心から哀悼の意を述べさて頂きたいと思います。
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