三宅一生の「一枚の布」に衝撃を受けたダンサー神ひろし

上京当時、ディスコで、飛んでる人たちと知り合いました。
・・・コシノジュンコさん、三宅一生さん、ベルサーチさんなどなど。
僕はファッションには全く興味がなく、だいたいにおいて、白のTシャツにブルージーンズか、トレーナー姿にキャップです。
で、ファッション業界の美男美女に混じって、なぜ、僕が人気者になったのかよくわかりませんが・・・全く洒落っ気がなかったのが、彼らには新鮮だったのかもしれません。

そんなわけで、ファッションページに特集記事になったり、テニス雑誌の表紙に呼ばれたりしていました。


が、青山ベルコモンズで、はじめてファッションショーを演出する事になった時・・・最悪な事態に陥りました。
モデル業界がよくわかってなかったせいもあったけど、モデルさんたちが、全然、言う事聞いてくれません。
・・・と言うのも・・・僕は20代で、モデル達は全員、年上でした。
頭来たので「気取ってないで、汗かいて歩いて下さい。」と言ったら・・・
「汗書いたら、洋服が汚く見えます。」と言い返されました。
 
 それ以来、ファッションショーの演出は2年近くやりましたし、親しいモデルさんもいたのだけど、ファッション業界に全く興味を失い、また、モデルと言う人種、数人をのぞいて嫌いになりました。
如何にスーパーモデルといえども、主役は洋服であって、モデルではありません。
ダンサーにとっては、衣装はダンスを補足する為の動きやすいものが良く、主役はパフォーマンスであって衣装ではありません。
この違いは大きいです。
で、自分のパフォーマーを生かすと言う意味で、三宅一生さんの「一枚の布」と言うコンセプトのファッショョンショーは衝撃でした。

ところで、なぜ、今のファッションショーはフロアが低いのか?!・・・わかりますか?!・・・
昔のファッションショーはランウェイが高い位置にありました。
今は身近なフロアーショー形式が多いです。
なぜか?・・・
高い位置は、見上げるようになり、モデルが高嶺の花に見えます。つまり、衣装より、モデルが目立ってしまいます。
低いフロアにすると・・・モデルと目線あわせずに済み、服をじっくり見れるという事です。
結論、デザイナーにして見れば、スーパーモデルとか、モデルに注目されても、なんの意味もありません。だから、モデルの目線も観客に目を合わせないよう、無表情に歩くだけになっています。
これをクールと言う表現で言う人もいますが、クールでも何でもないです。ただの戦略ですから。つまり、高い服が売れなくなったと言う事です。
つうか、ファッション業界になぐられそう・・・〜笑〜
 
ーファッションショーの演出もしていた神ひろし言ー
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◆神ジンパ4・神ひろし『カラオケ飲み会・パーティー』4・6月29日(土)pm.19時開場。「神ひろしミニショー」19時半開演。
http://j28studio.com/archives/6179.html

【記事】
元祖スピリチュアルダンサー神ひろし、『神ジンパ』第4弾で久々に「オペラ座の怪人」・「エジプトの王子」披露!令和元年・神速『カラケケ力』Amazon音楽部門第1位記念。6月29日(土)pm.19時・新宿「J28」
https://www.prerele.com/releases/detail/25563

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