見出し画像

天空のホテルに行ってきた

バックハーの次にやって来たのはベトナムの人気観光地サパ(Sa Pa)は北西部の山間にある標高1600mの街で、ここは植民地時代に避暑地として開発されたという。
しかしこの日の最終目的地はサパではなく、そこから車で1時間ほどかけてたどり着ける天空のホテルだ。

天空のホテルとは

そのホテルは標高1600mのサパから山を下ったところにある。
天空の城マチュピチュも山間の街クスコから山を下ったところにある。
この写真なんてまさにマチュピチュと同じ画角過ぎて驚いた。
後背に山があればなんでもマチュピチュに見えるのだから人間は単純なものだ。

マチュピチュっぽい画角
実際のマチュピチュ

というわけで私はこのホテルを勝手に天空のホテルと呼ぶことにした。
ホテルの名前はTopas Ecolodgeといい、National Geographicで「地球を大切にするなら泊まりたい場所50選」に選ばれて有名になったらしい。

私はあまり地球環境の保護とかに無頓着な人間なので、単純に秘境の地にあるホテルということで行くことにした。
と言っても物凄い人気のホテルなので、4ヶ月以上前から予約していた。

ホテルへの行き方

ホテルへはサパ市内からのシャトルバス利用をオススメする。
サパ発のシャトルバスは1日2便で、10時発と13時15分発。
私は13時15分発を利用したが、10時発の利用をオススメする。
早く着いて少しでも長い時間滞在した方がお得だからだ。

シャトルバスで1時間ほどかかるので10時発なら11時ごろ着だろうか。
部屋に入れなくても、ゆっくりランチを取ればすぐにチェックイン時間の13時になる。

寝台列車でラオカイ駅に着いたら、タクシーで移動して8時ごろにはサパ市街に着く。
軽く朝食を取ったらちょうど良い時間だろう。
これがオススメのモデルプランだ。

市内にホテルのオフィスがあるので、そこに向かいシャトルバスに乗る。

私が旅行した時は連休のため酷い渋滞に巻き込まれてしまった。
特に途中でトラックが路肩のぬかるみにはまり込んで動けなくなってしまい、ギリギリ離合できるような場所だったので、みな恐る恐る通り抜けていた。

道は粘土質なのでかなりぬかるんでいた
今にも倒れそうなので、木で支えを作っていた

そんなトラブルに巻き込まれながらも、着いてしまえば綺麗に忘れ去ってしまうぐらいの爽快感。
今となっては良い思い出の一つ。

ホテルでの過ごし方

このホテルの1番の名物はInfinity Poolだろう。
日本国内ではまだ知名度が無いかもしれないが、海外では結構人気のあるInfinity Pool。
外縁が無いように見える設計をしていて、プールの向こうの景色との一体感が楽しめる。

朝方のプール
夕方のプール

温水なので気候に左右されず楽しめる。
特に朝方は人も少なく、ゆっくり寛げた。
プールサイドで寝そべって過ごすのも良いだろう。

プールサイドにはベッド

その他にスパやマッサージ、アクティビティもあるが、個人的には避暑地としてゆったり過ごすのがベストだと思う。
恐らくハノイ市街より5℃以上低いはずで、汗もかかずに過ごせる。

感想

『地球の歩き方』では部屋でインターネットが繋がらない、Wi-Fiはラウンジだけ使用可と書いていたが、4G回線がほとんどの場所で繋がるし、Wi-Fiは部屋でも使えた。
昔はかなり真面目にエコリゾートを目指していたのだろうが、現在のトパスはだいぶ様変わりしている感じがする。

山の上にわざわざホテルを作ることが地球環境にとって良いとは思えないので、割り切って過ごしやすい避暑地を目指してくれれば良いと思う。
そういう点では最高のホテルだったと思う。
夏でも涼しくて過ごしやすかったし、静かでゆったりとした時間を満喫できた。

夕暮れ時のホテル
ライトアップされたプール
夕食後の散歩
朝顔はベトナムでは珍しい気がする
昔はここも棚田だったのかな…

ホテルからサパに戻って、ハノイ行きのバスに乗って帰る。
途中渋滞もあったため、ハノイまで7時間半もかかった。
サパ近くに空港を建設する計画もあるが、そうなると今以上にサパは観光客で溢れかえることになるだろうし微妙なところ。

ホテルまでの道中、立派な橋が建設されていた(ちょうどトラックが立ち往生してたところ)
子供たちが花を摘んでいる

いいなと思ったら応援しよう!