見出し画像

ディスカッション「2021年度に開催した14つの企画たち」

2021年6月にはじまったDance Sharesもいよいよ最終回となりました。3月29日の夜7:00、zoomにて。メンバーは関西県外の方も多いため、最終回はできるだけ参加できるようにとオンラインで行いました。

2021年度の企画は、メンバーの提案によって、稽古方法の交換、オープンスタジオ、公開リハーサル、実演会や練習会、また多様なテーマにまつわるディスカッションの場を開く、などなど…様々な方法でシェアすることを試みました。この日は企画提案者とともにこれら企画たちを振り返り、その後はとくに話しの最終地点を定めることなく、集まった人たちで話す時間をつくりました。


【2021年度、実施した14の企画】
・とにかくディスカッション
・稽古の交換
・ふんわり作品シェアお話し会Vol.1
・ディスカッション「集まるということ」
・自分自身でからだを観察するための稽古会
・ふんわり作品シェアお話し会Vol.2
・CEC企画「実験即興会オープンスタジオ」
・コンテンポラリーの視点から考える日本の古典舞踊
・Umishitagi 3rd GIG「公開リハ&お話し会」
・CEC企画「生き様発表会」
・ふんわり作品シェアお話し会Vol.3
・複数人での即興練習会
・複数人での即興練習会2
・ディスカッション「2021年度の14つ企画たち」


この日の参加者から、
「アーティストが自分自身のために他者を巻き込んでいく」
「提示するだけではなくシェアすること」
「対話する時間が多くあった」
などの声が聞こえました。他にも「制作途中に他のアーティストを招き入れ、意見をもらう機会があってもいいと思えた」や、企画提案者から「ここではじめたことを続けられそう」というような声もありました。

これまでコレクティブ・メンバーになった人は約70名ほどで、こんなに沢山の人が参加したことが予想外で嬉しい驚きでした。また同時に、ダンスを専門とするアーティストたちが、ダンスの名のもとに集える機会に飢えているのかもしれないとも感じました。メンバーはそれぞれの理由と経緯で参加し、参加後も各々DanceSharesとほどよい距離感を自身ではかってもらうように声をかけていましたが、参加したい企画があったけどスケジュールが合わなかったり、遠方に住まいがあったりと思ったより参加できなかったという声も…。企画のある日に集うだけではなかなか物足りない方もいたんじゃないかと思います。

私個人としては、実世界で一同に集まることができたなら、早々と枠を外れて次の事が起こっていくんじゃないかと妄想したりもしました。もしかしたら見えていないだけで、どこかで次の展開がはじまっているのかもしれません。ただ、実世界で集まることができたとしても、アーティスト達が何かひとつにまとまることがないだろうと思っていたし、私自身も何かにまとめられるのはまっぴらごめんだと感じていたので、バラバラで凸凹なままで在れたのは良かったなと感じています。

企画提案者の方々には、この場で責任を受け取り、試行錯誤のうえシェアしてくれたことに改めて感謝します。そして、参加してくれた皆さん、ご協力いただいた皆さん、ありがとうございました。名前は変わるかもしれませんが、続く動きがどこからかはじまると思います。どうぞご期待下さい♪

(内田結花)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?