1月号(№230)編集後記
県が9月に公表した巨大地震と津波の被害想定で、久慈市の犠牲者数が沿岸12市町村で最も多い4400人となることが示されました。県全体における東日本大震災の死者、行方不明者数の約5800人と比較しても、とても大きな被害であることが分かります。
市では11月中旬から下旬にかけて、市民向けの説明会を計4回開催しました。そこでは被害想定の調査結果や新たに見直しを図った地区ごとの避難所などが示されました。
さらに、高精度な地形情報が得られたことにより新たに追加された土砂災害が発生するおそれのある場所についても紹介されました。今回追加されたのは市内122カ所ですが、これからさらに測量が進めばより多くの場所が追加される可能性も。海や川から離れた場所でもがけ崩れ、土石流、地すべりの危険性があり、家族の行動範囲と照らし合わせてあらかじめ把握しておく必要があります。
市では災害時における避難活動の指針となる総合防災ハザードマップの更新作業を進めていて、今年度中の全戸配布を予定しています。
ハザードマップは大人だけが理解すればいいものではありません。子どもが読んでも理解できるように、写真やイラストとともに避難活動について理解できるような副読本や動画の活用も効果的だと考えます。家族や職場で正しい危機感を持ち災害時の避難について考えましょう!(新)
いいなと思ったら応援しよう!
よろしければ応援お願いします! いただいたチップは活動費に使わせていただきます!