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うさぎちゃん -6-

目が合うのだ、目が。

うさぎちゃんがタバコを吸いに来る時、たまたま私が先にいると、彼女は私に視線を送ってくれるようになってきた、あくまで、そんな気がする。

あ!うさぎちゃん。。キタ。。

当然、私の目は彼女に釘付けで、情けないことに笑顔を作ることすら出来ない。ひたすら彼女をガン見するという最低な所作がせいぜいできること。せめて会釈でもできればといつも後悔する。

うさぎちゃんは、当初私の存在を認めてくれず目が合うことすらなかった。が、最近はどうかと言うと、下手をすれば私が話しかけるきっかけを与えているかの如く目が合ったら離さない。

それって、ガンをつけられてるってこと?「何ジロジロ見てんだよコラ」的にカラまれるのであれば、それは甘受したいのだが、数秒間目が合った後、パッと目をそらされる。

「意気地なし」 そう言われている気分になる。

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