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「君たちはどう生きるか」見た
とりあえず引退宣言→撤回作は劇場で見てるので見ました。「君たちはどう生きるか」。
見た直後の感想を適当に書いていきます。
・火事の表現すごい
冒頭の火事→母親を助けにいこうとするシーン、色々揺れているのが主観的でもあり、心理表現でもあり。臨場感もあってすごかったです。
・声優としてのキムタク好き
キムタクの作品そんなに見てないんですけど(多分……テレビドラマを基本見てないのでほとんどの人を見てないことになる)ハウルの声も好きなんですけど、今回の父親の声も好きでした リアルの色気のある男の声ですね。
・性的表現などが割と生々しいですね……
キスのねちゃ……みたいな音、これまでのジブリ作品にありましたっけ?風立ちぬでもあったっけ……?
キスだけじゃないんですけど、なんか今回は「欲望が……出ている……」となりました。
というか一緒に来ていたおばあが異世界で気っぷのいい強い女になって助けてもらって最後には抱きつくところで「おっ……癖が出てるな?」と感じたんですけど、
お母さんが少女になってヒロイン役(アオサギもひゃあ!みたいな感じの動きしてたし、恋愛関係っぽい描きということでよさそう)というのはもう完全に「今までは色々隠していたものをあらわにしました」と感じました。庇護してもらいたいしヒーローとしても扱ってほしい!
あと父親が若干ジブリ文法での「悪者」「敵役」みたいな脂ぎった濃いめの男になってるのもウワーとなりました。引いてないです!素直になったか!?と思っただけです!
母親という恋人を先に奪っているという時点で父親は敵にならざるを得ないので……それはそう……。
・ナツコさん
なんかツイッターでちらっとみた感想で「ナツコさんがあっさり後妻に入ってるの違和感ある」というのを見て……もう戦争物あるあるというか昭和初期らへんの「夫が亡くなったのでその弟のところに嫁ぐ」「母親が死んだので妹を娶る」みたいな表現は当たり前に通じなくなってるんだな……と感じました。
それはそれとしてナツコさん、まあ普通に妾の立場だったんだろうなとは思いましたが。(流石に仕方なく……じゃなくてしっかり父親があの場所で生活してるし恋愛してるし 主人公の息子は初めて行く土地なのにな)
・主人公が自分の頭切ったやつ
学校に行きたくない&父親やナツコさんの気を引く試し行動だったのかなーって
・主人公は母親に似てる話がめちゃ出てるね
母親似だーとかきれいな顔と言われているので主人公は美男子らしいです。ナツコさんがじっと実の姉に似た義理の息子の顔見てるのは……良……と思いました。ナツコさんは姉に何を思っていたのか(元々コンプレックスとかあったのかなーとか、好きな男の嫁なんだよな……と思ったりとかしてたのかな?)
・産屋は本当に産屋か???
墓っぽくもあり、劇場っぽくもあり
あそこにいることを望んだとされるナツコさんのこと……私気になります……!!
思いついたらまた適当に書きます
主人公がキリッとしつつも悪意ある人間であると自覚してるのとかよかったですね 醜く描くわけにはいかないか……