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プラモって実は結構…

安価な趣味だと思われてそうだけど、プラモデルって実は昔からずっと結構値が張る趣味だったと思う。

こんな明るくて雰囲気のいいプラモ作ってる環境ってあるんだろうか?

こんな風にプラモとか多く揃えてやれる環境ってあんまりなかったと思うし、何よりこう言うのって部活でもなかなかできなかったんじゃないかって思ってもいる。もう富裕層の良家の子女の趣味っぽく感じてしまう。
一方で駄菓子屋プラモとか、適当に作って爆破させて終了とか言う今日日のお行儀のいい人たちが聞くと発狂しかねないことも割とあった。
むしろ駄菓子屋プラモとか根気入れて作るとなると工具だ接着剤だと量だ何より技量だで一気にコストが跳ね上がる。
そして下手をしたら変わり者扱いである。
安価なプラモを箱の作例レベルに仕上げようとすると実は結構難しいなんて話があったり、そんなことするのなら値が張りそうなのを買ったらどうだと言われたりする。
気楽に作れて安価なSDガンダムのプラモとかが、実は本気で作ろうとすると非常にハードな代物なんてのは結構知られてたりする。
BB戦士の武者頑駄無(確か300円)が買ってみたら成型色が赤と白なのに愕然としたのも良い思い出で、むしろ『天と地と』コラボの信玄頑駄無(400円)の方に有効すぎると思う成型色だった。
現在のガンプラ界隈での「HG(ハイグレード)だから~」なんて言葉を聞くと、「昔はそれ以下の成型色だったんだよ」と幾度と無く思う。
プラモひと箱だけで完結するでなく、工具とかの金もかかる、接着剤だ塗料だなんだで結構かかるとなると、下手したら青天井で、作ったのを他人が見て酷評なんてされたらどうなることか。
塗装だ工具だ不要と言うプラモデルが出ても、やはりプラモデルやってる人は塗装だ何だしてしまう。故にカネがかかる。
昨今はプラモデルそのものが値上げしているから、子どもの小遣いで買えないのではと思う。と言うか、買いたくても買えるかどうか怪しいし。
買って失敗したら終了なのでリスクも高い。
そりゃ間口が狭くなるわなあ。
それを踏まえてもやり続けていく内に金だ時間だ費やしていって、色々言われたりしていく内に偏屈になりかねない。
で、完成品はプラモデルより値は張るけど苦労苦悩すっ飛ばして目当てのものが手に入る。
プラモデルとしての解釈、完成品としての解釈の違いを見てみたいなんて買う人もいるけど、大抵はどちらかの選択になる。
そんなこんなで完成品一択の人の中にはプラモデルを選択した側を偏屈だ貧乏人だと馬鹿にしたり、プラモデル選択した人の中には完成品選択した側をいけ好かないとか面倒臭がりと馬鹿にしたりする。
プラモデルやってる人達には完成品側に対しての時として発露する劣等感や対抗心が存在し、そんな彼等はプラモデルが高いと言う人達を貧乏人と馬鹿にしたりする。そしてプラモデル作る趣味を貧乏人の趣味と言われていると被害者意識を持つ人もいる。
実は結構値が張る趣味なんだけどね。
そもそも趣味なんて青天井なんで、折り合いつけないと身が持たないもんだし。
マイペースで、程々が何よりでしょう。


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